買取・売却

廃車にする車は買取に出せるのか|上手な処分の方法を紹介

車を処分する際には、廃車手続きを行いますが、廃車する=車を手放すとは限りません。解体して廃車にするだけではなく、名義だけを抹消して廃車登録を完了させることもできるため、廃車後の車の扱いは自由です。そのため、解体処分せずとも、買取に出して利益を得ることも可能です。
廃車にする車はボロボロになっていることが多く、買取に出しても買い手がつかないと考える人は多いでしょうが、実はそうではありません。廃車予定の車でも価値は残っており、売り方次第で買い手はつきます。廃車にする車でも諦めずに買取に出す方法を考え、少しでも費用を抑え、かつ利益を出して愛車を処分しましょう。

目次

廃車にする状況の違い

ひとくちに廃車といっても、人によって状況は違い、車の状態も異なるでしょう。廃車とは車の名義を抹消する手続きのため、車の状態に関係なく行えます。極端に言えば、新車で購入したばかりの車でも廃車にすることはでき、自走できる、できないといった状態は関係しません。
しかし、綺麗な状態の車を廃車にするのは当然もったいないため、廃車してもマイナスにならない状態になった場合のみ、手続きを行うことが大切です。廃車を選択する状況には、どのようなものが考えられるかを知り、廃車する際の参考にしましょう。

まだ動く車を廃車にする

廃車は登録上の手続きのため、車の状態に関係なく行えます。そのため、まだ動く車でも廃車は可能であり、十分使える状態でも廃車にする人は多いでしょう。動かせるなら廃車にするのはもったいないと感じる人もいるでしょうが、無理に使い続けるよりは、早めに廃車したほうがよい場合もあります。

古くなった車を処分するための廃車

車は経年によって劣化するため、古くなって性能の落ちた車は廃車処分することが多いです。特に10年落ち以上の車は、中古車市場でもほとんど価値がないとみなされるため、廃車して処分しても大きな損にはなりません。
経年劣化すると各部品が消耗し、長く使うには念入りなメンテナンスが必要です。しかし、手を加えてもその先もずっと使えるとは限らないため、維持費が高くならないうちに手放すのは賢い選択と言えるでしょう。

走行距離が長くなった車を処分する廃車

車は走行距離が長くなることでも劣化するため、長距離走った車は廃車処分されることが多いです。どれくらいを長いと感じるかは人によって違いますが、5万km、10万km、15万kmと5万km単位で決めることが多いでしょう。
走行距離が長くなると足回りが劣化し、走行性能が悪くなりますが、使い方次第では長距離走っても問題ないケースもあります。特に5万~10万kmまでなら、メンテナンス次第でまだまだ使えることも多いため、走行距離を指標にするなら、実際の車の状態をよく確認してから廃車したほうがよいでしょう。

バッテリーなどの基幹部品が損耗した場合の廃車

故障によって廃車処分を考える人も多く、特に基幹部品の故障は修理せずに廃車されがちです。軽微な故障なら簡単に修理できますが、バッテリーやエンジンなどの基幹部品だと、修理が難しく、費用もかかります。場合によっては車を買い替えられるほどの費用がかかることもあるため、修理費があまりに高くなるなら廃車したほうがよいでしょう。

所有者の死亡による廃車

車の所有者が死亡し、相続人が車を使用しない場合は廃車にすることが多いです。車は使っていなくても所有しているだけでコストがかかるため、不要ならすぐに処分しなければなりません。廃車は所有権者以外が勝手に行うことはできませんが、相続して自身が所有権者になっているなら、廃車登録は可能です。

動かない車を廃車にする

廃車する場合は車がボロボロになっていることも多く、動かない=廃車処分と考える人は多いでしょう。ひとくちに動かないといっても車によって状況が違い、廃車したほうがよい場合だけではなく、廃車せずに継続して使用したほうがよいこともあるため、注意が必要です。

車検切れの車の廃車

故障によって車が動かないのではなく、車検切れで公道を走れない車も、動かない車(不動車)に該当します。車検の更新には費用がかかるため、車が劣化している場合は、車検切れのタイミングで廃車にすることが多いでしょう。
ただし、車検が切れたからといって、必ずしも廃車にする必要はなく、走行が可能なら車検を更新し、継続して使用が可能です。また、手放す場合でも走行可能なら高値で売れる可能性もあるため、廃車処分より買取に出したほうがお得でしょう。

