買取・売却

中古車の下取りはダメ?おすすめの車売却方法をご紹介

不要になった車を処分する手段のひとつに「中古車の下取り」があります。中古車の下取りは手間も少なく非常に便利な方法のため、これまでの車の処分時にその方法を選び売却した方も多いでしょう。しかし、不要になった車の処分方法は二通りあり、下取りに出すだけでなく専門業者が行う中古車の買取で売却するという方法もあります。

こちらでは、「中古車の下取りで車を売ると損してしまうのか」気になる中古車下取りのギモンや、下取りと買取の違い、下取りのメリットとデメリット、中古車下取りで査定アップする方法など詳しく解説します。
車が不要になり処分する前に、こちらの記事でまずは下取りについて正しく理解し、賢く車を売却しましょう。

車の処分方法は中古車の下取りだけではない

約20年前までの新車購入時には、乗り換え前の不要になった車を処分する方法というと、次の車の購入をする販売店へ下取りに出すことが当然のことといった状態でした。買取を専門にしている業者自体の数も少なく、乗り換えを前提としない不要車はすぐに廃車業者へ解体に回されていた方も少なくなかったのです。
しかし現在は車の買取専門業者も増えていることから、中古車の処分方法は大きく分けて2種類となり、「車購入店へ下取りに出す」以外に「専門業者へ買取に出す」ことを選択する方も増えています。
それぞれ車を売却するという点では同じですが、売却方法の仕組み自体は大きく異なります。それぞれの売却方法の特徴を知り、中古車の下取りと買取にはどんな違いがあるのか把握しておきましょう。

中古車の下取りで車を売却する方法

中古車の下取りとは、新たに車を購入するお店に乗り換え前の車を売却する方法です。下取りは車の買い替えを前提としますので、引き取ってもらう車と購入する車がなければ、その方法を選ぶことはできません。下取りで車を売却する場合、「下取り車両の買取価格」は新車購入代金から差し引かれる購入店での「値引き額」です。車の購入代金から値引きされるため、買取金額が実際に手元に得られるわけではありません。

下取りが出来ないこともある

中古車の下取りは、車を乗り換えない場合は出来ない方法です。
免許証の返納や、転居や転職等で車自体が不要になった場合は買い替えではなく手放しのみとなるため、次の車の購入をしませんので下取りに出すことは出来ません。また車を購入するお店によっては、販売のみしか行っておらず下取りをしていないこともあるため、売却時に下取り自体していないこともあります。

中古車を車買取専門業者に売却する方法

中古車の買取は、不要になる車を専門の買取業者へ売却する方法です。車の買い替えを前提とせず売却だけをおこなうことも可能なため、次回の車購入の有無に関係なく行うことができます。中古車の買取のみを業者へ依頼し、新車購入はディーラーから行うというように各自へ依頼も可能となるため、買取専門業者での買取価格が下取り査定価格よりも高くなりやすいことが特徴となっています。中古車の買取を行う専門業者は、業者のもつ販路によって各々需要の高い車種やボディタイプの車があります。売却先の買取業者次第では、買取査定額が下取り査定よりも高くなる可能性があります。また、買取業者への売却を検討するのであれば、複数社へ見積もりをとり買取査定額を比較するなど、出来るだけ高く売却できるように工夫すると良いでしょう。

中古車の下取りで車を売却する流れ

中古車の下取りで車を売却する時の流れをこちらで解説します。

次に乗る車を決定し購入先を決める

まず中古車の下取りは車の乗り換えを前提とするため、次に購入する車を選別します。

車を購入する前に決めておくこと

  • 購入する車の予算
  • 車を使用する目的や用途は何か
  • 新車か中古車どちらで購入するか
  • メーカー・車種・ボディタイプ

次に購入する車をある程度決めたら、購入するディーラーを決めましょう。新車をディーラーで購入する場合、店によっては人数制限や来店予約を必要としているところもあるため、お店に行く前に下調べしておくことをおすすめします。車の購入を決める前に、車を保管する駐車スペースの確保や既にある場合の駐車できる車体の大きさ制限を調べておくことも大切です。また、新車を購入する場合は想定よりも納車時期が遅くなることもありますので、空車期間がないように現在所有する車の車検有効期間も合わせて確認しておきましょう。

