新年度がスタートする4月は進学や就職等でライフスタイルに変化がある方も多く、1月から2月は新生活に向けて車の購入や乗り換えを計画しているのではないでしょうか。
こちらでは、いざ車を売る時に高く売れるのはどんな車なのか、どうすれば車を高く売ることが出来るのかについて詳しく解説しています。
こんな車が高く売れる!高く売れる車の特徴
車を新しく購入する時や乗り換える時に、購入から数年後に売却する時には高くリセール出来るのかどうか、車の残存価値はどのくらいあるかを前提に購入を検討する方もいらっしゃるでしょう。
また、車の売却を検討されている方は、高く売れる車なのかどうか気になるのではないでしょうか。こちらでは、高く売れる車の特徴をご紹介します。
中古車市場で人気の車は高く売れる
車買取業者は、車の買取をして仕入れ、仕入れ車両を再販して利益を得る仕組みです。そのため、車買取り業者が高く買取出来る車は、中古車市場で人気があり高く売れる車となります。再販がしやすい年式の新しい車や、走行距離が短く使用感の少ない車は、高く売れるため買取額も高くなります。また再販がしやすいという点で、車検の残存期間が長い車やボディカラーが人気色の車も、買い手が多いため在庫になるリスクが少なく、高く売れる車となります。現在は最新技術や安全装備の標準搭載車が多いことから新車販売価格も高額なため、中古車での購入を検討するユーザーが多くなっていて、その分中古車市場で人気が高い車は仕入れてもすぐに売れてしまうため、中古車自体の需要が高いことも車が高く売れる要因の一つになっています。
ホンダN-BOXのJF1は、2011年から2017年の期間販売されていた初代モデルです。11色のカラー展開となっていますが、その中でも買取人気が高いボディカラーはプレミアムホワイトパールⅡとクリスタルブラックパールとなっています。
SUVとRVは高く売れる
前述したように、中古車市場で人気の高い車は販売店としても仕入れたい車のため、積極的に買取をしようとする傾向があり買取額も高くなります。いま日本国内で人気のあるSUVやRV車は、中古車市場でも同様に人気が高いボディタイプです。SUVというとクロスカントリーを意識した走破性が高く、武骨な車をイメージされるかもしれませんが、現在は都市型のクロスオーバーSUVや乗り回しがしやすいコンパクトサイズSUVも多く販売がされており、走破性を必要としない都市部でも人気が高いボディタイプとなっています。車高が高くなるため運転がしやすくなることや、積載スペースの確保が大きくとれることも人気の理由となっており、ファミリーカーや通勤用の車として購入を検討される機会も多いようです。なかでも人気のSUVというと、トヨタのハリアーや日産のエクストレイルが挙げられます。クロスカントリーを意識した走破性の高いSUVやRV車に比べると、都市型クロスオーバーSUVとなる当該2車種は都市部での乗り回しもしやすいボディサイズとなっており、内装デザインやインテリアも上質感があるため人気が高くなっています。
トヨタハリアーのACU30Wは、2004年から2011年の期間販売されていた2代目モデルです。高級感やラグジュアリー感のあるSUVとして従来のクロカン車のイメージが強い他車SUVとの差別化を図り、独自のジャンルを築き上げました。
ミニバンは高く売れる
中古車市場で人気のボディタイプというと、ファミリーカーの代表格となるミニバンがあります。ミニバンは車体自体も大きいものの、乗員定数が多いシート設定と多くの荷物を積載できるスペースの広さがあることからファミリー向けの車としてだけでなく、企業や官庁の送迎車としても人気があります。なかでも、近年の年間メーカーブランド通称名別販売台数において毎年上位にランクインしているトヨタのアルファード・ヴェルファイア、ノア・ヴォクシーは人気が高くなっています。
トヨタアルファードのAGH30Wは、2015年から現在も販売中の現行モデルです。当モデルからアルファードのデザインコンセプトは「豪華・勇壮」となり、エクステリアが大幅に変更されたことにより、さらに人気を確立しました。特に開発で力を入れたといわれる後部座席の乗り心地向上に関しては満足感が高く、ホテルの送迎車やハイヤーとしても活躍しています。
