買取・売却

故障車の症状別買取相場 │買取可能な業者や売却時の注意点もご紹介

故障してしまった車の修理費が高額になる場合、車の処分を検討する方も多いのではないでしょうか。しかし、故障している車でも、値段を付けて買い取ってもらことが可能です。
ここでは、故障の症状別の買取相場や、故障車を売却する際の注意点などについてお話していきます。修理をして乗り続けるよりも買取に出した方がお得になることもあるので、故障車を手放す予定の方はもちろん、修理するか手放すかを悩んでいる方もぜひ参考にしてみてください。

故障の症状別 買取相場の目安

車の買取査定は、車種、車の状態、市場での需要などによって買取価格が決まりますが、故障車の場合、故障している箇所や故障の程度なども査定の際に重視されます。ここからは、故障の症状別に買取価格がどれくらい変動するのかについて、詳しく見ていきましょう。

バッテリー上がり

バッテリーが上がってしまい、車が動かなくなってしまった場合は、チャージをするだけで復活するため、車買取価格への影響はほとんどありません。このバッテリーのチャージは安価で行うことができるので、車買取業者によっては無料でサービスしてくれるところもあります。車が動くようになるまでに特別な修復作業などを行う必要がないため、基本的には故障していない場合の買取価格とほぼ同じ金額になると考えておきましょう。しかし、中にはバッテリーのチャージに費用が発生する業者もいるので注意しておきましょう。

エアコンの故障

エアコンが故障してしまっている場合は、故障の程度によって買取価格に差が生じます。エアコンの風が出にくいなど、少し調子が悪い程度の故障であれば、3~5万円程度の減額が相場ですが、完全に動かない故障の場合、20~30万円ほどの減額となることもあります。車種や年式によってエアコンの性能は異なるため、元々の評価額自体同じではないですが、故障の程度が激しければ激しいほど、買取価格が下がってしまうことに変わりはありません。エアコンの故障が原因で買取価格が大幅に下がってしまうことがないよう、エアコンの調子が悪いと感じたら修理に出すか、長い間乗っている車であれば売却を検討した方がいいでしょう。

エンジンの故障

エンジンが故障し、動かなくなった場合も、故障の程度によって買取価格にどれくらい影響するのかが変わります。エンジンの作動時に異音がしたり、調子が悪いなどといった場合は15~30万円程度の減額となることが多いです。しかし、エンジンが動かず、完全に故障してしまっている場合は、エンジンを修理するのではなく取り換える必要があることがほとんどで、その場合は安くても30~50万円、ものによっては100万円以上かかることもあります。つまり、元の買取価格がそこまで高くなかった場合、買取価格が付かない可能性もあります。
エンジンは車の心臓部分であり、特に価値の高いパーツです。エンジンが故障してしている場合は、修理費用も高額になるため、買取価格への影響は大きくなります。とはいえ、エンジン以外のパーツなどを考慮して買い取ってくれる業者もいるので、一度査定をしてもらうことをおすすめします。

ボディの傷やへこみ

車に乗っていると、ボディの傷やへこみは避けられないですよね。軽い擦り傷やへこみ程度であれば買取価格に影響しないことも多く、減額されるとしても数万円程度であることがほとんどです。しかし、事故などによってできてしまった大きな傷やへこみの場合、数十万円程度減額されてしまう場合もあります。特に、バンパー部分はパーツの価値が高いため、バンパーに大きな傷やへこみがある場合などは、大幅な減額となる可能性が高いです。

故障車でも買い取ってくれる業者とは?