車の購入先で下取り査定を受ける

購入する乗り換え車両をある程度決めたら、ディーラーで購入見積もりをとります。
その際に売却予定の車の持ちこみ、または出張査定を依頼し下取り査定を受けます。ディーラーによっては下取りをしていなかったり、下取りに対して引取手数料等の費用がかかる業者もいるため、購入を決めてしまう前に、買取がつくのか費用等かからないか等前もって確認しておくことをおすすめします。
また、中古車の下取りは車の購入金額から差し引きになるため、下取り査定額は新車購入の値引き交渉ポイントです。次に乗り換える車をいかに値引きして購入できるかどうか、下取り査定価格が大きく関わってきます。下取り査定だけでなく中古車買取の査定も同時に行い、査定結果を値引き交渉や買取価格への交渉の手段に利用することも出来ます。査定前に相場を確認しておいたり、いくつかの買取先に相見積をとると、値引き価格のアップにもつながりますので、このステップまで余裕を持って動くことが大切になります。車検があまり残っていない時や、年度末で買取店が忙しい時などを避けると良いでしょう。
車販売店(ディーラー)が行う下取り査定については、次章で詳しく解説します。

下取りに必要な書類を準備する

中古車の下取り時に所有者が準備する必要書類は普通車が5つ、軽自動車が4つです。
下取り時に下記の必要書類と鍵、車両本体を引き渡します。基本的に、売却後の車の名義変更等の手続きは下取りをした購入店が行いますので、所有者は書類の準備のみとなり、手間を省くことが出来ます。

普通車の場合

  • 自動車検査証(原本)
  • 所有者の印鑑登録証明書
  • 所有者の実印
  • リサイクル券
  • 自賠責保険証明書

普通車の下取りに必要な書類の注意点は、書類の有効期間です。印鑑登録証明書は運輸支局での手続きに有効な期間が定められており、取得発行日から3か月以内に手続きを行わなければいけません。車の売却時期が明確であれば前もって取得しておくことも可能ですが、早めに取得をしたことにより有効期間を過ぎてしまうと再度取得する必要があり二度手間となってしまいます。

軽自動車の場合

  • 自動車検査証(原本)
  • 所有者の認印
  • リサイクル券
  • 自賠責保険証明書

リサイクル券は、自動車リサイクル法により定められている「自動車リサイクル料金のうち自動車の所有者が負担する」料金をすでに支払っていることを証明する書類です。平成17年以降は車検または新車購入時にほぼ前以て支払われていますが、それ以前に購入された車では支払いがされていなかったり、後付けのエアコン等がある場合は一部未払いが残っていることもあります。自動車リサイクルシステムより、預託が済んでいるか確認が出来ますので、リサイクル券が見つからず不安という方は確認しておくと良いでしょう。

普通車・軽自動車ともに、車の使用者は車の売却をする本人であっても所有者が他人の場合は売却を行うことが出来ません。書類の準備をする段階で、車の所有者の登録情報を確認しておきましょう。

下取り車両を売却し乗り換える車を購入

次に購入する車を決定し、車の購入価格と下取りの値引きに納得することが出来たら、下取りに必要な書類と車の購入に必要な書類の両方を揃えて販売店へ。車両と書類を引き渡し、次の車の購入金額を支払って、新しい車を購入します。

車の購入後、下取り車両の名義変更または廃車の手続きが終えたことを確認したら、すべての行程が完了となります。

中古車の下取り査定価格はどうやって決まるのか

中古車の下取りで車販売店に売却する場合は、下取りの買取価格が次の車の購入価格から差し引かれることになりますので、下取り査定額=値引き価格となります。
車の販売店はどのように下取り査定額を決めているのか、こちらで解説します。

イエローブックをもとに下取り価格が決まる

基本的にメーカーの正規販売店(ディーラー)では、中古車の販売を行っているところはほとんどありません。あくまでも新車販売が主な業務になるため、再販ルートを自社で確保していることは少なく、最新の中古車相場からの査定は行われないことが多いでしょう。このように中古車相場からの査定を行うことが難しい販売店では、査定の評価基準とする「イエローブック」が活用されています。

