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車の寿命の目安とは?劣化の原因や長持ちさせる方法も徹底解説!

車には寿命があり、寿命が来る前に乗り換える必要があります。しかし、まだ走れる状態の車を手放すのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、車の寿命の考え方や、車を買い替える時期の目安などについて詳しく解説していきます。

車の寿命とは?

そもそも、車の寿命とはどのように決められるのでしょうか。車の寿命の考え方や、車の寿命を意識しておくべき理由などについて見ていきましょう。

車の寿命は2つに分けられる

車の寿命の定義は明確に決まっているわけではありませんが、一般的に、自走が可能な状態である間を寿命とする「機能的な寿命」と、買取価格が付く間を寿命とする「価値的な寿命」の2つに分けて考えることができます。
機能的な寿命が続く限りは車に乗り続けることは可能であり、この寿命はメンテナンス次第で延ばすことができます。

車をお得に買い替えるために

価値的な寿命を考慮すると、買取価格の付く間に車を売却することで、損なく車を買い替えることができます。車の走行が可能な間は乗り続け、走行ができなくなるまで乗り潰すという選択肢もありますが、維持費が高くなり、メンテナンスにかかるコストがかさんでしまいます。長期的に見ると乗り換えるよりも損してしまうこともあるため、きちんと計算して買い替えの時期を見極めることが重要です。
機能的な寿命と価値的な寿命の両方を考慮し、損なく車を買い替えられるタイミングを見極めることで、お得に車を買い換えることができます。

車の寿命の目安

機能的な寿命と価値的な寿命の両方の観点から車の寿命を考えたとき、どのようなことを指標にすべきなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

初度登録年月から10年が経過した車

車の寿命を考える際、最も分かりやすいのが年式です。一般的に、初度登録年月から10年が経過すると寿命であると考えられます。車は平均、8~9年で買い換えられているため、10年使用しているということは、平均よりも長く車を使用しているということになります。初度登録年月から10年が車の寿命であると考えられるのは、10年が経過するとエンジン回りの劣化が進み、部品の交換が必要になるなど、車の様々な部分の劣化が激しくなるためです。また、機能的価値が落ちるだけでなく、経年劣化によって市場価値も大幅に下落します。
エンジン回りが故障した場合、修理代はかなり高額になることがほとんどです。また、年式が10年を超えた車は買取価格が付かなくなることが多く、買い替え時に損をする可能性が高いです。これらのことを踏まえると、車の買い替えは初度登録年月から9年目の車検前などがおすすめです。当然、機能的な寿命が続く限りは10年目以降も使い続けて問題ありませんが、13年目からは自動車税や重量税の金額が上がってしまうことは覚えておきましょう。

走行距離が10万キロを超えた車

走行距離も車の寿命を考える上での重要な指標となり、走行距離が10万キロを超えると寿命であると考えられます。走行距離が10万キロを超えた車は、エンジン回りの劣化が激しくなり、メンテナンス費用が高くなります。また、市場価値も走行距離が10万キロを超えてからグッと下がる傾向にあるため、買取価格も付きにくくなります。
近年は車の性能も向上し、走行距離が10万キロを超えても問題なく走行できる車が多いですが、より長い距離を走るためには、ある程度のコストをかけて丁寧なメンテナンスを行う必要があります。手間やメンテナンス費用などの維持費を考慮した上で、買い替えを行うかどうかを検討するようにしましょう。

車の寿命を縮める要因

機能的な寿命で考えると、車が走り続ける限り寿命が尽きることはありませんが、車がいつまで走行できるかどうかは、日頃の使い方によって異なります。ここからは、車の寿命を縮めてしまう車の使い方をご紹介します。

短い距離を頻繁に乗る

長距離での走行が多いと車に負担がかかると考えている方も多いかと思いますが、実は短距離での走行を頻繁に繰り返す方が、エンジンや電気系統などに大きな負担をかけてしまうのです。同じ走行距離を走っている車でも、短い距離を複数回走っている車と、1回でその距離を走っている車だと、1回でその距離を走っている車の方がダメージは少ないのです。これは、エンジンの始動に大きなパワーが必要になることや、乗るたびに消耗してしまうこと、走行距離が短いとバッテリーを十分に充電できないことなどが理由です。

メンテナンスを怠る

車の寿命を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスをしっかりと行う必要があります。部品の交換を怠ったり、何らかの不具合が出ている状態で修理せずに使い続けた場合、車にはさらなる負担がかかってしまいます。
車を長持ちさせるためには2年おきの車検のタイミングだけでなく、数か月に1回、可能であれば1か月に1回程度は車の状態を念入りに確認し、きちんとメンテナンスを行うことが大切です。

