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全塗装(オールペン)は査定に響くか

買取・売却

【オールペン】車の全塗装カスタムは中古車買取査定に影響アリ

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中古車買取査定で最も高額な買取査定価格がつきやすい車というと、走行に問題のない・高年式・走行距離の少ない車、ということはご存知の方も多いでしょう。

例えば、初回車検が切れる前に車を売却するのであれば、通常の自家用普通自動車または軽自動車の初回車検の満了までの期間は3年ですので、年式でいえば2年から3年未満の車となります。経過年数3年未満で、走行に問題がなく大きな傷や修復歴等もない車はリセールバリューが高い車となります。このように高年式で状態も良好であれば、基本的には高額査定が見込めます。
ところが、このように高額査定になるはずの車が、オールペイント(全塗装)によってマイナス査定になってしまうことがあるとご存知でしょうか。

新車で購入した車のボディカラーを全塗装してみたいと思ったことはありませんか?
メーカーが販売している指定のボディカラーに好みの色がなく、ご自身の好きな色にしてみようと全塗装された場合、実は中古車買取査定時に大きな影響があるのです。
こちらでは、車のボディカラーのオールペイント(全塗装)と、オールペイントした車は中古車買取査定でマイナス査定になるか、について詳しく解説します。

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オールペイントで買取査定評価に影響は

オールペイント(全塗装)をした車を中古車買取査定に出すと、査定の評価にはどのような影響があるのでしょうか。

車のオールペイントとは

車のオールペイントとは、ボディカラーを全塗装することです。略してオールペンと呼ばれることもあります。オールペイントには以下の3通りの方法があります。

簡易的なオールペイント
パーツ等は外さず、そのまま全塗装する
一般的なオールペイント
取り外しやすいミラー、バンパー、ライトなどを取り外して全塗装する
完全なオールペイント
パーツなど出来る限り分解し、パーツ毎に全塗装する

オールペイントを板金塗装業者へ依頼する場合、上記の3通りのペイント方法の中から選ぶことになります。
もちろん塗装を行う業者ごとに費用差はありますが、最も割安となるのは簡易的オールペイントで、手間や工賃がかかるため最も高額な方法は完全オールペイントです。オールペイントの方法によって費用差は大きく、数万円から数百万円の差が出ることもあります。

完全なオールペイントの場合、車のパーツ毎に分解しムラなく仕上げてから、再度組みなおします。そのため塗装専門の知識の他、車両の組み立ての専門知識も必要となります。この分解作業などの工賃と人件費を含めての見積もりとなり、ボディカラーの塗料の吹き方や電着塗装等こだわりがある場合は、完全オールペンの費用に100万円以上かかる可能性があります。

オールペイントした車の買取査定結果

では、車をオールペイント(全塗装)した場合、中古車買取査定に出る影響とは、どんなものがあるのでしょうか。
前述したとおり、中古車買取査定時に最も高い買取価格になる車というと新車購入から3年未満の状態良好の高年式車です。しかし、新車状態に近いはずの高年式車のボディカラーをオールペイントしてしまうと、一般的な中古車店では買取が下がる可能性が高いのです。

ディーラーによる下取り査定や中古車販売店での買取査定時に、査定基準のガイドとして使用されている日本自動車査定協会による中古自動車査定基準の加減点基準ハンドブックというものがあります。
そのハンドブックに記載されている加減点の基準において、車の外板で【一台単位の塗り替跡】がある場合、元色以外の一般色に塗り替えられたものは100点減点、元色以外の特殊色に全塗装したものは250点減点と書かれています。このように、元のボディカラーに重ねて塗装した時点で減点は確実となるのです。さらに特殊色のカラーに塗装されている後者の場合は2~3倍の減点になるため、買取査定額も下がります

中古車買取店でオールペイントの査定額が下がるもう一つの理由

オールペイント(全塗装)の場合、新車製造時のメーカーによる塗装方法と、鈑金塗装業者によるオールペイントの塗装方法は異なります。完全オールペイントで、部品ごとに細かく塗装し綺麗に仕上げていたとしても、その塗装方法が異なるため塗装の耐久性は新車製造時のメーカー塗装に比べると下がってしまうのです。

全塗装されている中古車となると、塗装の色褪せや耐久面が心配というユーザーも多く、中古車店にとっては売れずに在庫リスクになる可能性のある車となってしまいます。
在庫リスクのある車は保管料や維持費なども考慮された査定になるため、評価基準の減点だけでない減額になる可能性もあり、最も高額査定になり得た高年式車であっても、結果的に買取査定額が下がってしまうことがあります。