イエローブックは、JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が刊行している中古車価格情報のガイドブックです。中古車取引の目安となる卸売価格が掲載されているため、自動車販売業界(ディーラーや中古車販売店)で多く利用されています。イエローブックには、価格情報のほか下取り額の評価基準なども記されているため、これに記載されている査定項目に従って下取りの金額を査定します。 査定項目としては「新車時の価格、傷、へこみ、年式、走行距離、事故歴、エンジン、足回り、内装」などが挙げられますが、このイエローブックは自動車販売業界の関係者のみが購入することが可能になっているため、詳しい査定方法等は自動車販売業界の関係者でなければ分かりません。ディーラーの下取り査定には、明確な共通の評価基準が存在するということ、最新の中古車相場の想定とは時期がずれる可能性があることを知っておきましょう。

3月は下取り査定価格が高くなる

下取り査定価格は前述したように共通の評価基準によって決定しますが、実際には査定士の裁量にも任される部分が多いため、さまざまな要素によって金額が変動します。特に変動が大きいと予測されるのは、3月など多くのディーラーが決算期を迎える時期です。この時期は少しでも利益を獲得し、実績を残したいと考える業者が多くなり、車の販売台数を増やすために積極的に下取りをおこなう販売店も増えます。車の販売台数を増やすために、値引き交渉がしやすかったり下取り査定価格も上がりやすい傾向にあります。もちろん必ずしも査定価格のアップが見込めるとは限りませんが、年間を通した中で高値で売却できる可能性が高くなる時期であることは念頭においておきましょう。

同じメーカーの車は下取り額が高くなる

下取りをおこなうのはディーラーのみであり、ディーラーと同じメーカーの車を売却すれば、査定額は高くなります。自社メーカーの車であれば、販売ノウハウがありますし、修理が必要な場合でも簡単に直して再販できます。 しかし他社メーカーの車だと、自社販売店で販売できず、車についての知識もそれほどありません。仮に引き取ったとしても、オークションなどに流して売却するしかなく、中間業者を挟むことで下取り額は下がってしまいます。下取りでもっとも評価されるのは自社メーカーの車ですので、メーカーを合わせて持ち込みましょう。

下取り査定を受ける前に相場観を知っておく

中古車の下取り査定を受ける前に、売却時の相場について知っておくと交渉にも活かせることから大切なポイントとなります。中古車相場はメーカーや車種、年式によって違います。また、走行距離や評価基準にもある車の状態が関係するため、前もって中古車相場を知っていても、実際の査定価格と開きが出ることもあります。しかし中古車相場を正しく理解しておかなければ、安く買いたたかれてしまう可能性もあり、場合によっては大きく損をすることもあります。 適切な価格で売却し、少しでも高値で引き取ってもらうためにも、下取り査定前に中古車相場について正しい知識を身に付けておくと良いでしょう。

下取り査定で評価アップするために

新車または中古車を購入し所有している方は、今後車を乗り換える際に下取り査定を受けることがあるかもしれません。中古車の下取り査定を受ける時に、プラス評価で査定額アップを引き出すために、車を所有している時点から気を付けておくべきおすすめポイントをこちらでご紹介します。

車保管時の日焼けと錆に気を付ける

車を毎日通勤や通学で使用する方であっても、商用利用の車でない限り、ほとんどの自家用車は停車や駐車している時間が最も長くなります。そのため、駐車する環境次第では車の外装などに影響が出る可能性は決して低くありません。例えば、青空駐車場に保管されている車の場合は日中は日差しを浴びることになり、日焼け等の影響を受けます。特に車のボディカラーはもともとの色次第で影響を受けやすく、ブルー系、レッド系、ブラック系は色褪せなども目立ちやすいカラーとなっています。購入時にコーティングをするなど対策を取っている場合は経年劣化の影響が少なかったり、白やシルバーといった直射日光の日焼けに強い色を選んでいる場合は、数年間の保有でも大きく色褪せや色剥げなどは置きづらいものの、もしも色褪せがあった場合は、外観から評価点が下がってしまう要因となるでしょう。

また、車を保管している場所や普段走行する地域が沿岸部に近かったり、降雪が多い地域の場合、海水による塩害や融雪剤の影響を受けることがあります。この影響を最も受けやすい部分は、車のタイヤハウスなど足回り付近です。塩害を長期間受けても対策していない場合、車の劣化が速まったり、ボディに錆が出てしまうことがあります。錆止め塗装を前もっておこなったり、融雪剤の地域を走行したり潮風を受けたあとは洗い流すなど対策をとっておくことで、車の状態を保つことが出来るでしょう。

