故障・修理

車の基本的なメンテナンスのやり方|愛車を長持ちさせるには

車は走行距離や使用年数に応じて少しずつ劣化が進むため、定期的にメンテナンスをすることが大切です。メンテナンスと考えると、業者に依頼しなければならないとイメージする人も多いでしょうが、実は自分で手軽に行えるものもあります。 プロに頼むべきメンテナンスももちろんありますが、自分でも積極的に行うことで、愛車をより良好な状態に保てるでしょう。自分と業者、それぞれでどのようなメンテナンスを行うのかを知り、小まめに手を加えることが大切です。

簡単に自分でできる車のメンテナンス

メンテナンスを自分で行うのはハードルが高いのではないかと思う人もいるでしょうが、簡単にできるものも存在します。確かにある程度の知識や技術がないとメンテナンスが難しい部分もありますが、それは無理せずプロに依頼しても良いでしょう。 全てプロに任せても問題はありませんが、費用が高くなったり、日常的に業者に依頼するのは手間がかかり過ぎたりします。そのため、ある程度のことなら、自分で行うことが大切です。簡単にできるものばかりのため、きちんと覚えて定期的に行いましょう。

エンジンオイルのチェック

エンジンオイルはエンジンを良好な状態に保つために重要で、これが減っていないか定期的に確認することが大切です。エンジンオイルが減っていると、エンジンの冷却が上手くいかず、オーバーヒートを起こしてしまう可能性があります。 また、エンジンに不具合があると、オイルが漏れ出していて危険な状態になっている場合もあるため注意が必要です。エンジンオイルを確認する際には、エンジンを切って停車した状態で行いましょう。ボンネットを開けるとエンジン部分があり、そこにあるオイルレベルゲージを引き抜きます。ゲージを見て、オイルの減り具合をチェックします。減っているならオイル交換をして、綺麗なオイルを必要な量入れておきましょう。

塗装の劣化を防ぐための洗車

定期的な洗車は、車の表面を綺麗な状態に保つために必要な作業です。これはゴミや汚れを取るだけではなく、塗装の劣化を防ぐ意味合いもあります。洗車をすることで車表面を清潔に保つことができ、錆による腐食の発生も抑えられるでしょう。 結果的に塗装を守ることに繋がり、綺麗な状態を長持ちさせられます。ただし、洗車はやり過ぎると逆効果で、洗ったことによってできる洗車傷には注意しましょう。 洗車をすると細かい傷が発生することも多いため、大体1カ月ごとくらいのペースで行うのがおすすめです。また、洗車時に合わせてワックスがけもしておくと、塗装を守る意味ではより効果が高まるでしょう。

フロントガラスの汚れをとるウォッシャー液の補充

ウォッシャー液は見逃しやすいポイントのため、数カ月おきにチェックすることを覚えておきましょう。ウォッシャー液は使用していると当然なくなりますが、それだけではなく時間の経過によって蒸発して減っていきます。 いざ使う時に空になっているということもあるため、数カ月程度で一度中身を確認しておきましょう。減っている、あるいはなくなっている場合は、補充して対処します。 また、ウォッシャー液が十分にあっても、あまりに古いものを使用していると、劣化して汚れが落ちなかったり、反対に汚れが付いてしまったりします。古くなりすぎないうちに交換することも大切で、2~3カ月程度を目安にしましょう。

視界を守るワイパーのゴム交換

ワイパーも経年によって劣化するため、ある程度使用したならメンテナンスが必要です。しかし、ワイパーを丸ごと取り換えるのは費用が高く付くため、自分で行うならゴムだけを交換するのがおすすめです。ゴム交換だけなら比較的安く、定期的なメンテナンスにしても負担は少ないでしょう。 交換はやや面倒ですが、慣れるとそれほど難しくありません。ワイパーのゴムが劣化していると、拭き残しが出やすくなり、視界を確保しづらくなります。 天候不良の時はただでさえ事故発生のリスクが高まり、ワイパーがきちんと機能していないと、さらに危険性は増してしまいます。思わぬ事故を防ぐためにも、少しでも拭き残しがあると感じたなら、素早く交換したほうが良いでしょう。

タイヤのチェック

タイヤのチェックも、日常的なメンテナンスでは重要です。自分でメンテナンスをする際には、空気圧と溝の深さを見ておきましょう。空気圧は空気圧計を持っているなら自分でチェックできます。空気が減った状態だと、走行性能が落ちたり、パンクの危険性が高まったりするため注意が必要です。 空気圧計がない場合は、ガソリンスタンドで測ってもらうと良いでしょう。空気圧のチェックだけなら、無料でやってもらえます。タイヤの溝のチェックは非常に重要で、溝が減り過ぎていないかは必ず確認しましょう。 タイヤは使用環境によって劣化のスピードが大きく変わるため、走行距離が長い人ほど定期的なチェックが必要です。溝がなくなってくると、スリップサインというマークが出るため、これが出たなら速やかに交換しましょう。

定期的にプロに依頼したいメンテナンス

車のメンテナンスは自分で行うことも大切ですが、素人作業ではやはり限界があります。そのため、より質の高いメンテナンスを求めるなら、プロに依頼するのがおすすめです。 プロに依頼すると、自分で行うよりも費用はかかりますが、質は確かで、愛車もより長持ちさせやすいでしょう。プロに依頼する場合でも、定期的に行うものなら、それほど費用がかからないものも多いです。