旧車のオールペイントは価値が高くなる可能性も

高年式車のオールペイントは、買取査定時にマイナス査定になる可能性が高いことを前述しました。しかし、旧車など低年式車の場合はオールペイントの内容次第では査定額がアップする可能性もあります。
それが、外装レストアと言われる完全オールペイントのことで、レストア(新車発売当時に近い)オールペイントはがされた低年式車の場合、中古車としての売却価値が高くなり買取査定額が高くなる可能性があるのです。

1980年代に販売されていた、ネオクラシックと言われるコンパクトスポーツセダンやターボ付き軽自動車などは、走行性能が高く今もファンが多い車となっています。
30年以上の年式経過になるため、なかには日焼けなどで色褪せや退色してしまっている車も多いのですが、そのような車体をレストアし新車以上の価格で販売することが出来ている専門店もあります。特にファンの多い車で、レストアのクオリティが高く当時のボディカラーが復元されているのであれば、かなり高額な取引が行われている車も少なくありません。
ただし、レストアすることで買取額がアップするといっても、レストアの費用よりさらに買取額が高くなる可能性はほとんどありませんので、売却のためにオールペイントすることは止めておきましょう

オールペイントとラッピングどちらが良いのか

オールペンとラッピングどちらがいいか

前項では、高年式車にオールペンをすることで買取査定がマイナスになってしまう可能性が高いことを解説しました。
では、新車購入後にボディカラーを変更したい場合、マイナス査定になることを前提にオールペンするしかないのでしょうか?実は、今スポーツカー市場で人気のボディカラーの変更方法があります。
それが車にカーラッピングをするという方法です。カーラッピングとは、車に専用のフィルムを貼ってボディカラーを変更する方法です。ラッピングすることでボディカラーの変更を行うことが出来、フィルムが特殊な2層構造となっていて、再剥離することが出来る仕組みになっているため、売却時にボディカラーを元に戻すことも可能になります。
こちらでは、ボディカラーを変更する方法としてオールペイントとカーラッピングのメリットとデメリットをご紹介します。

オールペイントのメリット・デメリット

高年式車にオールペンを行うと買取査定でマイナス評価として影響することをデメリットとしてご紹介しましたが、実は年式や車種次第でオールペイントされていることがプラス評価につながることもあります。
それは、経年劣化や日焼けなどによりボディカラーが退色してしまった車など、低年式車のボディカラーにオールペイントをすることで買取価格がプラスになる可能性があるのです。

特に、低年式車で人気のある車の場合、旧車のボディカラーを再現するような完全オールペンをすることで、新車販売当時に近い外板へと近づけることが出来ます
このように、旧車をオールペイントし新車販売時の状態に戻すことを「外装レストア」といいます。外装レストアは旧車を当時販売されていた状態へ戻すという意味で、中古車販売店や旧車専門店ではレストアされている車が高額で販売されています。特に旧車で人気の高い日産スカイラインR32や、いすゞの117クーペなどの旧車はこのようにレストアされたことがプラスとなり、高額取引されています。

カーラッピングのメリット・デメリット

カーラッピングは、高年式車など新しい車に対しておすすめのボディカラーを変更する方法です。カーラッピング用のフィルムは再剥離出来るように作られているため、元色に戻すことも出来ますし、他のボディカラーに変更したいという場合も容易に変更が可能です。また、車のボディの保護にもなるため、小石などの飛び石キズなどからも守ることが出来ます。では、オールペイントではなく、すべてカーラッピングで良いのではと思われるかもしれません。

実は、カーラッピングにもデメリットはあります。まず、カーラッピングはフィルムの耐久期限があります。一般的には3年で剥離することをおすすめしていて、耐久期限が過ぎても装着を続けていると剥離できなくなったり、無理に剥離しようとしてボディに傷をつけてしまう可能性があります。また、カーラッピングのフィルムは傷や、外板が劣化した車には貼り付けることが出来ません。基本的には新しい車に貼り付けることを前提にフィルムは生産されています。3年に一度付け替えるとすると費用面で考えても決して安くはありません。また、ボディ前面にカーラッピングをするのであれば、基本的には業者への依頼になりますのでその点でも平均費用が高くなることが予想されます。

また、カーラッピングをしている状態の場合、洗車機等を使用することは基本的にできません。基本的には手洗いを推奨しているカーフィルムが多くなっています。
カーシャンプーを選ぶ際も適合している種類を選ぶ必要があるため、気を遣うポイントが増えてしまうといったデメリットがあります。

