事故や故障などによって動かなくなった車を動かすためには、レッカー車を手配する必要があります。このときにかかるレッカー代は、レッカーを手配する依頼先や事故の状況などによって異なります。
ここでは、事故車や故障車を移動させるためにかかるレッカー代の相場や、レッカー代に関すて知っておくべき注意点について詳しく解説していきます。
※カーネクストにお車の売却を依頼していただいた場合、レッカー代などは全て無料となりますのでご安心ください。
目次
【依頼先別】事故車のレッカー代相場
事故車や故障車を移動させるためにかかるレッカー代は、依頼先によって値段が異なります。依頼先別のレッカー代の相場を詳しく見ていきましょう。
任意保険のロードサービスを利用する場合
任意保険に加入している場合、レッカー移動をはじめとしたロードサービスを利用することができます。任意保険のロードサービスでは、ある程度の距離までや保険会社が指定する修理工場まで無料で牽引してくれることがほとんどです。牽引が無料でない場合でも他の依頼先と比べると、レッカー代を比較的安く抑えることができます。しかし、保険会社や加入しているプランによってはロードサービスは特約扱いとなり、基本のプランでは利用することができない場合もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。ロードサービスが利用できるプランに加入していれば、レッカー代を安く抑えられるだけでなく、他にも様々なサービスを受けることができます。
JAFに依頼する場合
事故に遭った際に利用するロードサービスと言えば、JAFを思い浮かべる方も多いかと思います。JAFのレッカーサービスは、任意保険のロードサービスよりも無料で牽引してもらえる距離は短いものの、利用回数に制限がないというメリットがあります。JAFは誰でも利用することができますが、会員か非会員か、事故に遭った場所が一般道路か高速道路かなどの条件によってレッカー代が異なります。それぞれの場合の相場は下記のとおおりです。
【一般道路の場合】
会員 | 非会員 | ||
作業時間帯 | 全時間帯 | 8~20時 | 20~8時 |
基本料 | 無料 | 8,230円 | 10,290円 |
作業料 | 無料 | 4,650円(4輪吊上げの場合は9,300円) | |
牽引料 | 15kmまで無料(15km超過・1km毎に720円) | 1kmにつき720円 | |
部品・油脂・燃料代 | 実費 | 実費 |
【高速道路の場合】
会員 | 非会員 | ||
作業時間帯 | 全時間帯 | 8~20時 | 20~8時 |
基本料 | 無料 | 16,460円 | 19,540円 |
作業料 | 30分無料 | 4,650円(4輪吊上げの場合は9,300円) | |
牽引料 | 15kmまで無料(15km超過・1km毎に720円) | 1kmにつき720円 | |
部品・油脂・燃料代 | 実費 | 実費 | |
ロードサービス車両の高速道路料金 | 無料 | 実費 | |
後方警戒車両の高速道路料金 | 無料 | 実費 |
JAFは個人会員の場合、入会金が1,500円、年会費が4,000円になります。その場で入会しても会員料金でサービスを受けることはできず、会員料金が適用されるのは次回以降になるので注意しておきましょう。
警察がレッカーを手配する場合
事故が発生した場合、警察には必ず連絡しなくてはなりません。事故の状況により、緊急性が高いと警察が判断した場合などは警察がレッカーを手配することがあり、この場合は断れないことがほとんどです。警察が手配したレッカー代は、その業者の設定料金に応じて支払わなければなりません。このとき、自分で業者を選ぶことはできないため、自分でレッカーを手配するよりもレッカー代が割高になることがほとんどです。
しかし、ロードサービスが付帯している任意保険に加入している場合は、後日保険会社に連絡すれば精算することができます。領収書と警察が手配したレッカー会社の連絡先は控えておくようにしましょう。
レッカー代に関する注意点
レッカー車が必要となる状況は様々です。レッカー車を手配する際にいくつかの注意点を知っておかなければ、レッカー代を損してしまう可能性があります。レッカー代に関する注意点を知り、適切に対処するようにしましょう。
遠方で事故に遭った場合
遠出した際などに遠方で事故に遭った場合、自宅や自宅付近の修理工場までレッカーで運んでもらうと移動距離が長い分、レッカー代がかなり高額になる可能性が高いです。任意保険に加入している場合であっても、レッカー代があまりにも高額になる場合、補償額の限度を超え自己負担で支払う必要があったり、補償そのものを受けられない可能性もあります。遠方でレッカー車が必要になった場合は、現場近くの修理工場まで運んでもらい、修理をしてから自分で運転するか、陸送を依頼して自宅まで送ってもらうことをおすすめします。
相手の車を損傷させてしまった場合
自身の過失で起こった事故で相手の車が損傷してしまい、自走が不可能な状態になってしまった場合、責任は自分にあるためこちらでレッカー車を手配し、相手の車を移動させた方がいいのかと迷う方も多いかと思います。しかし、自分がJAFの会員であったり任意保険に加入していたとしても、事故の際に相手方の車を移動させるためにロードサービスを利用することはできません。JAFの会員料金や任意保険の補償は、あくまでも自分の車にのみ適用されるということは覚えておきましょう。
通りがかりのレッカー車に運んでもらった場合
事故現場をたまたま通りかかったレッカー車に車を運んでもらった場合、レッカー代は自己負担になる可能性が高いです。ただし、任意保険に加入している場合は、後日車両保険の補償として請求できる可能性もあるため、領収書は必ずもらっておくようにしましょう。注意しておきたいのはこの場合、ロードサービスを利用するわけではないため、ロードサービスを利用する際に適用される保険の種類とは異なるということです。
レンタカーで事故に遭った場合
レンタカーは契約時に保険に加入していることがほとんどで、その保険の中にロードサービス補償も含まれていることが多いです。保険で補償できる内容は、店舗やプランによって異なります。場合によっては、ロードサービスはオプション扱いになっていることもあるので、事前にきちんと確認しておくようにしましょう。また、事故時の対応も店舗によって異なるため、保険の内容や事故時の対応を確認しておき、事故が発生してしまった際はすぐに店舗に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。
まとめ
事故や故障で車が動かなくなってしまったら、車をなんとか動かさなくてはと慌ててしまうかと思います。依頼先ごとのレッカー代の相場や、レッカーを手配する際に知っておくべき注意点などを事前に確認し、適切に対処できるようにしておきましょう。また、加入している任意保険でレッカー代の補償までできるのか、どのくらいの距離まで無料で牽引してもらえるのかなども確認しておくことが大切です。いざというときに備え、JAFの会員になっておくのもいいでしょう。
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