車の加速に必要なギアオイルの交換

ギアオイルは車の加速に関係する部分で、2年に1度くらいのペースでの交換がおすすめです。必ずしも交換しなければならないわけではありませんが、定期的に替えているほうが、走行性能は高品質に保ちやすいでしょう。交換は3000円程度でできるため、車検のタイミングで他のメンテナンスとまとめて行うのもおすすめです。

ブレーキの効きをよくするブレーキオイルの交換

ブレーキオイルはブレーキの効きに影響するため、定期的に交換しておかなければなりません。交換していないと効きが悪くなり、事故を招く危険性もあるため注意しましょう。基本的には、車検のタイミングでの交換で問題ありません。費用は5000円程度のため、必ず交換することが大切です。

エンジンを冷やす冷却水の追加

エンジンの冷却を司るのはエンジンオイルだけではなく、冷却水も同じ役割を担っています。冷却水が減っているとエンジンが熱を持ちやすく、オーバーヒートを起こしてしまうため、定期的に追加することが大切です。 これも基本的には車検ごとのタイミングで問題ありません。5000円程度でできるため、忘れずにやってもらいましょう。

技術を要するエンジンオイルの交換

エンジンオイルの交換は自分でもできますが、少しコツが必要なため、プロに任せるのが無難です。エンジンオイルの交換はゲージをチェックして減ってきたタイミングで行う必要があり、大体半年程度での交換と考えましょう。 車検ごとの交換では遅く、劣化したまま、あるいはオイルが減った状態で使用していると、エンジンに悪影響を及ぼします。交換は7000円程度でできるため、こまめに行うことが大切です。

エンジンオイルを循環させるエレメントの交換

エンジンオイルを交換したタイミングで、エレメントの状態も見ておきましょう。エレメントはエンジンオイルを綺麗に保つ役割を担っており、これが劣化していると、エンジンオイルの劣化も早くなります。 交換の目安は1年ごとくらいですが、汚れているならすぐにでも交換してもらったほうが良いでしょう。エンジン周りはメンテナンスの箇所が多いため、エレメントも含めてチェックしてもらうのがおすすめです。

車のメンテナンスを行うメリット

愛車を長持ちさせるには日々のメンテナンスは重要で、そもそも車をいじるのが好きな人は、メンテナンスも含めて車を楽しんでいるでしょう。 しかし、誰しも楽しくメンテナンスに取り組めるわけではなく、できるなら手をかけたくないと考え、メンテナンスを避けてしまう人も少なくありません。 確かにメンテナンスには手間がかかり、自分で行う場合でも多少なりとも費用はかかります。手間もお金もかかるため、メンテナンスによる負担は大きいように思われがちですが、当然行うメリットは多いです。なぜ定期的にメンテナンスをすべきなのか、3つのメリットから理由を把握しておきましょう。

車の維持費用の削減ができる

定期的にメンテナンスを行っていると、維持費の削減に繋がります。メンテナンス自体にも費用がかかるため、維持費は上がるのではないかと思う人もいるでしょうが、長期的に見るとメンテナンスをしたほうがお得なことが多いです。 車は使うごとに劣化しますが、それだけではなく、経年によっても少しずつ劣化します。そのため、一定時点を過ぎると故障や不具合が出てしまい、それを直すには当然費用をかけなければなりません。 普段からメンテナンスをしていると、不具合の発生を遅らせることができ、場合によっては故障せずに使い続けられることもあります。 また、不具合が発生しても日頃のメンテナンスのおかげで症状は軽く、修理にほとんど費用がかからないということもあるでしょう。日常的なメンテナンスのコストはいわば先行投資で、長い目で見ると維持費が安くなりやすいです。

異常を早期に発見することができる

普段からメンテナンスをして、車の状態を細部まで確認していると、異常が発生した場合の早期発見が可能です。車はどれだけ丁寧に使っていても、不具合が発生することはあるため、異常や故障は免れません。問題はそれをいかに素早く発見し、対処できるかです。 重大な異常が見つかっても、早期ならすぐに修復でき、元通り使えるようになる場合もあります。また、早めに見つけて対処することで、修理代を安く抑えられる場合も多いでしょう。異常を早期発見し、素早く対処することで、愛車をより長持ちさせやすくなります。

車検費用を抑えることができる

車に乗り続けるには、新車登録なら3年、以降2年ごとに車検を受ける必要があります。車検時には保安基準に適合させなければならないため、精密なメンテナンスや消耗品の交換を行い、費用がかなり高くなることも多いでしょう。 普段からメンテナンスをしていると、車検時にまとめて整備しなくて良いため、費用を安く抑えられます。車検は高いと10万円を超える出費になることもあるため、費用を分散して負担を抑えられるのは大きなメリットでしょう。 また、費用を抑えやすいだけではなく、メンテナンスが必要な箇所も少なく、よりスムーズに車検を更新できることも、日頃からメンテナンスをするメリットです。

日頃のメンテナンスで愛車を長持ちさせよう

車は大切に使っているほど長持ちし、数十年にわたって使い続けることも可能です。負担をかけないよう丁寧に扱うのはもちろん、品質を維持するためには日頃からメンテナンスが必要です。自分で簡単にできるものも多く、こまめに手をかけることで、より長持ちし、愛着も湧くでしょう。 また、定期的なタイミングでプロによるメンテナンスも受けると、さらに品質は向上します。日頃から手をかけしっかりメンテナンスをして、愛車を少しでも長く使いましょう。

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