故障車を売却する場合は、買取業者をきちんと選ぶことが重要です。故障車であっても買い取ってくれる業者であることはもちろん、できるだけ高値で買い取ってくれる業者を選びたいですよね。同じ車でも、どの業者に売却するのかによって買取価格が大きく異なることもあるので、故障の状態などを見極めながら、適正な業者を選ぶようにしましょう。

中古車の買取・販売を行う業者

中古車を買い取るだけでなく、買い取った車を自社で販売している業者の場合、故障の程度が軽ければ、通常の中古車と同程度の価格で買い取ってもらえることが多いです。すぐに修復可能な程度の故障が条件ではあるものの、こういった業者は自社で修理し、そのまま再販を行うことができるため、高値で買い取ってもらいやすくなります。

廃車の買取を行う業者

中古車だけでなく、廃車の買取も行っている業者であれば、事故などで大きく損傷した車や、故障の程度が激しい車でも買い取ってくれます。廃車買取も行っている業者は、買い取った車を中古車として再販するのではなく、分解して部品を取り、その部品を再販することで利益を得ることができます。そのため、部品の状態や種類にもよりますが、廃車買取業者であれば、故障の程度が激しい車でも値段を付けてくれる可能性が高いです。
また、廃車買取を行っている業者の中でも、海外への販売ルートを持つ業者であれば、より高値で買い取ってもらえる可能性があります。故障の程度が激しい場合は、海外への販路を持つ廃車買取業者を選ぶことをおすすめします。

ディーラー

ディーラーは車を売却する場所ではなく、車を購入する場所ですが、新しい車に乗り換える場合、今乗っている車が故障車であっても引き取ってもらえることがほとんどです。しかし、ディーラーの主な業務はあくまでも新車の販売であるため、車を買い取った後の販路をほとんど持っていません。それが故障車ともなると買取価格はかなり低くなり、値段が付かないことも多いです。また、故障の程度が激しい場合は、処分にかかる費用を請求される可能性もあります。ディーラーの下取りを利用する場合は、軽度の故障車に限定した方がいいでしょう。
ディーラーの下取りを利用すれば、新車の購入と車の売却を同時に行うことができるため手間がかかりません。しかし、買取価格を期待するのであれば、下取りに出すメリットはほとんどないと言えます。

故障車を買取に出す際の注意点

故障車であっても、売却先をきちんと選ぶことで値段を付けて買い取ってもらうことはできますが、何も考えずに買取に出してしまうと、損をしてしまう可能性もあります。故障車を買取に出す際にはどのようなことに注意すべきなのか、詳しく見ていきましょう。

故障は直さずそのままで

車が故障していると買取価格は下がってしまいますが、だからといって故障を直してから売却する必要はありません。ほとんどの場合、故障していることによって減額された分よりも、修理費用の方が高くついてしまい、損をしてしまうことになるためです。また、傷やへこみなどがある場合、自分で修理してから売却することを考える方もいるかと思いますが、実はこれも要注意です。自分で傷やへこみを修理するとかえって目立ってしまう可能性があり、その場合、車買取業者が手直しをすることになるため、その分の手間や費用の分がマイナスされてしまいます。
故障している場合は減額を覚悟する必要はありますが、修理してしまうと損をすることがほとんどなので、そのまま売却するようにしましょう。

できる限りきれいな状態にしておく

故障している箇所を修理する必要はありませんが、清掃はきちんとしておく必要があります。車が汚れていると査定士からの印象が悪くなり、マイナス評価につながってしまう可能性もありますが、きちんと清掃を行い、きれいな状態で査定に出せば、車を丁寧に扱っている印象を査定士に与えることができ、プラス評価につながりやすくなります。洗車はもちろんのこと、車内に軽く掃除機をかけたり、消臭剤でニオイを消しておくなど、できる限りの清掃は行うようにしましょう。

故障車でも諦めずに査定を依頼してみよう

車が故障してしまうと、買取価格は付かないだろうから処分するしかない…と考える方は多いかと思います。しかし、売却先をきちんと選び、お話しした注意点に気を付けておけば、故障車であっても値段を付けての買取が可能になることもあります。最初から諦めてしまうのではなく、まずは査定に出してみることをおすすめします。
故障した箇所を修理して乗り続けるか、買取に出したお金を足しにして車を買い替えるかを悩んでいる方も、まずは修理費用と買取価格の見積もりをそれぞれ取り、損をしない方を選ぶようにしましょう。

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