1955年に初代モデルが発売され、2018年6月に15代目がデビューしたトヨタの高級セダン、クラウン。
14代目まで「ロイヤルシリーズ」と「アスリート」の2系統に分かれていましたが、15代目からは外観イメージをほぼ統一し、標準モデルとRSという名称に変更しました。
また、この15代目はトヨタが推し進める「コネクティッド」という通信技術を採用しています。
フルモデルチェンジ後は値引きのガードが固かったクラウンですが、買い替えの需要が一巡したことにより徐々に値引きが拡大しつつあります。
ここでは、そんなクラウンで大きな値引きを狙う方法をご紹介します。
クラウンの値引き額を大きくしたいなら、当然、ディーラーとの値引き交渉がかなり重要となってきます。
とはいえ、ディーラーとの値引き交渉などどう進めればいいのか分からない…という方も多いかと思います。
しかし、クラウンには値引きを引き出すためのコツが存在し、そのコツを知っておくだけでスムーズに値引き交渉を進めることができるのです。
ここからは、クラウンの値引き交渉のコツについて詳しく解説していきます。
まずは、クラウンとライバル車に価格競争をさせましょう。クラウンのライバル車として挙げられるのは、下記の車です。
重要なのは、クラウンとライバル車との間で本気で悩んでいるんだな、とディーラーに思わせることです。そのためには、クラウンにはないライバル車の強みをリサーチしておく必要があります。
「クラウンをいいなと思ってるんですが、走り心地や内装の雰囲気はCクラスに惹かれていて迷っています」などと、ライバル車の強みをアピールすることで、
ディーラーに値引きで勝負するしかない!と思わせることができます。
ここで「Cクラスは総額〇〇円でした。でもクラウンもいいなと思っているので、もしクラウンが△△円になればクラウンに決めます」と希望金額を提示しましょう。
値引きをすればクラウンに決めてくれるかも?とディーラーに思わせるようなギリギリのラインを攻めることがポイントです。
また、クラウンとライバル車を競合させる上でのポイントは、購入を考えているクラウンのグレードと同グレードのライバル車を競わせるということです。
あまりにも的外れなライバル車をぶつけてしまうと、ディーラーは相手にしてくれない可能性があります。標準のグレードにはベンツ、
スポーツ色の強いRS系にはBMWなどといった風に、きちんと競合できるようなライバル車を選定しましょう。
注意ポイント
レクサスISをライバル車として選ぶ場合は、トヨタ店が経営していないレクサスを選ぶようにしましょう。
〇〇トヨタ株式会社などが付いているレクサスは、クラウンと同じトヨタ店なので競合させることができません。
クラウンとライバル車を競合させたものの、そこまでの値引きが出なかった方やもっと大きな値引きを狙いたい方は、
クラウン同士に価格競争をさせましょう。
クラウンはトヨタ店のみでの取り扱いとなります。トヨタ店は基本的に各都道府県に一社しかないため、
同じ県内のトヨタ店同士を競合させることはできません。同じ経営元のディーラーは顧客情報を共有していることがほとんどで、
値引き交渉を行えないためです。しかし、都道府県が異なれば基本的には別経営となるため、同じトヨタ店同士でも競合させることが可能です。
行ける範囲であれば、隣県まで足を運ぶことをおすすめします。
注意ポイント
2020年5月から、トヨタ系の4つの販売会社が統合して「トヨタモビリティ」という1つのディーラーに統合されました。
これまでのように車種ごとに別のディーラーへ商談に行く必要はなくなりましたが、トヨタ車同士の競合が難しくなりました。
しかし、「トヨタモビリティ」という一つの名前になっても、経営母体が異なる場合は競合させることが可能です。
経営母体についてはトヨタのホームページなどで調べることができるので、トヨタ車同士の競合を考えている場合はリサーチしておくようにしましょう。
クラウンに限らず、新車には値引きが緩む時期というものが存在します。
それが、1月中旬~3月末までの年度末決算期、8月中旬~9月末までの中間決算期の年に2回ある決算期で、この時期には決算セールが開催されます。
決算期、ディーラーはメーカーから課せられたノルマを達成するために販売台数を稼ぎたい状況となり、値引きが緩む傾向にあります。
クラウンは、フルモデルチェンジから1年以上が経過したことでこれから徐々に販売台数が落ち着くこともあり、決算期での大きな値引きが期待できます。
また、この決算期を狙って値引き交渉を行うメリットは他にもあります。新型発売直後は値引きのガードがかなり固い、
ライバル車となる輸入車の値引きの恩恵も受けることができるのです。この輸入車も、決算期には50万円以上の大幅な値引きが行われるケースがあるため、
値引き額が大きく出た輸入車の見積もりを引き合いに出してクラウンの値引き交渉を行うことで、クラウンでも大きな値引きを期待することができます。
ここまで、値引き額を大きくすることでクラウンの購入費用を抑える方法についてご紹介しました。
しかし、クラウンの購入費用を抑える方法は、値引きだけではありません。
今乗っている愛車をできるだけ高い値段で売ることができたら、その分をクラウンの購入資金に充てることができますよね。
ここからは、愛車を高値で売る方法について詳しく見ていきましょう。
乗り換えでクラウンの購入を考えている方の中には、今乗っている愛車をそのままディーラーへ下取りに出そうと考えている方も多いかと思います。
これからクラウンの値引き交渉を行う中で、ディーラーから「これ以上の値引きは厳しいですが、その代わり下取り額を〇〇円上げるのでそこで調整させてください」と言われることがあるかもしれません。
下取り額が上がればクラウンの購入費は抑えられることになるので、実質値引きをされたように感じますよね。しかし実はこれ……損をしているかもしれません!
