2015年に7年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、現行型となったトヨタのフラッグシップミニバン、アルファード。新たに「大空間高級サルーン」をコンセプトに掲げ、高級乗用車として生まれ変わりました。旧型までは、兄弟車となるヴェルファイアの方が販売台数で勝っていましたが、現行型となってからはアルファードの方が人気が高く、販売台数も好調です。さらに2021年5月にはマイナーチェンジがあり、後方ドアのワンタッチパワースライドドアとアクセサリーコンセントは全車標準装備となりました。現行型のアルファードは、兄弟車ヴェルファイアよりも値引きのガードが固いものの、車両価格が元々高いこともあり値引き額を大きくすることは十分可能です。
ここでは、そんなアルファードで大胆に値引きを狙う方法をご紹介します。
目次
ディーラーとのアルファードの値引き交渉
アルファードで大きな値引きを狙いにいくためには、当然、ディーラーとの値引き交渉がかなり重要になってきます。しかし、ディーラーと値引き交渉なんて、何をどう話したらいいのか分からない…という方も多いかと思います。そんな方も、いくつかのポイントさえ把握しておけば、スムーズにアルファードの値引き交渉を行うことができます。それでは、そのポイントについて詳しく見ていきましょう。
購入する時期でアルファードの値引きを狙う
アルファードで大きな値引きを狙うなら、購入する時期がかなり重要なポイントとなってきます。
アルファードは2021年にマイナーチェンジ(一部改良)が行われました。マイナーチェンジやフルモデルチェンジの前後は、需要と供給が一気に反転するため値引きに大きな影響を与えるといわれています。2021年のマイナーチェンジは、アルファードの値引きガードを固めから緩めへと変わる要因となりました。また、アルファードは2015年から8年ぶりのフルモデルチェンジを噂されています。2023年初夏頃と噂されているフルモデルチェンジ情報が正式公開となれば、乗り換えを検討するユーザーにより新型需要が高まることが想定されるため、新型モデル登場時の値引きはかなり渋くなることが予想されます。値引きは固いかもしれないが新型の公開を待つか、現行モデルを狙って購入時期を早めるかがで購入時期は分かれるでしょう。
新型モデル登場を待って、できるだけ値引きも狙いたいと考えるのであれば、ディーラーの値引きが緩む時期を狙うという手があります。これはアルファードに限った話ではないのですが、新車を購入する際、ディーラーの値引きが緩む時期があります。それは、販売店の決算期です。決算期は一般的に、8月中旬~9月末までの中間決算期、1月~3月末までの年度末決算期と年に2回あります。この期間中に「決算セール」が行われるのです。決算期になると、ディーラーはメーカーから課せられたノルマを達成するために、何としても販売台数を稼ごうとするため、値引きが緩む傾向にあります。
アルファードのライバル車と競合させて値引きを狙う
次のポイントは、アルファードと他社のライバル車に価格競争をさせて値引きを狙うというものです。
アルファードの他社ライバル車で挙げられる車種は、下記の車です。
メーカー | 車種 | 2022/3~2023/4販売台数 | 新車販売価格帯 |
トヨタ | アルファード | 59,610 | 3,597,000円~7,421,000円 |
日産 | セレナ | 52,197 | 2,768,700円~4,798,200円 |
ホンダ | ステップワゴン | 40,206 | 3,053,600円~3,912,700円 |
三菱 | デリカD:5 | 16,672 | 4,001,800円~4,577,100円 |
しかし、ライバル車とは言ってもアルファードは販売台数で勝っていますし、一台当たりの単価が高い上に販売台数を延ばしているため、総合的にいえばアルファードと競合させる材料としては少し弱く感じるかもしれません。
昨年度の販売台数でみるとアルファードとセレナの販売台数の差はそこまでついておらず、ライバル車といえる状態でしょう。その車の名前を出すだけでディーラー側から値引きを提案してくれる可能性もあります。ただし、アルファードは価格帯がかなり離れた高額な上位グレードもあるため、ただ「セレナと迷っています」と言うだけでは、本当に検討しているかどうかというメッセージ性が低く、値引きを引き出すのは厳しいでしょう。
ライバル車と価格競争をさせてアルファードの値引きを引き出すためには、ディーラーに値引きで勝負するしかないと思わせることが重要なのです。まずは、ライバル車にあってアルファードにないものを探しましょう。例えば、アルファードよりデザインが好きだとか、優秀な燃費性能があるとか、優れた4WD性能があるなど、ライバル車のアルファードよりも好きな点や、勝っている点を見つけておきます。これを見つけておくことが、アルファードの値引き交渉の中でかなり効果を発揮します。
「アルファードもいいなと思っているんですが、さっき日産に行ってセレナを見たら、燃費が良くてコスパがいいところに惹かれて…」
などとディーラーに伝えることで、本気で比較し、迷っていると思わせます。そうすることで、ディーラーにあとは値引きで勝負するしかない!と思わせることができるのです。特に同価格帯のアルファードHYBRID Xグレードと、セレナe-POWER LUXIONは検討しやすいモデルです。
「セレナは○○○円でした。もしアルファードが△△△円になるならアルファードに決めます」
と希望金額を提示します。これで希望金額以上の値引きが出れば大勝利!希望金額と同額であっても、目標はクリアできます。
ココに注意
競合他社の車種を値引き交渉に利用する際の注意点として、「セレナの方が値引き額が大きい」と言うと、「その代わりにアルファードの方がリセールバリューが高いので、値引きの差以上にお得ですよ」とディーラーに返されてしまう可能性があります。そういう場合は、「リセールに出すことは考えていないので気にしません。それより値引き額を見て決めようと思っています」と言いましょう。
トヨタディーラー同士での値引き交渉は可能?