エンジンが動かない不動車の廃車

エンジンが故障して動かない車は、修理にも多額の費用がかかるため、廃車処分したほうがよいでしょう。まったく自走できない場合は、業者に引き取ってもらわなければなりませんが、レッカー代を請求され、処分のコストが高くなる可能性もあるため注意が必要です。
また、エンジンが故障しても買取に出せる場合は多いため、すぐに処分せず、まずは査定に出すのがおすすめです。

事故車の廃車

事故や災害によって故障した車も、廃車処分することが多いです。事故車は中古車市場でも需要が低く、値段もつけてもらいづらいです。特に車の骨格部分が損傷している場合は、修理しても修復歴がつき、さらに価値は落ちるため、廃車して処分することが多いです。

動くかどうか分からない車を廃車にする

長期間放置していて、動くかどうか分からない車も、廃車の選択肢に含まれます。車は持っているだけでコストがかかるため、使わないなら早めに廃車したほうがよいです。廃車せず名義を持っていると、毎年自動車税がかかるため、使わないことが分かっているなら、4月1日を迎えるまでに廃車しましょう。

ずっと車庫にあって使わない車の廃車

長期間車庫に放置している車は、以前の状態に関係なく、動かせなくなっていることが多いです。車は定期的に走らせていないと急激に劣化し、放置するだけで故障することもあります。また、放置以前から故障していた場合は、故障がさらに進行している場合も多く、修理して再使用するのも難しいため、廃車処分したほうがよいでしょう。

廃車とリサイクル

廃車した車はそのまま廃棄処分されるわけではなく、実はリサイクルされています。リサイクルの方法にも複数の種類があり、どの方法で車を手放すか、また車がどのような状態かによって、方法は異なります。廃車した車の行く末は、大きく3つに分けられるため、業者に引き取られた後はどのような方法で処分されるのかを知っておきましょう。

車を鉄くずとして処分する

完全に故障してまったく動かない車でも、資源的な価値は残っています。車は大部分が鉄でできており、部品やタイヤをすべて取り外した後は、鉄くずにして再利用が可能です。車の大きさによって取れる鉄の量は異なります。車体が大きいほど大量の鉄が取れるので、リサイクルにおいて車体の大きさは重要な評価指標になっています。
車には多くの資源が使われているため、環境保護の観点から考えても、不要な車は不法に廃棄せず、適切な方法で処分し、リサイクルしてもらうことが大切です。

車の部品を中古品として販売する

廃車処分された車でも、部品は綺麗な状態で残っているものも多いため、部品を取り除き、中古品で販売します。部品の価値はパーツや状態によって異なりますが、「綺麗な状態」かつ「純正品」なら高価値で取引されます。
ボロボロで自走できない車でも、部品単位で見ると価値が残っていることも多いため、すぐに処分せずに買取を検討することが大切です。特にエンジンやバッテリーなど、基幹部品がよい状態で残っているなら、高値を付けてもらえることも多く、廃車の費用を相殺し、かつ利益が出ることも多いでしょう。

中古部品としてリサイクルできる部品

車は綺麗な状態で残っているなら、ほとんどの部品をリサイクルできます。電飾品やアフターパーツは、中古部品で販売が可能であり、その他の部分でも中古販売できるものは多いです。また、「ゴム製品」「繊維材料」「内燃機関の触媒」「レアメタル」などは一見リサイクルできないようにも思えますが、これらの素材も再利用が可能です。
リサイクルは大きく「中古部品」と「素材」に分けられるため、パーツの箇所や状態に応じてどちらの方法でリサイクルするかを決め、無駄が出ることはほとんどありません。

廃車部品の品質を維持するメンテナンス

中古品で再利用できるなら、廃車予定の車でもパーツ買取が可能であり、部品の状態次第では高値がつきます。廃車予定の車を少しでも高く売りたいなら、部品の品質を維持するために、日頃からメンテナンスをすることが大切です。
特に主要な装備は普段からこまめにチェックし、不具合がないか確認しておきましょう。主要装備周りの消耗品も定期的にチェックし、傷んでいるなら早めに交換することが大切です。消耗品が劣化していると、装備にも悪影響を与えるため、余計な損傷や故障を招かないためにも、注意してチェックしましょう。
また、車内はできるだけ清潔に保ち、少しでも再利用できるパーツを多くすることが大切です。小さな傷がある場合は、可能なら自分で直し、無理ならそのままリサイクルに出しましょう。車は綺麗な状態にあるに越したことはありませんが、修理すると修理費分損失が大きくなるため、自分で直せないものは手を加えないことが大切です。

