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低年式過走行車の購入と買取について。特徴やデメリットなど

中古車を購入するならできるだけ安く済ませたいと考える人は多いでしょう。安い車は低年式過走行車が挙げられますが、これを購入する際には注意が必要です。低年式過走行車とはどんな車かを知り、中古車の購入に役立てましょう。

低年式過走行車とは

中古車といっても状態は車によってさまざまであり、同じモデルでも車ごとに劣化の度合いなどは違い、販売額も異なります。基本的には劣化が進んでいるほど販売額は安くなり、費用をかかずに購入できますが、当然劣化しているため、品質はそれほどよくありません。 車の劣化を示す表現として、低年式と過走行が挙げられますので、それぞれの意味と両方の特徴を持つ車とはどんな状態にあるのかを知りましょう。

低年式の意味

年式とは、車が製造された年を表すものであり、新しいものは高年式、古いものは低年式と呼ばれます。低年式車とは、製造からかなりの年数が経過している車であり、明確な定義はありませんが、基本的には10年落ちの車を指していわれることが多いです。 車は新車から1年ごとに価値が下がり、5年で約半額、10年でほとんど価値がなくなりますので、価値がなくなった車は低年式車といえるでしょう。

過走行の意味

過走行は言葉の通り過剰に走行している状態を指し、基本的には年式に対しての走行距離によって判断されます。過走行車は一般的な中古車よりも走行距離が多い車であり、基本的には年式×1万キロ以上の走行距離があれば、過走行車と定義されるでしょう。 走行距離は1年で1万キロが平均とされていますので、合計がそれ以上になる場合は過走行車として定義される可能性が高いです。

低年式過走行車の特徴

低年式過走行車は、古い車であり、かつ走行距離も長いため、状態としてはかなり劣化が進んでいます。そのため、販売価格はかなり下げられており、新車時と比べれば半額以下の金額で売られているものも少なくありません。 値段としてはかなり安いため、手が伸ばしやすいですが、質に問題がある場合も多いため、故障のリスクが高く、必ずしもコスパが良いとはいえないので注意が必要です。

低年式過走行車のデメリット

低年式過走行車は、安く販売されていることが大きな特徴ですが、状態は悪いので当然デメリットも存在します。安いからといって飛びついて購入すると損をする可能性もあるので注意しなければなりません。 低年式過走行車のすべてが悪いわけではありませんが、他の中古車よりも購入するデメリットが大きく、リスクが高いのは確かです。デメリットを正しく把握した上で、本当に購入しても大丈夫か考えてみましょう。

走行距離による劣化と経年劣化

車の劣化の理由はさまざまですが、もっとも影響するのは走行距離と経年です。走行距離は長ければ長いほど足回りの性能が劣化しますし、部品交換などの必要性も出てきます。経年による劣化は、車の寿命そのものに関係することが多く、各種部品の寿命にも影響するため注意しなければなりません。 低年式過走行車となれば、劣化の具合が激しく、車の状態としてはかなり悪いことも多いです。安く購入しても、すぐに寿命を迎えてしまい、ほとんどまともに乗れないこともあるので注意しなければなりません。

修理にお金がかかる

低年式過走行車は、安く購入できるのが大きな魅力ですが、車は購入すればそれで出費が終わるわけではありません。購入後も維持費やメンテナンスに費用はかかりますし、低年式過走行車の場合は、修理費が多くかかる可能性も高いです。 車の本体価格は安いとしても、購入後に不具合が起こり、修理費がかさむと結果的に損をする可能性もあります。修理費を含めた維持費についても頭に入れておかなければなりませんので、本体価格の安さだけで購入しないようにしましょう。

低年式過走行車の買取について

低年式過走行車が安く購入できるのは、中古車市場においてほとんど価値がないとされているからです。さまざまな理由によって劣化して品質が悪いため、一般的な中古車よりも安い価格で取引されています。そのため、低年式過走行車を買取に出そうと思えば、当然査定額を期待するのは難しいです。 中古車市場では需要が買取価格にも影響しますので、需要がほとんどない低年式過走行車は、買取でも価値がないと判断されやすいことは理解しておきましょう。もちろん、必ずしも売れないわけではなく、場合によっては値段を付けてもらえることもありますので、どの業者に買取に出すかが重要になります。

低年式過走行車でも売却は可能

国内においては、低年式過走行車は価値がないとされていますが、海外では別です。海外では走行距離や年式などはそれほど気にされないことが多く、海外に輸出している業者であれば、買い取ってくれる可能性はあります。 加えて日本車は海外で人気が高いため、状態の悪い低年式過走行車であっても、それなりの値段を付けてもらえる可能性もあります。

ディーラーの下取りでは拒否されることも

買取の方法としては、新車の購入を前提とした下取りも挙げられますが、低年式過走行車は、ディーラーの下取りでは拒否されることもあります。下取りが可能なのは、基本的には状態のよい車であり、トラブルが起きやすい劣化の激しい車は、引き取ってくれないことが多いです。 査定額がゼロになることが多く、仮に引き取ってもらえる場合でも処分のための手数料を請求されることがあるので注意しましょう。

低年式過走行車を売却するためには

低年式過走行車を売却するためには、海外に輸出している業者を見つけることが大切です。販売ルートが国内にしかない業者では、買取自体が難しい可能性も高いため、必ず海外ルートを持っている業者を選びましょう。 また少しでも値段を付けてもらうためには、車を綺麗な状態にしておくことが大切です。査定に出す前には洗車をする、車の中を掃除しておくなど、見た目にもこだわれば、査定額のアップも狙いやすいです。 その他にも廃車買取業者に依頼するのも1つの方法です。廃車買取業者は、中古車買取店では買い取ってもらえない低年式過走行車のような車両であっても買取をおこないます。ですので、買取を希望する場合は、一度廃車買取業者に見積もりを依頼することもオススメします。

低年式過走行車のリスクをしっかり理解しよう

低年式過走行車は、安く購入できるのが最大の特徴ですが、その分リスクが高いことは理解しておかなければなりません。故障や維持費が高くなる、買取が難しいなど、さまざまなリスクを把握して、本当に購入しても大丈夫か考えてみましょう。

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