車を買取に出す際には、さまざまな要素で買取額が決定します。買取額を決める要素のひとつとして年式があり、高年式ほど新しい状態の車を意味します。買取においては高年式であれば有利といわれていますが、なぜ年式が高いと有利になるのか、その理由を知っておきましょう。
目次
買取で高年式の車が有利な理由
買取では高年式であるほどに有利で、比較的高値で買い取ってもらいやすいです。高年式=新しい車ですので、新しいほうが当然価値もよく、高値がつくのは当然といえるでしょう。ただし、高年式が買取で有利なのは、単に新しいからだけではありません。 新しいことに加えて、さまざまなプラスの要素があるため、業者は高値で買い取ってくれます。高年式だとなぜ有利になるのかを正しく把握して、上手に買い取ってもらいましょう。
市場価値が高い
そもそも高年式の車は市場価値が高く、需要があるため買取価格も高くなりやすいです。中古車の買取額はさまざまな要素によって決定しますが、もっとも大きく影響するのは、市場価値や消費者からの需要です。人気が高く、需要のある車であれば、価格を高めに設定しても売却できるため、業者としても高値を出してでも、積極的に買取、在庫を作っておきたいと考えます。市場価値の高さが、買取額に大きく影響することは理解しておきましょう。
故障が少ない
ひとくちに中古車といっても状態はさまざまですが、古い車だと質があまりよくなく、故障のリスクが高いと判断されやすいです。高年式の車であれば、高品質な車が多いため、故障のリスクが低いことも人気の理由のひとつです。 高年式ということは、新車登録されてからまだ間もないですし、劣化もそれほど進んでいません。車そのものの品質が高いだけではなく、使用状況などを考えても故障のリスクが低いため、有利な条件で買い取ってもらいやすいです。
海外で需要がある
日本車は国内での需要はもちろん、海外でも人気が高く需要があります。海外では年式などは特に気にされないことが多く、きちんと動きさえすれば低年式の車でも高値で売却できることが多いです。そのため、状態のよい高年式の車であれば、さらに高い金額で売却できるため、海外に販路を持つ業者も積極的に買取をおこないます。 海外で売却すれば、大きな利益が得られますし、特に利幅の大きい高年式の車の買取に力を入れる業者も少なくありません。
走行距離が少ない
高年式の車は新車登録されて間もないため、走行距離が短いことがほとんどです。前オーナーの使い方にもよりますが、通常の中古車よりも走行距離は短い傾向にあるため、足回りの性能の劣化なども心配ありません。また、場合によってはメーカーの保証が残っていることもあり、これも買取で有利になる理由といえます。中古車ではメーカー保証が付いていることは稀ですし、これがあるだけでもかなりの優遇が期待できます。
高年式の車を高く買い取ってもらうコツ
高年式の車は買取市場では人気が高いため、比較的高値で買い取ってもらいやすいです。しかし、売りに出せば必ずしも高値になるとは限りませんし、どのように買い取ってもらうかは、きちんと考えておくことが大切です。 同じ車でも、やり方ひとつで買取金額は大きく違ってきます。少しでも高値で売るためにはどうすればよいかを知り、高年式の車をさらにお得に売却しましょう。
年式が古くなる前に査定に出す
中古車市場では年式の高い車は優遇されることが多いため、とにかく新しいうちに売りに出してしまうことが大切です。車は新車で購入し、受け取った瞬間から中古車としてみなされ、一日ごとに少しずつ価値は下がっていきます。 高年式の車でも、放っておけば当然古くなりますし、価値はどんどん下がってしまいます。少しでも高く売りたいのであれば、価値が下がらないうちに、思い切って手放してしまうことが大切です。
海外への輸出ルートがある業者を選ぶ
買取業者によって特徴は違い、持っている販売ルートなども異なります。高年式の車をより高く売ろうと思えば、海外で売るのがよい手段ですので、海外への輸出ルートがある業者を選びましょう。高年式の車は国内で売るよりも、海外で売ったほうがより高い利益になります。 利益が大きければ、当然買取金額にも還元されますので、輸出ルートを持った業者のほうが、より高値で買い取ってもらいやすいです。
付属品をそろえる
新車購入時には、取扱説明書や整備手帳などの付属品がありますが、売却時にはそれらもすべて揃えておくことが大切です。付属品がきちんと揃っていれば、新しい車としてさらに価値を見出してもらえるため、買取金額もアップしやすいです。 高年式の車も、売却する際には中古車になりますが、少しでも高値で買い取ってもらいたいなら、できる限り購入時の状態をキープしなければなりません。付属品の有無で金額が違ってくることも多いので、最初についてきたものはなくさないように大切に保管しておきましょう。
車内をきれいに掃除する
査定額アップを狙うためには、査定士からの印象をいかによくできるかも重要です。そのため、車内は綺麗に清掃しておき、大切に使っていたことをアピールしましょう。高年式でも、汚れた状態で査定に出すと印象が悪く、場合によっては汚さが原因で評価を下げられる可能性もあります。 丁寧に扱い、大切にしていた印象を与えることが大切ですので、査定前には綺麗に掃除をしておき、誰に見られても恥ずかしくない状態にしておきましょう。
高年式車を売るタイミングを見極めよう
高年式の車であれば、まだまだ問題なく使えますし、売却するのは早いのではないかと思ってしまうことも多いでしょう。しかし、車は刻一刻と古くなり、少しずつ価値は減少しています。売るときを見誤ると高値での買取は期待できませんので、タイミングをしっかり見極め、損なく愛車を売却しましょう。