車を海外で走らせるものとして処分する

廃車予定の車でも、走行機能が失われていないなら、海外に輸出して販売されることもあります。状態が悪くても走れるなら販売は可能で、軽微な故障は修理して輸出されることもあります。廃車予定の車が海外で売れるのは、日本車の人気の高さが理由です。
日本車は世界的に人気が高く、中古で状態の悪い車でも、高値で取引されることが多いです。廃車予定の車が売れるのは、単に日本車が人気なだけではなく、海外では年式や走行距離などによる劣化が、それほど気にされないことも理由でしょう。
日本車と外車はそもそも設計が異なり、外車は消耗品の劣化が早く、メンテナンスして乗ることを前提にしています。そのため、多少の故障でもメンテナンスをして乗るという習慣があるため、状態の悪さはそれほどマイナスにはなりません。
加えて日本車は性能もよく、国内では劣化していると判断される状態でも、海外では高品質と評価されることもあります。簡単な修理で直せるなら、不動車でも海外輸出が可能なため、高値で買い取ってもらえることも多いです。

廃車の方法と業者の選定

廃車する際には、まずは廃車の方法を選び、そこから業者の選定を行います。廃車の方法によって利用する業者は違い、さらに業者ごとにサービスの内容も異なります。同じ車で同じ状態でも、廃車の方法や業者の選び方次第では、損をする可能性もあるため、注意しなければなりません。

スクラップ業者に依頼してスクラップにする

車を完全に処分するなら、スクラップ業者に依頼して、解体処分する方法があります。スクラップ業者も全国に数多くあるため、選定は慎重に行いましょう。

登録抹消は自分でする必要がある

スクラップ業者に解体を依頼する場合、廃車登録自体は自身で行わなければならない場合が多いです。スクラップ業者はあくまで車の解体が業務であり、廃車代行は業務外です。一部代行業も兼任している場合もありますが、そうでないなら廃車登録自体は自身で行う必要があると考えましょう。

スクラップ業者が行う処分法

スクラップ業者は、引き取った車を解体して、再利用可能な部品や素材に分けます。必要な部品をすべて採取した後で、破砕し、鉄くずにしてそれもリサイクルします。最初からすべてスクラップにするわけではなく、取れるものはすべて取ってからスクラップにかけて、細部まで無駄にすることはありません。

スクラップ業者の認定

車の解体、スクラップは誰でも行ってよいわけではなく、自治体から認可を受けなければなりません。これは自動車リサイクル法によって決められており、無認可の業者が解体を行うのは違法です。スクラップ業者を選定する際には、認可を受けているかどうかを指標にするとよいでしょう。

廃車買取業者に依頼して買い取ってもらう

廃車予定の車を処分するなら、廃車買取業者に買い取ってもらうのもおすすめです。専門業者なら、状態の悪い車でも買取が可能で、場合によっては高値で売れることもあります。廃車買取業者も数が多いため、選定は慎重に行いましょう。

廃車買取業者が行う処分方法

廃車買取業者は車を引き取った後、「部品取り」「整備して販売」のどちらかで車を処分します。走行できない、あるいは修理しても直せない場合は使える部品を取り除き、提携する解体業者に引き渡します。自社で認可工場を持っている場合は、そのまま処分できるため、余計な手数料が発生せず、高値で買い取ってもらえる可能性も高いです。
状態のよい車なら、少し整備をして再販されます。再販は国内だけではなく、海外で行う場合もあり、「車の状態」「人気」「業者の持つ販売ルート」によって変わります。廃車買取業者は、廃車登録の代行も行っています。すべての処分は廃車登録後に行われるため、自身で手続きをする必要はありません。

廃車手続き代行のための必要書類

廃車手続きを代行してもらうには、以下の書類が必要です。

  • 印鑑証明書
  • 委任状
  • 譲渡証明証
  • 車検証

買取時には、車と一緒にこれらの書類も渡すため、あらかじめ用意しておきましょう。また、印鑑証明書は発行から3カ月以内と期限が決まっているため、期限切れにならないよう注意が必要です。

抹消登録と移転登録

廃車買取の際には、「抹消登録」か「移転登録」どちらかの手続きが行われます。抹消登録は「永久抹消登録」と「一時抹消登録」に分けられ、廃車の場合はどちらかを選択します。永久抹消登録の場合は事前に車の解体が必要で、一時抹消登録は名義を消去するだけのため、解体は不要です。
移転登録は名義変更であり、他人名義に登録を移す作業です。業者が引き取り、再販する場合は、移転登録の手続きをすることが多いでしょう。

