廃車時には車をそのまま処分するのではなく、利用できるパーツは取り外した方がお得になることも多いです。取り外し可能なパーツはさまざまであり、そのひとつとしてホイールが挙げられます。ホイールの取り外しや活用方法を知って、上手に廃車をおこないましょう。
目次
廃車からホイールを取り外す場合の手段
ホイールを取り外す手段は大きく3つに分けられますので、自分にあった方法を利用しましょう。どうやって外すかによって手間や費用などは違いますし、納得できる手段を用いることが大切です。方法別の特徴を知りながら、取り外しの手段を検討しましょう。
廃車業者に持ち込んで外してもらう
業者に依頼して廃車する場合は、依頼先に持ち込んで、ホイールを外してもらう方法があります。業者によっては無料で外してくれる場合もありますが、工賃が発生する業者もあるので注意が必要です。費用も業者によって異なりますが、数千円程度は必要ですし、少しでもコストを下げるためにも、無料サービスの業者を選びましょう。
自分で外してその後はレッカーで移動してもらう
タイヤがない車でも、手続きさえすれば廃車にすることは可能です。そのため、可能なら自分でホイールを取り外しても構いません。自分でやれば作業工賃はかかりませんし、お得になることが多いです。しかし、ホイールを取り外せば当然車は動かせませんし、処分するとなれば、業者に引き渡す際にレッカーを使う必要があります。 業者によってはレッカー代無料サービスをしていることもありますが、有料であることが多いです。移動距離によっても異なりますが、1万円程度かかるのが一般的ですので、余計な費用をかけないようにだけ、注意しましょう。
冬タイヤに交換してもらう
冬タイヤなどのスペアがある場合は、ガソリンスタンドやカー用品店でタイヤを交換してもらい、ホイールを自分の手元に置いたまま、解体業者に引き渡す手もあります。タイヤがあれば、業者への持ち込みは可能ですし、レッカー代など余計な費用もかかりません。 またタイヤ交換も無料の業者が多いですし、費用としては安くすることも多いです。冬タイヤが新品だと廃車に出すのはもったいないですが、劣化している場合は、古い方を取り付けて廃車にしてもよいでしょう。
廃車のホイールを活用する方法
ホイールを取り外せばそれで終わりではなく、それを活用することが大切です。取り外したホイールはさまざまなことに活用できますし、上手に利用すれば大きなメリットが得られる場合もあります。廃車のホイールでも、まだまだ使い道はありますので、上手な活用方法を知っておきましょう。
オークションに出品する
廃車のホイールは、オークションに出品して売却するのがおすすめです。オークションは登録から出品までも簡単ですし、多くの人に見てもらえるため、場合によっては高値で買い手がつくこともあります。物理的な距離に関係なく買い手がつきますが、すぐに買い手がつくとは限りませんし、売却までに時間がかかることもあります。 また出品料など、各種手数料がかかりますので、それらを踏まえた上で値段設定をおこなうことが大切です。設定が高すぎると買い手がつきませんし、安くし過ぎると手数料を差し引いて損をしますので、バランスを見極めることがポイントです。
ホイールの買取専門店に持ち込む
買取専門店の中には、タイヤやホイールだけの買取もおこなっている業者もあるので、そこに買取査定を依頼してみましょう。専門店であれば、ほかでは売れなかったものを買い取ってくれる可能性がありますし、高値になる場合も多いです。 専門店は他の業者にはない販売ルートを持っていますし、状態に関係なく売却ができることが多いので、まずは査定に出してみましょう。
廃車からホイールを取り外す時の注意
廃車のホイールも活躍できるため、取り外せばお得になることが多いですが、実際に取り外しをする際には、さまざまな注意点があります。活用できるからといって、必ずしも取り外した方がよいとは限りませんし、場合によっては廃車がスムーズに進められなくなる可能性もあります。取り外しによって損をしては元も子もありませんので、注意点はきちんと理解しておきましょう。
ホイールが無いと引き取ってくれない業者もある
ホイールがなくても廃車手続きは可能ですが、業者によっては引き取ってくれない可能性もあります。すでに取り外している場合は、外したものを付け直すか、廃車用に安いホイールを購入して取り付ける必要があります。 作業に手間もかかりますし、場合によっては費用がかさんで損をすることもあるので、ホイールがなくても廃車可能かは事前に確認しておきましょう。
移動にかかる費用が多くなることもある
ホイールを外して廃車にする場合は、移動にかかる費用が増えます。業者に持ち込む際のレッカー代はもちろん、業者から移動する際にも、ユニック車やゴージャッキが必要な場合があります。これらを使用する場合は、追加料金が発生することもありますし、見積もりは細かく確認し、費用がかかりすぎないかチェックしておきましょう。
外す時に傷をつけないように気をつける
ホイールは自分で外せば工賃はかかりませんが、作業時には傷をつけないよう注意しなければなりません。ホイールに傷がついてしまった場合は、買取価格がダウンする可能性が高いです。手間がかかる割りに、安くでしか売却できず、コスパが悪くなる可能性もあるので注意しましょう。
ホイールを取り外すべきかよく考えてから行動しよう
廃車時にホイールを取り外せば、さまざまなことに活用できますが、必ずしも外した方がよいわけではありません。取り外すことにはリスクもたくさんありますし、最終的にメリット・デメリットどちらが勝つかを考えて、行動しましょう。