故障・修理

故障車の正しい牽引方法について。牽引時のルールや注意点とは何か

故障車の牽引方法とは

自走できなくなった故障車を動かす場合は、牽引車に牽引してもらわなければなりません。牽引=車を引っ張って移動するとイメージする人が多いですが、実は牽引にはさまざまなルールがあります。牽引のルールが正しく守れていないと法律違反になりますので、正しいルールや手順を知っておきましょう。

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故障車を牽引する時の手順

故障車を牽引するためには、まずはどのような手順を踏めばよいのかを知っておく必要があります。牽引には細かいルールがありますし、きちんと決まりを守らなければ法律違反になるので注意しましょう。また車を牽引したことがある人は意外に少ないですし、実際に牽引するとなればどのようにすればよいのか分からないという人も多いです。 車は急に故障することもありますし、突然のトラブルに見舞われた際にも素早く対処できるように、正しい牽引の手順を知っておきましょう。

故障車のエンジンが動くか確認する

故障車を牽引する際には、まずは故障車のエンジンが動くか確認しておきましょう。故障車のエンジンがかからない場合は牽引にテクニックが必要となるため、修理業者に連絡しクレーンなどでレッカー移動してもらうのが無難です。 エンジンがかからないとハンドルが重たくなりますし、ブレーキも利きづらくなります。テクニックがないと牽引時に事故を起こしてしまう可能性も高いので、自信がなければ無理せず業者に頼んだ方がよいでしょう。

牽引するロープに白い布をつける

故障車を牽引する際には牽引ロープを使用しますが、このロープには0.3m平方以上の白い布をつけるように定められています。これは牽引していることを知らせる印であり、これがなければ法律違反になるのはもちろん、他の車との事故の可能性も高まってしまいます。 牽引時は特に運転など気をつけなければなりませんし、事故のリスクを減らす意味でも必ず布は付けておかなければなりません。

既定の間隔を保ちながら運転する

故障車の牽引は牽引ロープを使用しますので、既定の間隔を保ちながら運転しなければなりません。牽引車と故障車は5m以内の間隔を保つ必要があり、間隔が広くなりすぎると事故の危険性が高まりますので注意が必要です。 間隔が広すぎるとカーブなどで曲がった際に故障車が大きく流れてしまう可能性があり、衝突の危険性が高いです。一定の間隔を保って安全に牽引することが基本的なルールです。

制限速度を守って走行する

牽引時に限らず自動車を運転する際には制限速度を守らなければなりませんが、車を牽引する場合の法定速度は時速30kmと決められています。たとえ時速50kmまで出してもいい道路だとしても、牽引している場合は時速30kmが法定速度になるので注意しましょう。 故障車の牽引にはテクニックが必要ですし、安全に運転するには慎重に車を動かさなければなりません。スピードを出しすぎると事故の原因に繋がりますので、より一層の注意を払いながら、ゆっくりとしたスピードで運転することが大切です。

故障車を牽引する時の注意点

故障車を牽引する際にはさまざまなルールがありますが、安全に牽引するためにはさらに注意点があります。正しい手順が踏めていたとしても、ルールが守れていなければ事故を起こしてしまう可能性もあるので気をつけましょう。 故障車の牽引は普通に車を運転するよりも難易度が高いですし、牽引時に事故を起こしてしまうことも少なくありません。牽引で事故を起こさないためにも、注意点をしっかり理解しておきましょう。

総重量によって牽引免許が必要になる

牽引は誰でもできるわけではなく、総重量によって牽引免許が必要です。牽引免許が必要になるのは、自動車の総重量が750kg以上の場合で、750kg以下の場合は自動車免許だけで問題ありません。また、これは総重量ですので、車の重さと人や車内の荷物の重さも含めて計算することは知っておきましょう。 総重量が750kg以上の場合は原則牽引免許が必要ですが、故障車など、やむ終えない場合に限っては牽引免許なしでも運転できます。

決められた長さと台数を超えてはいけない

故障車を牽引する際には、決められた長さと台数を超えてはいけません。牽引できる車の長さは25mまでであり、これは牽引車と故障車の両方を含めた長さです。牽引車の前端から故障車の後端までの長さが25mでなければ牽引はできないので注意しましょう。 また牽引できる台数は、車の種類によって変わります。大型自動車、中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車であれば2台まで牽引できますが、大型自動二輪車、普通自動二輪車、小型特殊自動車は1台のみですので注意が必要です。

下り坂では急ブレーキを踏まない

牽引時にはさまざまな道を走りますが、下り坂を走る際には特に注意が必要です。故障車を牽引する際には、下り坂では急ブレーキを踏まないのが鉄則です。下り坂で急ブレーキを踏んでしまうと、故障車に追突されてしまう可能性があるので注意しなければなりません。 故障車と他の車の追突事故も多いですが、牽引車と故障車による追突事故も多発しています。いつもの感覚で急ブレーキを踏んでしまうと、勢いが付いた故障車にぶつかられる危険性がありますので注意が必要です。

牽引ロープはたるませない

牽引ロープはたるませないことが大切であり、常にピンと張った状態をキープする必要があります。ロープをたるませないためには、故障車に乗っている人がブレーキなどで調整を心がけることが大切です。ロープがたるんでしまうとロープが地面に擦れてしまい、場合によってはロープが切れてしまうこともあります。 速度が出てくるとロープはたるみやすくなりますので、スピードを出しすぎないよう注意しながら、ブレーキで適宜調整していきましょう。

高速道路では牽引できない

きちんとルールを守り、牽引のテクニックがあれば故障車を牽引することは可能ですが、個人の場合は高速道路では牽引できません。高速道路を利用する場合は、修理業者を呼んで搬送してもらう必要があります。牽引時の基本的な法定速度は30kmであり、条件によって制限は変わるものの最大で時速40kmまでです。 高速道路では安全のため時速50km以上で走らなければなりませんし、これを守ろうとすれば牽引時の法定速度を違反してしまいます。高速道路を使う場合は、業者に依頼しましょう。

道路交通法に従って牽引しよう

牽引にはさまざまなテクニックが必要であり、運転に自信がない場合は、業者に頼んだ方が無難です。また自分で牽引する場合でも、さまざまなルールがありますので注意が必要です。牽引のルールは道路交通法で細かく決められていますので、きちんとルールを守って正しく安全に牽引しましょう。

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