廃車の移転登録の手続き

移転登録は廃車の抹消登録とは異なり、名義変更だけを行う手続きです。抹消登録をして名義を抹消、新所有者が再登録して名義を取得ということも可能ですが、これだと2つの手続きが必要で手間がかかります。移転登録なら、名義を変更してそのまま使用できるため、手続きに手間がかからず、車の再販もスムーズに行えます。

廃車の移転登録が適正にされない場合のリスク

廃車買取に出し、移転登録を行う場合は、手放した時点で本当に名義が変更されているのか、必ず確認しなければなりません。移転登録が正しく行われていないと、車を手放しても所有者は自分になり、責任が発生します。
自動車税の課税はもちろん、その車を使って事故や犯罪が起きた場合は、それらの責任も問われかねないため、手続きが完了したか、きちんと確認しましょう。

ディーラーや整備工場で引き取ってもらう

廃車の処分はディーラーや整備工場でも行えます。それぞれで処分の特徴が異なるため、違いを正しく把握しておきましょう。

新車購入と引き換えに廃車を手放す場合

ディーラーに廃車を引き取ってもらう場合は、下取りを前提とすることが多いです。ディーラーは車の販売をメインに行うため、廃車の引き取りだけでは受け付けてもらえない可能性もあり、注意しましょう。下取りは新車への買い替えを前提とし、古い車の価値を新車購入代金から差し引いてもらうものです。
下取りは買取よりも査定が厳しく、場合によってはほとんど値が付かない可能性もあります。また、買い替えを予定しているなら、ディーラーだけではなく、中古車販売店でも下取りは可能です。

修理に持ち込んだ車を廃車にする場合

整備工場で廃車にする場合は、最初から廃車を依頼するのではなく、まずは修理を依頼し、車の状態によって廃車を決めるということが多いでしょう。廃車を考えている車でも、修理して直せる場合はあるため、まずは見積もりを出してもらい、その後の処分を決めます。
修理費が安く、長く使えそうなら直してもらうとよいでしょう。修理費が高い、あるいは修理できない場合は、そのまま廃車して処分してもらいます。

廃車の買取価格

廃車を買取に出して処分するなら、相場の価格を知ることが大切です。買取の方法によっても価格は異なりますが、選ぶ業者によっても査定額が違うことは多いです。悪質な業者だと、本来の価値より安く買いたたくこともあるため、適正な価格を知って、上手に売却しましょう。

鉄くずとしてのリサイクル価格

買取に出しても値がつけてもらえない場合は、鉄くずの価値で買い取ってもらいます。鉄くずでリサイクルする場合は、車の状態ではなく、鉄の価値によって価格は決定します。

鉄のリサイクル資源価格

鉄のリサイクル資源価格は、世界の資源価格の動向に左右されます。そのため、一般的に固定された価格はありません。価値は常に変動しますが、基本的にはそれほど大きな変化はなく、売却時期はそれほど気にする必要はありません。

自動車の鉄のリサイクル価格

車のスクラップ鉄は、一般的な鉄のリサイクル相場よりも、若干低い価格です。車の大きさによっても異なりますが、軽自動車なら5千~1万円、普通自動車なら1~3万円程度が目安です。車が大きいほど、買取価格は高くなりやすいですが、事故で故障し、大部分が欠損している場合は、大きい車でも買取価格は下がる可能性があります。

中古部品採取用の買取価格

中古部品の採取目的の買取の場合、アフターパーツによる価格差はほとんどありません。基本的には価値は固定しており、純正品で状態のよいものが、もっとも高値を付けてもらいやすいです。
社外品のパーツも評価されることはありますが、どれくらいの価値をつけてもらえるかは業者によって異なります。純正品以外にも不要なパーツがあるなら、買取時に一緒に提出するとよいでしょう。

自動車税の還付

廃車買取の際には、税金還付の金額も買取額に含まれることがあります。廃車で還付される税金は「自動車税」と「自動車重量税」の2つであり、自動車重量税は解体して処分した場合のみ還付されます。自動車税は廃車翌月から年度末までの期間を月割り計算、自動車重量税は、車検の残存期間を月割り計算したものが還付金額です。
自動車税は解体の有無に関係なく、廃車登録によって還付されますが、軽自動車は還付がないため、注意しましょう。また、廃車後は自賠責保険の解約が可能で、これも解約申請することで、有効期間の残りに応じて、還付金がもらえます。税金は業者を通じて回収できますが、自賠責保険は自身で解約が必要なため、忘れずに申請しましょう。