車内の臭いや汚れを残さない

下取り査定の評価基準でいうと、中古車としての再販が可能な年式であり実走行距離値も多走行過ぎなければ、ある程度の査定価格を期待することが出来ます。しかし、中古車としての再販を考えるとポイントとなるのが、車内の状態です。車内のフロアやシートについた臭いや汚れといったものは、付着してすぐであれば落とせるものも長期間そのままにしてしまうと取れなくなってしまいます。買い取り後に再販する際、シートの交換などが必要となると再販業者にとっても負担となり、下取り査定時も評価のマイナスになります。特に臭いで気を付けたいポイントは、タバコとペットの臭いです。タバコの場合、換気を行うことや社外品の吸い殻ケースを使用することで臭いが軽減されるようです。また、ペットを車内に載せる場合は、臭いや抜け毛の対策だけでなくペットの安全のためにも、ペットサークルやクレート、ケージ等を使用することをおすすめします。小さなお子様を載せて車内で食事などをされる場合、お菓子などがシートの隙間に残っていて臭いや汚れの原因になることもあります。モバイルクリーナーなどの掃除機を使用して、ホコリなど定期的なお掃除も有効と言えるでしょう。

中古車の下取りで売却するメリット

中古車を下取りに出すことにはさまざまなメリットがあり、上手に利用すればよりお得に買い替えができます。中古車を売却するなら、下取りだけではなく買取も可能ですので、下取りを活用するならそのメリットを正しく把握しておくことが大切です。 同じ愛車を手放すのであれば、少しでもお得になるに越したことはありませんので、中古車の下取りならではのメリットを知っておきましょう。

信頼性が高い

中古車の下取りは大前提として、車を購入して乗り換えることが絶対条件です。乗り換え車両を購入するディーラーが売却先となるため、相手は大手正規自動車販売ディーラーとなり信頼性が高くなります。
車の買取専門業者に売却する場合、車売却時のみとなるためディーラーと比べると接点も少なくなります。聞いたことのある大手メーカー直営店であったり、車を購入する時にいつもお世話になっているディーラーであれば信頼も出来ますし、売却時の手続きを安心して任せることが出来るという点は大きいでしょう。

手続きに手間がかからない

中古車の下取りの場合、中古車の売却から新車の購入まで、すべて一カ所で手続きができるため手間がかかりません。車買取業者に売却するとなると、売却時の手続きと新車購入の手続きをそれぞれ別の業者に依頼することになるため、買い替えるまでの手続きや決済、準備のほか、双方に連絡を取らなければいけないため手間や時間がかかってしまいます。ディーラーに下取りで車を引き渡すのであれば、名義変更や新車の新規登録など運輸支局(または軽自動車検査協会)へ行かなくてはいけないすべての手続きも一貫して任せることができるため、売り手のユーザーは書類の準備を行うだけで新車へ乗り換え出来ます。

書類面での手続きが苦手という方や、お仕事などで時間を取ることが難しい方、遠方にお住まいでご自身で何度も行き来するのも億劫という方には、すべてお任せできるというメリットが最も大きいのではないでしょうか。

価値のない車でも価格が付く

下取りの査定額は、前述したイエローブックのガイドラインに基づき査定項目によって決定しますので、評価基準さえ満たしていれば価値のない車でも価格が付くことはあります。たとえば低年式車、過走行車であっても、そのほかの部分で基準を満たしていればいくらかの値段は付きますし、事故車や故障車でも一定の査定額を得られる場合が多いです。 仮に下取りでほとんど値が付かないとしても、新車購入代金の値引き交渉に活かせることもありますので、少しでもお得に車を買い替えることが出来るでしょう。

車が無い期間がない

中古車の下取りの場合は買い替えた車の納車と、古い車の引き取りを同時に出来るようにディーラーとある程度スケジュールを調整することが出来ます。そのため新車が納車されるまでの間も、古い車に乗ることは可能であり、車が無い期間を作る心配がありません。また、車検の有効期間等で納車が間に合わない場合も、ほとんどのディーラーが代車を用意しています。代車費用に関しても、期間によっては無料のディーラーもありますし、かかったとしてもレンタカーを借りることに比べれば費用がかからないことがほとんどです。日常的に車を使っている人は、新車が納車されるまでの短期間であっても、車がなければ困ることは多いでしょうし、代車をご自身で手配するとなればお金もかかります。 中古車の下取りなら、車がなくて不自由な思いをすることはありませんので、毎日の通勤で車を必要とする使用頻度の高い人には特におすすめの売却方法と言えるでしょう。

