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ハイブリッド車の車検にかかる費用|料金の内訳や相場を知ろう

車をチェックする男性

高いと言われるハイブリッド車の車検

ハイブリッド車は維持費が安いことでも知られており、人気も高いです。しかし車検には普通車以上に費用がかかるとも言われており、結局は維持費が安いのか疑問に思う人も多いです。ハイブリッド車の車検費用はどのくらいかかるのかを知り、購入の際に役立てましょう。

車検にかかる費用の内訳

ハイブリッド車の車検費用を考えるためには、まずは車検費用の内訳としてどんなものがあるのかを知っておく必要があります。車検費用とひとくちにいってもさまざまな内訳があり、複数の要素によって構成されています。内訳がどうなっているのか、それぞれどの程度かかるのかを知っておきましょう。

どこで受けても必ず一定の額かかる法定費用

車検時には税金や保険料の支払いが必要であり、これは法定費用と呼ばれています。法定費用は自賠責保険料、重量税、車検の申請手続きの際の印紙代に分けられ、これらは必須の費用です。車検が受けられる業者はさまざまあり、どの業者を利用するかによって費用は変動しますが、法定費用はどの業者を利用しても同じで変動することはありません。
また絶対に必要な費用であり、業者を利用しないユーザ―車検でも必須の費用です。車種によっても費用は異なりますが、普通乗用車の場合は5万円程度かかります。

受けるところによって差がある点検整備費用

車に乗っている人は、定期的な点検、整備が義務付けられておりこれを法定点検と呼びます。法定点検は12カ月、24カ月に分けられますが、車検時には24カ月法定点検が必要であり、これは受けるところによって金額に差が出ます。業者によって細部の違いはありますが、基本的には3万円前後かかると考えておきましょう。

部品交換などでかかる費用

車検は国が定めた保安基準に適合するかを検査するものであり、検査に合格するには事前の整備や修理などが必要です。消耗品の交換が必要な場合も多く、部品代や作業にかかる費用も車検の内訳のひとつとして考えなければなりません。
これは利用する業者によっても違いますが、車の状態によっても大きく異なります。最低限の交換だけであれば、場合によっては数千円程度で済む場合もありますし、多くの部品交換が必要なら数万円かかることもあります。部品代などについては、日頃のメンテナンス次第で費用が大きく違ってくるので注意が必要です。

ハイブリッド車の車検は本当に高いのか

お金

車検にかかる費用はさまざまであり、法定費用など必須の費用もありますので、ゼロに抑えることはできません。少なくとも法定費用は必要ですので、普通車であってもハイブリッド車であっても、お金がかかることは確かですが問題はどれくらいの違いがあるかです。
ハイブリッド車の車検費用は高いと言われていますが、なぜ高いと言われているのか、また普通車とはどのような違いがあるのかを知っておきましょう。

バッテリー交換などが重なると高くなる

ハイブリッド車の車検費用は、実は特別に高額というわけではありません。法定費用は排気量によって決定しますので、普通車であろうがハイブリッド車であろうが同じですし、それだけで考えれば必要な費用は同じになります。
ハイブリッド車の車検費用が高いと言われる理由は、部品交換やそれにかかる作業工賃の高さにあります。ハイブリッド車でも、点検項目は普通車と同じですが、交換にかかる作業工賃や部品代が高いです。特にバッテリー交換は高額になり、場合によってはそれだけで数十万必要なこともあります。車検費用が高いというよりも、部品交換代が高くつくと考えた方が適切でしょう。

初回の車検の法定費用はハイブリッドの方が安い

ハイブリッド車は部品交換代が高いために車検費用が高いと言われていますが、それ以外の部分では普通車と車検に必要な費用は変わりません。むしろハイブリッド車の場合は初回の車検のみ、重量税が割引されますので、法定費用だけで考えればハイブリッドの方が安いです。
また車検とは関係ありませんが、自動車税については翌年度分のみ安くなりますし、維持費全体で考えても割引の適用は多いです。部品交換に費用はかかるものの、きちんとメンテナンスをしていれば車検費用は安く済ませられる可能性もあります。

排気量ごとの車検費用の目安

車

車検費用は車の状態によって異なりますが、固定費である法定費用部分は排気量ごとに違ってきます。排気量が大きくなればなるほど、車体の重量は重たくなりますし、かかる税金も高くなります。排気量ごとの車検費用の目安を知って、どのサイズの車を購入するのが自分にあっているかを考えてみましょう。

1200~1500㏄の車検費用

1200~1500㏄の場合、車の重量は1~1.5トン程度であることが多いです。車両の重さによって重量税は異なりますが、平均すれば12,000円程度です。ここに印紙代が約2,000円、自賠責保険料が約27,000円かかりますので、合計すれば費用は約41,000円となります。
もちろんこれは目安であり、ここからさらにエコカー減税や免税などがあれば、費用さらに安くなります。またエコカー以外で乗車年数が13年を超えた場合は、重量税が値上がりするので注意しましょう。

1600~2000㏄の車検費用

1600~2000㏄の場合、車両の重さは1~2トン程度で、重量税は平均すれば15,000円程度です。基本的には変動するのは重量税のみですので、その他の費用は排気量が変わっても共通しています。そのためすべてを合計すれば、法定費用は60,000円程度です。
エコカー減税・免税があれば、重量税は割引、あるいは免除となりますので、場合によっては1200~1500ccと同程度、あるいはそれより安い費用で車検が受けられることもあります。

2200~2500㏄の車検費用

2200~2500㏄の場合、車両の重量としては、1.5~2トン程度です。排気量が大きければ車両も大きくなる傾向にあり、車両重量も増します。平均して、重量税は16,000円程度になります。
全体の法定費用としては60,000円程度と、1600~2000㏄とほとんど変わりませんが、基本的には排気量が上がった方が合計での車検費用が高くなりやすいことは覚えておきましょう。

一部税金が優遇される場合もある

ハイブリッド車の場合は、一部エコカー対象車となりますので、対象の場合は重量税が安くなり、車検時の費用も安くなります。車によって減税なのか免税なのかは異なりますが、対象であれば重量税はかなり格安になります。
法定費用としては重量税は大きな割合を占めますし、車両が重たければ重たいほど、減税による割引も大きいです。部品交換代などの費用は高くつくことがネックですが、法定費用、とりわけ重量税の優遇だけで考えれば、ハイブリッド車の方が安い場合も多いです。

費用は抑えつつ安全の為にしっかり点検を

ハイブリッド車の車検費用は高いと言われていますが、これは正確には間違いです。車検の費用そのものは普通車と同じであり、あくまで部品交換代や作業工賃が高いにすぎません。これらは日々のメンテナンス次第で抑えられますし、エコカー対象車であれば税金の優遇も受けられ、お得になる場合も多いです。ハイブリッド車でも扱い方次第で車検費用は抑えられますので、上手に工夫してお得に車検を受けましょう。

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