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軽自動車での事故は本当に普通車よりも危険?安全性の高い車の選び方

軽自動車は安全性に疑問があるイメージ

軽自動車は小回りが利くため運転しやすい反面、車体が軽いため事故による危険性が高いとイメージされやすいです。安全性が疑問視されることが多く、少しでもリスクを減らすために普通自動車を買う人もいるでしょう。 しかし、軽自動車は本当に危険と言えるのか、実情はあまり知られていません。イメージだけで車を選ぶのではなく、実際に安全性はどれくらいあるのかを知り、軽自動車購入の際に役立てましょう。

軽自動車の事故死亡率は他の車と変わらない

軽自動車=事故による危険が大きいとイメージされがちですが、実は事故による死亡率は、他の車とほとんど変わりません。そもそも車の事故は発生時のパワーが大きくなりやすいため、どのような車でも危険度は高いです。 事故を起こした際にどれくらいの被害が出るかを考えることも大切ですが、そもそも事故を起こさないよう安全運転を徹底することも大切です。事故死亡率の詳細を知り、軽自動車の安全性をさらに深堀りして理解しましょう。

相互事故での死亡率はわずかに高い

事故全体の死亡率は、軽自動車が0.26%、普通自動車は0.22%であり、車両同士がぶつかる相互事故の場合、軽自動車0.22%、普通自動車0.19%です。全体と相互事故、ともに軽自動車のほうが死亡率は高いですが、それほど大きな差ではありません。 相互事故で軽自動車の死亡率が高いのは、車体の軽さが原因です。車同士がぶつかると大きな衝撃を生み、軽いほうが飛ばされ、大きく損傷します。同じスピードでぶつかった場合でも、外からの力の影響を受けやすいのは重量の軽い軽自動車のため、相互事故には特に注意しなければなりません。

単独では普通自動車の死亡率のほうが高い

単独事故の死亡率だけを見た場合、軽自動車4.47%、普通自動車4.51%と普通自動車のほうが死亡率はやや高いです。これも車体重量が関係しており、壁やガードレールなど、固定されたものにぶつかった場合は、重量が軽いほうが被害が小さくなります。 固定されたものにぶつかる場合、「車の重さ」と「速度」が事故時に発生するパワーです。同じ速度でぶつかっても、重量が軽い分、全体のパワーは少なくなるため、軽自動車のほうが安全性は高いと言えます。

軽自動車の事故に対する安全性とは

軽自動車と事故の関係を知るには、さらに詳細まで安全性を知る必要があります。軽自動車の安全性はどのように保たれているのか、また、本当に安全と言えるのかを知ることが、より深い理解に繋がるでしょう。軽自動車は運転しやすく、コストも安いため、誰もが買いやすく、使いやすい車です。 安全性に疑問が残るからといって、イメージだけで購入を断念するのはもったいないため、正しい知識を付けて安全性を細部まで把握しておきましょう。

普通自動車と同じ安全テストをしている

車は販売される際には安全テストを実施していますが、この内容は普通自動車も軽自動車も同じです。それぞれ同じ内容、同じ評価方法でテストをしているため、軽自動車だけ安全性に疑問が残るというわけではありません。 安全テストの結果次第では、普通自動車も事故によるリスクは高くなるため、購入時には必ず確認が必要です。また、安全テストの評価が高いなら、軽自動車でも事故によるリスクは低いでしょう。

車体は衝撃吸収する設計

軽自動車は事故を起こすとすぐに壊れるとイメージする人も多いでしょうが、これは衝撃吸収を考えた設計によるものです。普通自動車に比べて、軽自動車は事故で大破することが多いですが、これは車体が壊れることで衝撃を吸収し、中にいる人間を守る設計になっているからです。 ぺしゃんこに壊れやすいから危険なのではなく、車体が壊れやすいからこそ、人間への被害も少なくできることは理解しておきましょう。

車体の軽さが危険でも安全でもある

車体の軽さは軽自動車ならではの特徴ですが、これは安全と危険、両方の要素を持っています。車体が軽くて安全なのは、単独事故での被害の少なさが挙げられます。車体が軽いことで事故時に発生するパワーが少なくなり、死亡事故に繋がる可能性は低いです。 また、対人事故でも普通自動車より被害が少ない傾向にあり、ケガも軽微で済むことが多いでしょう。対して危険な理由は、重量のある車との衝撃に弱いことが挙げられます。 相互事故の場合は、車体が重いほど安全性は高まるため、トラックのように大型の車と接触した場合、軽い接触でも跳ね飛ばされる危険性があることは知っておきましょう。

ブレーキ時の制動距離が少ない

ブレーキ時の制動距離が少ないことも、軽自動車ならではの特徴です。制動距離とは、ブレーキをかけてから車が止まるまでの距離で、軽自動車は車体が軽い分、ブレーキがかかりやすいです。 制動距離が少ないことで、急ブレーキをかけた際にすぐに止まることができます。他の車よりも緊急時の回避性能は高いと言えるため、事故を未然に防ぐ力は優れているでしょう。

事故に備えのある軽自動車選びのポイント

軽自動車はその特徴から、安全と危険の両方を備えています。しかし、軽自動車の中でもさらに安全性の高いモデルは存在し、危険な要素を減少させられるものもあります。より安全に軽自動車に乗りたいなら、車の選び方も重要です。事故に備えのある軽自動車はどのようなものかを知り、購入時の参考にしましょう。

後部にスペースがある

後部にスペースがある車は、衝突時の衝撃を後ろに逃がしやすく、安全性は高いです。後ろが詰まっているものは衝撃の逃げ場がなくなり、車内の人間への影響が強くなるため、危険度は高いです。安全性を考慮するなら、後部に余裕があり、ゆったりとした車内空間のあるものを選びましょう。

側面を守るエアバックが付いている

車の安全装置にはエアバックがありますが、正面だけではなく、側面も守るエアバックがついていると、さらに安心です。「サイドエアバック」「カーテンエアバック」搭載のモデルなら、事故時の衝撃を吸収しやすく、被害を最小限に食い止められるでしょう。 最初から搭載されていないモデルでも、オプションで付けられる場合があるため、安全性を考慮するなら取り付けがおすすめです。

横滑り防止機能がある

横滑り防止機能がある車も、安全性が高くおすすめです。横滑り防止機能は、横滑りを感知して、自動的に軌道を修正する機能であり、軽自動車は平成30年2月24日以降に作られた車なら、搭載が義務付けられています。軽自動車は車体が軽いため、横風の影響を受けて横滑りしやすいです。横滑り防止機能がついているとより安心でしょう。

安全のための自動ブレーキ内蔵

軽自動車はブレーキの制動距離が少なく、ブレーキ性能は高いですが、さらに安全を期すなら、自動ブレーキ内蔵モデルがおすすめです。自動ブレーキは障害物を感知して自動でブレーキを作動させるものです。 速度の出ていない場合なら事故を未然に防ぐことができ、ブレーキが間に合わない場合でも、事故の衝撃を軽減できます。完全に事故を防げるとは限りませんが、リスクは下げられるため、安全性を求めるならチェックすべき機能です。

安全性を考えて慎重に選び運転することが大事

軽自動車は事故によるリスクが高いとイメージされやすいですが、事故の状況によっては普通自動車より安全性が高い場合もあります。もちろん、危険な面もあるため、まずは事故を起こさないよう、安全運転を心がけることが大切です。 安全運転を大前提に考え、万が一の事態に備えて、事故リスクが低い車を選び、軽自動車も安全に乗りこなしましょう。

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