中古車の下取りで売却するデメリット

中古車を下取りに出すことにはさまざまなメリットがありますが、反面デメリットも存在するので注意しなければなりません。下取りはあくまで売却方法のひとつですので、これに固執せず、場合によっては買取を選択することも大切です。デメリットも把握した上で、本当に下取りを選択すべきか考えてみましょう。

中古車市場の需要が査定に反映されない

中古車下取りの査定では、新車販売ディーラーに下取りを依頼する場合イエローブックのガイドに基づき査定がおこなわれるため、現在の中古車市場の需要はあまり反映されません。中古車の買取専門業者の場合は、車の状態だけではなく、現在市場で需要がある車であれば再販もしやすいことから高い査定額が付くため人気の車ほど高値で買い取ってもらえます。 しかし下取りの場合は再販ルートを自社に持たない販売店多く、需要が高い車であっても自社では活かすことが出来ません。下取り車両を提携先へ売却したり、廃車依頼したりするため、あくまでも中間マージンしか得ることが出来ないのです。また下取りの場合は、仕入れてすぐに再販することは出来ないため、一定期間タイムラグも生じてしまいます。その間の中古車相場での値下がりも想定した上で買取価格を付けるため、現在の相場で査定が出来る中古車買取の査定価格に比べると低くなってしまうのです。

下取りの引取り費用や手数料でマイナスになることも

メーカーの正規販売ディーラーの中には再販ルートを自社に持たないお店も多くあります。下取りを希望する車が、一定の年数や走行距離を経過し中古車としての価値がない場合や、事故修復歴がある場合は下取り自体が出来ず、外部の廃車業者へ引き渡しになることも少なくありません。このように下取りでディーラーにとっても利益にならない車体を引取るとなると、名義変更や廃車解体届を行うことが負担となるため、引取費用や廃車手数料を売り手に請求することがあるのです。また、下取りをする車の名義変更手続き手数料や、下取り査定手数料が請求されることにより値引き額が少なくなることもあります。これでは中古車の下取りに出すことで売り手が損をしてしまいかねません。そのためにもまずは見積もりを出してもらい、しっかりと内容を確認するようにしましょう。

下取り査定の買取価格は手元に残らない

下取りの場合は、下取り買取価格と新車購入の代金を別々に考えるのではなく、それぞれを合計して最終的な金額が結果として見積もり書に記載されます。車両本体の販売価格と、下取り価格が値引き額として別途記載されることがほとんどです。しかし、新車を購入したことがある方であれば、下取り車がなくてもある程度値引き交渉したことがある方も多いのではないでしょうか。新車販売ディーラーは地域によっては近くに競合店舗がある場合、交渉出来る車種もあり、本来の車両本体販売価格は実は不透明な部分もあるのです。中古車の下取りは、その中なかでもどの程度値引きになればお得なのかどうかという部分が不透明に感じてしまう部分でしょう。下取り査定の値引き額が実は安値であっても、それに気づかないまま売却してしまうこともあるため、まずは見積時点で下取り価格と新車購入代金を分けて提示してもらい、確認するようにしましょう。余裕をもって売却が出来るのであれば、中古車の下取りと買取のどちらも同時に見積もりをとってみて、どちらがお得になるか判断することをおすすめします。

まとめ

中古車の下取りで車を売却する方法について詳しく解説しました。中古車の売却方法として下取りはディーラーに任せることが出来る部分も多く、乗り換えを手間なく行いたいという方にはおすすめの方法ではあります。しかし、査定額は買取業者へ売却するよりも低くなりやすいことがデメリットです。実際に車の処分や売却をする際、中古車の下取りを選択し車を購入するディーラーに引き渡しをしている人は多いと思いますが、手続きをするのに余裕があったり、手放しまでに少し猶予があるという方は中古車の買取の見積もりをとってみましょう。実は手放し予定の車は、下取り査定価格以上の買取価格で売却出来るかもしれません。
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