車の寿命を縮める運転の仕方

車の寿命を縮める要因についてお話ししましたが、日頃の運転の仕方によっても車の寿命は大きく左右されます。車の寿命を縮めてしまう運転の仕方とはどのようなものなのか確認しておきましょう。

急発進・急ブレーキ・急ハンドル

急発進や急ブレーキ、急ハンドルなどの急な動きは、車の心臓部分であるエンジンに負担をかけてしまうため、車の寿命を縮めてしまうことにつながります。これらの運転を続けていると、タイヤの摩耗や足回りの劣化にもつながり、事故のリスクも高まってしまうため注意しましょう。

停車した状態での据え切り

据え切りとは、車が止まっている状態でハンドルを切り、タイヤを動かすことです。据え切りは地面との摩擦が大きくなるため、タイヤの劣化を早める原因になります。また、単にタイヤが摩耗するだけでなく、摩擦熱が発生することによって、車全体にも負担をかけてしまいます。操作ミスをしないために据え切りをする方も多いですが、車に負担がかかってしまうことは意識しておきましょう。

車の寿命を伸ばすためには?

車の寿命を延ばすためには、寿命を縮めてしまうNG行動を避けるだけでなく、まだまだできることがあります。ここからは、車の寿命を延ばすためにできることについて解説していきます。

乱暴な運転はしない

普段から丁寧な運転を心がけることは、車の寿命を延ばす上で最も重要です。乱暴な運転を繰り返しているとその分車に大きな負担がかかり、故障や事故につながるリスクも高くなってしまいます。日頃から集中して運転し、丁寧な運転を心がけるようにしましょう。

定期点検を受ける

車には、車検以外にも12か月ごとの法定点検や任意のタイミングで受けられる定期点検があり、これらの点検をきちんと受けることが、車の寿命を延ばすことにもつながります。車は使用すればするほど劣化していいきますが、使用していない場合でも経年劣化は進んでいきます。つまり、使用の有無にかかわらず車は劣化していく一方なので、健康診断のように一定のタイミングで状態を確認し、早い段階で不具合を発見して修理することが重要です。
車の整備などに慣れている場合は自分で点検することもできますが、精密な造りの部分を細部までチェックするのは至難の業です。きちんとプロに点検してもらうことをおすすめします。

定期的なメンテナンス

車の寿命を延ばすためには、洗車などで車をきれいな状態に保つことはもちろん、部品などの消耗品の点検も定期的に行う必要があります。古くなり劣化した部品をそのまま使い続けると、車の他の部分にダメージを与えてしまう恐れがあります。部品などの消耗品の交換費用を節約しようとすると、後に大きな不具合につながり、高額な修理費用がかかってしまうことも少なくありません。消耗品の交換などの定期的なメンテナンスを行うことは、車の寿命を延ばすだけでなく、維持費の節約にもつながるのです。

暖機運転をする

エンジンをかけると車はすぐに走り出しますが、エンジンがまだ温まりきっていない状態で走行すると車に負担がかかってしまうため、エンジンをかけてから少し放置し、エンジンが温まり始めてから走行することが大切です。一度や二度ですぐ車に不具合が出ることはありませんが、何度も繰り返すことで故障の原因になることは十分にあり得ます。特に冬場はエンジンが冷えきっていることも多いため、5分程度は暖機してから運転するようにしましょう。

傷やへこみは早めに修理する

部品の劣化や故障をすぐに修理するのはもちろんですが、ボディにできた傷やへこみも早めに修理することが大切です。小さな傷やへこみであれば放置していても問題ないように感じますが、そこに雨水などが溜まると錆ができ、どんどん広がってしまう可能性があります。錆が広がると錆を落とすだけでもかなりの手間がかかります。また、錆びている部分の腐食が進むとボディ内部の部品に穴を空けてしまい、修理費用が高額になることもあります。小さな傷やへこみであっても、放置していると重大な故障につながってしまう恐れもあるため、すぐに修理するようにしましょう。

まとめ

車の寿命は明確に決まっているわけではなく、普段の車の乗り方や使い方などによって異なります。しかし、どのような場合でも、「初度登録年月から10年が経過している車」と「走行距離が10万キロを超えている車」は寿命を迎えていると言っていいでしょう。年式や走行距離などを参考にしながら、損をしないタイミングでお得に車を買い替えるようにしましょう。
買い替えで車を売却する際、年式や走行距離、車の状態によっては買取を断られてしまうケースもあります。カーネクストでは、低年式車や過走行車、故障車や不動車などでも積極的にお買取りしております。無料で査定を承っておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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