ディーラーは、実際の中古車市場の相場よりもかなり低い金額を下取り額をして提示してくることがほとんどです。
ディーラーには中古車を買い取った後の販路が少なく高価買取が難しいことや、新車の値引き交渉の中で大きな値引きを行ってしまったとしても、
下取り額を低く見積もることによってその分の利益を回収することができるなどといった理由があるためです。
つまり、下取り額を上げてもらっても、その下取り額がまだ中古車としての適正な価格に届いていないこともありえます。
これでは、せっかくクラウンの値引き交渉を頑張って最大限の値引き額を出せたとしても、意味がないように感じてしまいますよね。
実際に乗り換えで新車を購入する人の約7割がディーラーへ下取りに出すと言われているので、これは大きな落とし穴です。
では、損なく愛車を売るためにはどうすればいいのでしょうか。
愛車を高値で買い取ってもらうためには、中古車買取店に買い取ってもらうことが一番です。
中古車買取店は、中古車市場の相場を見た上で愛車に適正な価格を付けてくれます。また、中古車を買い取った後の販路が豊富なため、
その後の再販をスムーズに行うことが可能となり、高価買取へとつなげています。
ではいざ、中古車買取店へ査定に出してみよう!と思っても、数ある中古車買取店からどこを選べばいいのか迷いますよね。
そんな方におすすめしたいのが、無料一括査定サービスの利用です。無料一括査定とは、その名の通り無料で複数社から査定をしてもらえるサービスです。
一目でどの中古車買取店が高値で買い取ってくれるのかを判別することができるため、一社一社をリサーチする必要がありません。
しかし、この便利な無料一括査定の利用には、一つ注意点があります。それが、複数社から一気に電話がかかってくることがある、ということです。
この電話への対応が可能で、一社一社ときちんと価格交渉ができるのであれば、これはむしろ買取価格アップにつながるチャンスのため問題はありません。
しかし、電話が鳴り続けるのは困る…という方もいますよね。そんな方には、カーネクストをおすすめします。
全国対応のカーネクストは、無料査定フォームに必要項目を入力するだけですぐに査定額を知ることができ、さらに詳しい査定額を知りたい場合も、
訪問査定ではなく電話での査定で完了するため、気軽に査定をしてもらうことができます。
また、カーネクストは、日本車の需要が高まっている海外に独自の販路を持っていることで、高価買取を実現しています。
一度、査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
最後に、クラウンのリセールバリューについてご紹介します。
クラウン購入時、いくつかのポイントに注意しておくだけで、クラウンのリセールバリューを高くすることができます。
そのポイントとは一体どんなものなのでしょうか。
流通台数が最も多いクラウンの人気グレードは「2.5RSアドバンス」で、次に「2.5S Cパッケージ」と「2.5RS」が続いています。 リセールバリューから見たおすすめのグレードは、一番人気グレードである「2.5RSアドバンス」です。 「2.5RSアドバンス」はその流通台数の多さなどから相場が安定しており、中古車買取店も高額な査定額を出しやすいため、リセールバリューが高くなっています。 また、4WDも売却時の損失額が少なく済むのでおすすめです。
リセールバリューの高いクラウンのおすすめカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」と「ブラック」です。
この2色は他のシルバーやオレンジ、赤などと比べると、3年落ちで20~50万円ほど高く売れます。
このようにオーソドックスなカラーはリセール時、すぐに買い手が見つかりやすい需要の高いカラーとなり相場が安定しやすいため、
リセールバリューが高くなる傾向にあります。「プレシャスブラックパール」もリセールバリューは高めですが、この2色よりは低くなってしまいます。
特にボディカラーにこだわりがない場合は、この2色を選んでおくのが無難です。
クラウンの値引き額をできるだけ大きくし、クラウンの購入費用を抑える方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ディーラーとの値引き交渉に自信がない方も、この記事の内容に沿って値引き交渉を行えば、クラウンで大きな値引き額が出せるはずです。
ぜひチャレンジしてみてください!