買取・売却

車に関するさまざまな相場。購入・売却から保険料までご紹介

車は購入から売却、保険などさまざまな相場があります。それぞれの相場を把握することは、車をお得に使用するためには大切なことです。相場を把握していれば、意思決定もスムーズに進められますし、よりお得な選択肢も選べます。車に関わるさまざまな相場を把握して、上手に各種手続きを進めましょう。

車の買取価格の相場

車の買取価格には相場があり、適正価格で売却するためには、相場を把握することが大切です。相場を知らなければ、不当な価格で買いたたかれる可能性もありますし、場合によっては大損をすることもあります。売却時に損をしないためにも、買取相場がどのように決められているか知っておきましょう。

年数が経つほど下落する

買取価格を決める上では、年式は重要なポイントであり、1年古くなるごとに買取価格は下落します。毎年1月1日を迎えるごとに、年式は1年ずつ加算され、5年で約半額、10年でほとんど価値がなくなると考えられています。これは車の一般的な寿命が10年と言われているからです。 車は使わなくても経年によって劣化しますので、古いものほど劣化が進んでおり、価値は下がるので注意しましょう。

人気車であるほど高額になる

買取価格は車の人気によっても左右され、人気車ほど高価買取が期待できます。人気を決める要素はさまざまあり、特に重要なのがボディタイプ、モデル、カラーなどです。ボディタイプとしては、軽自動車やミニバン、SUVなどが人気であり、モデルは最新の現行モデルが高く売れます。 年式が新しい場合でも、モデルチェンジによって最新モデルでなくなると、それだけで価値が下がるので注意しましょう。また、カラーは黒や白、グレーなどが人気であり、一般受けしづらい派手な色はマイナスになることも多いです。

走行過多はマイナスポイント

走行距離も買取価格を決める重要なポイントであり、走行過多はマイナスポイントになります。走行距離は年式との関係が深く、1年で1万kmが基準とされています。これを超えた場合、走行過多とみなされ評価を下げられてしまうので注意が必要です。 ただし、走行過多の車であっても、海外であれば高く売れることも多いです。海外では走行距離はそれほど重要視されていませんので、走行過多の車を売るなら、海外への販売ルートを持つ業者を選ぶとよいでしょう。

車の下取り価格の相場

車の売却方法としては、買取だけではなく下取りもあります。下取りは新車の購入を前提とした売却方法であり、古い車を引き取ってもらい、その金額を新車の購入代金に充て、割引してもらう方法です。同じ売却でも、買取と下取りでは相場が異なりますので、下取りならではの相場や基準を知っておきましょう。

メーカーごとに下取り額の基準がある

下取りはディーラーへの売却方法であり、メーカーごとに下取り額の基準があります。下取り価格は「イエローブック」という基準をもとに決定されており、詳しい査定の基準などは、関係者以外知ることはできません。メーカーごとに基準は決まっていますので、どのディーラーで売却しても価格は基本的に同じです。

3月は下取り額が高くなる

買取と下取りでは、買取のほうが査定額は高くなりやすく、少しでも高値で売りたいなら買取がおすすめです。しかし、下取りでも3月に売却するなど、時期を選べば高く買い取ってもらえることもあります。3月は多くのディーラーが決算期を迎える時期であり、決算までに業績を上げたいと考える業者は多いです。 さらに新生活に向けて車の購入を考える人も多く、市場全体の需要も高まるため、在庫を確保しようと積極的に下取りをおこないます。同じ車でも、時期によって下取り価格が異なることもありますので、上手なタイミングを狙って下取りに出すのがおすすめです。

車のローンに関する相場

車は新車でも中古車でも高額になることが多く、現金一括で購入するのが難しい場合も多いでしょう。そこで考えたいのがローンを組んで購入することですが、ローンにもさまざま種類があります。ローンの返済額や金利などの相場を知って、上手にローンを組みましょう。

返済の年額は年収の25%以下

車の購入額は、年収の50%以下が妥当と言われており、返済の年額は年収の25%以下が目安です。購入額や返済の年額が高くなりすぎると、支払いが苦しくなるので注意しなければなりません。ローンの契約期間はさまざまですが、基本的には5年程度になると考えましょう。 ローンが長いほど返済の年額負担は減りますが、その分金利が高くなり、必要な費用が高くなるので注意が必要です。

金利は固定か変動かによって変わる

ローンの金利は固定か変動かによって変わり、どちらを選ぶかが重要です。固定と変動、どちらがよいかは一概には決まっていませんので、その時々の状況に応じて使い分けることが大切です。また、金利については利用するローンによっても異なり、銀行系は安く、ディーラーなど販売店が提供しているローンは金利が高く設定されています。 銀行系であれば、低金利でローンが組めますが、審査の基準が厳しく、審査が通るまでに時間がかかることも理解しておきましょう。

車の保険に関する相場

車をより安全に使用するには、保険への加入がおすすめです。任意保険の場合、必ずしも加入が必須なわけではありませんが、いざというときのためには、加入しておいたほうが安心でしょう。保険についてもさまざまな相場がありますので、それらを知っておくことが大切です。

任意保険は年代によって相場が違う

任意保険の保険料の相場は年代によって異なり、運転が未熟な20代だと保険料は高めに設定されています。30代以降になると、運転に慣れている人が多いことから、事故のリスクは低いと判断され、保険料は割引されます。 ただし、60代以降は、判断能力の低下などによって、事故の確率が上がるとして保険料が高くなるので注意が必要です。

車両保険は設定によって変動する

車両保険は、設定によって相場は大きく変動するので注意しなければなりません。設定の範囲は幅広く、場合によっては年額にして数万円単位で変動することもあるので注意しましょう。また、保険を適用すれば等級がダウンし、保険料は割高になってしまいます。 車両保険を使用する場合は、保険料の増加も視野に入れて、本当に使っても損をしないか考えておくことが大切です。車両保険は保険料も高額であるため、加入率は50%以下とそれほど高くないと言えます。

相場を参考に自分に合った車を選ぶことが大事

車を購入する際には、さまざまな相場を把握しておくことが大切であり、相場以上の費用をかけないことが大切です。相場を正しく把握しておけば、適切な価格で費用を負担できますので、相場を知って自分に合った車を選びましょう。

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