カスタムとレストアの違いとは

カスタムとレストアの違い

オールペイントで行うカスタムとレストアの違いというと、カスタムはオールペイントすることで別の特定色に塗り替えることですが、レストアはその車が発売されていた当時に戻すことを言います。
例えば、旧車など現在は販売されていない車をレストアする場合、基本的にレストアが出来る店舗自体も限られるため専門店に依頼することになります。レストアの流れとしては、車の検査、分解し、塗装して再度組みなおし後に検査を行い、分解時には錆や穴あきもあるためまずは塗装出来る状態に戻してから、とその工程には時間も技術も必要となります。
そのためレストアの費用は高額になることがほとんどで、中には1,000万円を超えることもあります。
マツダが行っているロードスターのレストアサービスの企画をご存知でしょうか。初代NAロードスターのレストアサービスをマツダの専門チームが行なっています。マツダの公式サイトではそのレストア作業中の様子が公開されていますので、気になる方は一度クラシックマツダのサイトをチェックしてみることをおすすめします。

個人によるカスタムやDIYオールペイントの注意点

実は車のカスタムで塗装を行うのであれば、ご自身によるDIYでオールペイントを行うことも出来ます。
重ねてお伝えしたように、高年式車で全塗装をされると価値が下がってしまうこともありあまりお勧めは出来ませんが、低年式車で退色が気になるお車や、カスタムベース用に購入された中古車などでご自身の好みの色に塗り替えるというのであれば、DIYペイント用の塗料を販売するメーカーもあるため個人によるオールペイントも手軽に始めやすくなっています。
個人によるオールペイントの場合は、業者に依頼する時に比べると塗料費用と工具などの費用で考えても数万円以内で抑えることが出来ます。業者で全塗装を依頼すると人件費もかかっているため、軽自動車などコンパクトサイズな車体であっても数十万円からとなり、個人で行うオールペイントは費用面ではかなりお得に感じるでしょう。

メモ

個人でオールペイントDIYカスタムを行う手順

  1. 塗装前にホコリや汚れを落とすための水洗い
  2. 塗装をつけたくない部分にマスキング
  3. 塗料がしっかりと定着するように耐水ペーパーで足付け
  4. 塗料が油分で弾かないように脱脂(ワックスオフ)
  5. 塗料の準備(塗料缶記載内容に適宜薄める必要があります)
  6. パーツ毎に重ねて塗装
  7. 完全に乾く前にマスキングを剥がす

オールペイントに必要な塗料は、塗料の成分や外気温によって薄める分量の調整が必要です。刷毛やローラーで手塗する場合は窓枠などの部分マスキングのみでも液だれなどがなければ塗布出来ますが、吹き付け塗装をする場合は窓などのマスキングは前面に丁寧に行わなければいけません。また日を分けて塗装する場合は、塗料の薄めの分量調節時、水道水が蒸発してしまい変わってしまうことがあります。出来れば一日で塗り終えるようなスケジュールが良いでしょう。

外装レストアをするかは慎重な判断が必要

旧車のフルレストアは価値が上がる可能性があります。そのため、退色や劣化、錆などが出ている車のフルレストアをしようと考える方もいらっしゃるでしょう。ただし、フルレストアをすることによって車の価値が下がってしまうこともあります。一般的にフルノーマルと言われる、新車発売時から何もされていない状態の車はそれだけで価値があるのです。
人気の旧車でフルノーマル、ノンカスタム車となると博物館モノのような希少車になりますし、発売されていた当時は一般的な乗用車だったセダンが現在は人気のネオクラシックカーになって価値が上がっているということもあります。このように年式が古い車を所有されている方の中には、走行距離も少なく、車庫保管で劣化も抑えられていて車検だけ通しているワンオーナー車といった価値ある車も存在しています。何も手を入れていない状態の車が車庫に眠っているという方で、とくに不要車で使用することもないのであれば中古車買取で売却すると驚く高額査定になるかもしれません。

まとめ

車のオールペイント(全塗装)について詳しく解説しました。オールペイントすることによって、高年式車の場合は中古車買取査定でマイナス評価となり、査定額が下がる可能性があります
高年式車のボディカラーの変更をするのであれば、制約はありますがカーラッピングをするというのも一つの手です。また、低年式車の場合はレストアのクオリティで全塗装することによって買取価格がアップすることもあります。車次第で査定評価は異なりますが、全塗装をすることで買取価格がプラスになったとしても、全塗装費用以上の買取価格がつくことはほとんどありませんので、そのためにオールペイントすることはおすすめしません。

また、低年式車で長く乗り続けていて退色が気になる車や、カスタムベース用に低価格で購入した中古車などは個人でDIYオールペイントカスタムをする方も増えています。
個人で塗装をすると色ムラや凹凸が出てしまう可能性もありますが、費用が抑えられることに加えて、ご自身で行ったことによりさらに車への愛着がわいたという方も多く、カスタムの中でも人気となっています。

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