トヨタ車の購入が可能なディーラーは全国に複数あります。以前は販売チャネルごとに取り扱い車種が異なっていたため、ネッツ店でヴェルファイア、トヨペット店でアルファードとなっていましたが、2020年からは全てのディーラーで全車種の購入が可能になりました。もともとトヨタ車はメーカー直営店舗が少なく、トヨタと直接提携を行う販売会社が販売を行っていたため、販売会社ごとに競合をすることが可能になっていました。しかし、一部は経営統合やホールディングス化がされたことにより、ユーザー管理の一体化が行われていることもあり、トヨタディーラー間での競争を狙っての値引き交渉はむずかしくなっています。
アルファードの購入費用を抑える
ここまで、ディーラーとの交渉でアルファードの値引き額を上げる方法をご紹介しました。しかし、アルファードの購入費用を抑える方法は、値引き以外にも存在します。それが、今乗っている愛車をできるだけ高い金額で手放して、アルファードの購入資金の足しにするというものです。ここからは、その方法について詳しく見ていきましょう。
ディーラーへの下取りは損
車の乗り換えなどで新車を購入する際、今乗っている車をそのままディーラへ下取りに出す方がほとんどだと思います。ディーラーとの値引き交渉の中でも、「これ以上の値引きは難しいですが、その代わりに下取り額を上げさせてください」と言われたことがある方もいるのではないでしょうか。一見、総支払額は少なくなるのでお得に感じますよね。しかし、これでもまだ損をしているのです!
ディーラーは実際の中古車市場の相場よりも、かなり低い査定額を提示してきます。その理由は、新車の値引き額を大きくしたとしても、下取り額をかなり低く見積もることで、その分の利益を回収することができるためです。これでは、どれだけ値引き交渉を頑張って値引きを勝ち取ったとしても、意味がないですよね。
では、損なく愛車を手放すためにはどうすればいいのでしょうか。
中古車買取店へ査定に出す
愛車を高値で手放すために一番有効な方法は、中古車買取店に買い取ってもらうことです。中古車買取店はその名の通り買取のプロであるため、中古車市場の相場をきちんと見た上で、愛車に適正な価格を付けてくれます。ディーラーの下取り額と中古車買取店の査定額を比べてみると、その差は一目瞭然です。
しかし、いざ中古車買取店へ査定に出そうと思っても、数ある業者の中から高価買取をしてくれるところを探すのは困難ですよね。そこでおすすめしたいのが、無料一括査定の利用です。無料一括査定は、申し込みをするだけで複数社が価格競争をしてくれるため高額な査定額が出やすく、また、どの買取業者が高額で買い取ってくれるのかを一目で判別することができる便利なサービスです。
しかし、無料一括査定に申し込むと、複数社から一気に電話がかかってくるため、少し注意が必要です。電話が鳴り続けるのは避けたい、という方には車買取業者のカーネクストをおすすめします。カーネクストは、日本車の需要が高まっている海外への販路を持っているため高価買取を実現することができ、また、訪問査定ではなく電話査定なので、気軽に査定額を聞くことができます。
まとめ
アルファードの値引き額を大きくする方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?ディーラーとの値引き交渉に自信がない方も、ご紹介した方法を実践すれば、スムーズに値引き交渉を進められるはずです。ぜひ、チャレンジしてみてください!
車の買い替えを検討しているなら?
今の車を処分して新車への買い替えを検討している場合は、今の車を高く売ることでトータルコストを抑えることが可能となります。そこで重要なのが、海外に販路を持つ中古車買取業者に買取を依頼することです。
近年、海外での日本車の需要が上昇し、中古車であっても日本車は海外で高値で取引されるようになりました。そのため、海外への販路を持つ中古車買取業者であれば、高値で買い取ることができるのです。
カーネクストは海外への独自の販路を持っているため、低年式車や過走行車であっても高値でお買取できることもあります。ぜひ一度お問い合わせください。