廃車にかかる費用

廃車時には費用がかかり、買取に出す場合でもこれは同じです。買取で値をつけてもらえたとしても、費用によってはマイナスが出る可能性もあるため、注意しなければなりません。また、廃車に必要な費用は複数ありますが、これらは方法次第で削減も可能です。工夫して行うことで、費用を抑え、よりお得に廃車できます。

廃車の引き取り費用

廃車を引き取ってもらう際には費用が発生しますが、これは「車の状態」「業者のサービス内容」によって異なります。必ずしも必要な費用ではないため、工夫して削減することを考えましょう。

走行できない車の引き取り費用

走行できない車を業者に引き渡す場合は、レッカーを利用しなければなりません。レッカー代は走行距離によって異なりますが、1万円程度が目安です。
自走できないと業者に持ち込むまでに費用が発生しますが、業者によってはレッカー代を無料サービスにしていることもあります。レッカー代をかけて処分するのはもったないため、可能な限り無料サービスの業者を選びましょう。

走行できる車の引き取り費用

走行できる車の場合、自身で業者に持ち込むなら引き取り費用は発生しません。自走可能でも引き取りを依頼すると、費用が発生する可能性もあるため、注意しましょう。また、業者によっては出張査定ののち、そのまま無料で引き取ってくれる場合もあるため、これを利用すると売却もスムーズです。

車検切れの車の引き取り費用

車検切れの場合も、基本的には走行できない車と一緒で、レッカーを利用して引き取ってもらいます。ただし、車自体が動く場合は、仮ナンバーを取得して自身で持ち込むことで、費用は削減できます。業者によっては仮ナンバーの取得をサービスで行っている場合もあるため、ナンバー取得が面倒ならサービスが充実した業者を探しましょう。

廃車の登録抹消の費用

抹消登録の費用は方法によって異なり、永久抹消登録なら無料、一時抹消登録なら350円の手数料が必要です。廃車の登録自体の費用は安く、ほとんど費用はかかりませんが、手続きを業者に依頼するなら、別途代行手数料が必要なため、コストは高くなります。

廃車登録の費用

代行手数料の費用相場は、1万円程度が目安です。業者によって金額の違いがあり、場合によっては無料で行ってくれることもあります。廃車登録自体にはほとんど費用がかからないため、代行手数料は業者で発生する人件費と考えましょう。

廃車の解体費用

廃車を解体処分するなら、スクラップの費用がかかります。これも業者によって異なりますが、15000円程度が目安でしょう。費用が安い場合でも、認可を受けていない場合は信用できないため、まずは認可を受けているかどうかを確認し、そこから業者ごとの費用の違いを確認することが大切です。

廃車のリサイクル料

車を購入した際にリサイクル料金を支払っていない場合は、廃車時に支払わなければなりません。2005年以降に登録された車は、購入時か車検更新時に支払っていることがほとんどのため、廃車時に支払うことはまずないでしょう。
2005年以前に登録した車は、未払いの可能性があり、リサイクル料金を支払わないと廃車できないため注意が必要です。

自分で廃車する場合

廃車は業者に依頼するだけではなく、自身で行うことも可能です。自分で行う場合は、普通自動車なら運輸支局、軽自動車なら軽自動車検査協会で行います。廃車の方法を選び、窓口で必要な書類を提出することで、手続きは完了します。
自分で行う場合は、手間がかかる反面、費用がほとんどかかりません。ただし、運輸支局や軽自動車検査協会は、平日の日中しか開いていないため、時間が取れない場合は業者に依頼したほうがスムーズでしょう。

廃車にするなら買取業者でリサイクル

不要な車を処分するには廃車登録を行いますが、廃車した車でも価値は残っています。すぐに処分するのではなく、まずは買取の査定に出し、少しでも値がつかないか確認してみましょう。廃車した、あるいは廃車予定の車でも高値がつくことはあり、状態に応じたリサイクル方法で再利用されます。
また、廃車買取なら、買取に伴い、廃車手続きも代行してくれることが多いです。業者によっては代行手数料無料で行うこともあるため、廃車の処分は買取業者に任せてリサイクルしてもらい、利益を得て上手に愛車を手放しましょう。

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