海外で人気の車は高く売れる
国内の中古車市場だけでなく、車買取業者の再販ルートにおいて欠かせない販路の一つが海外への輸出市場です。国内では年式や型式、走行距離次第で不人気車となってしまったり、再販が難しいといわれてしまう古い車や多走行の商用車も、海外市場においてはまだまだ中古車として活躍する車となり、高額な価格での再販取引が行われていることも少なくありません。特に国土の広さが違うことで移動距離も長くなる海外の国や地域では、車の走行距離に対しての認識が国内とは異なります。日本国内で多走行と言われる10万キロ以上の走行距離車も、海外では走り出してエンジンを慣らした車といった扱いになるのです。特に設計上耐久性が高く、多走行や低年式でも長く乗ることが出来る商用バンなどは、海外からの人気が高いため国内以上の取引価格となりやすく海外への輸出販路を持つ業者ほど高く買取が出来る傾向にあります。
トヨタハイエースワゴンのKZH106は、1993年から2004年まで販売されていたモデルです。ワゴンタイプのワンボックスカーで乗員定数は7名から8名となっており、商用送迎車としても人気の高い車種です。特に後席のアレンジ性が高く、専門の中古車販売店ではキャンプカーや車中泊用の車としてリメイクされたハイエースも人気があります。現在は個人によるカーDIYも人気があることから、自作用にベッドキッドなどの販売も行われています。
趣味性の高いスポーツカーは高く売れる
スポーツカーというと万人が購入する車というわけではなく、趣味性が高くコレクションとして車が好きな方や、走りを好むドライバーから人気の車種となります。再販という意味では、万人から人気のSUVやミニバン等とは異なるため、販路が限られてしまうのではと思われるかもしれません。しかし、趣味性の高い国産のスポーツカーは日本だけでなく世界市場においても人気が高く買取価格も高くつけることが出来ています。
マツダロードスターのNCECは、NC系とカテゴリされる2005年から2015年まで販売されていたロードスター3代目モデルです。現行モデルのひと世代前のモデルでもあります。NC系のプラットフォームはRX-8がベースとして生産されており、先代モデルと比べるとボディはやや大きくなったといわれています。初代と2代目モデルは現存車が減少していることもあり比べると、3代目モデルは現行モデルよりも年式も古くなるため手に入れやすい価格帯といえます。ただし、走行性能が高いことやエンジンの軽量化がされたことで、乗り回しやすく維持もしやすいことから、2022年現在は少しずつ3代目モデルの人気も上がってきています。
ハイブリッド車は高く売れる
近年の中古車市場において価格が高騰している中古車の一つがハイブリッド車のプリウスです。なかでも2003年から2012年まで販売されていた2代目と、2009年から2014年まで販売されてた3代目プリウスは、年式で考えると決して高年式車とは言えないものの人気があります。その人気の理由がプリウスに使用されている部品の触媒システムです。触媒システムとは排気ガス中の有害物質を除去する装置のことで、プラチナやパラジウムなどのレアメタルと言われる貴金属を使用し作られています。プリウスは元々排気ガスを多く排出する車種ではなく状態が良いことや、現行モデルのプリウスに比べて前世代モデルに多くの素材が使用されていたことから、部品価値も高く部品どり車としても中古車市場で価値が高く人気があるのです。
トヨタプリウスのZVW30は、2009年から2014年まで販売されていた3代目モデルです。3代目プリウスが販売されている当時、派生車種のステーションワゴンであるプリウスαとコンパクトカーのアクア(北米ではプリウスC)、プリウスのカスタムモデルでスポーツグレードのプリウスG'sの設定も追加されました。また、3代目プリウスのZVW30型をベースに製造されたプラグインハイブリッド車のプリウスPHVもリース車として登場し、2012年から市販化されています。
ディーゼル車は高く売れる
現在国内の首都圏1都3県では、一部のディーゼルエンジン搭載車に対し規制が設けられていて、規制に対して不適合車に関しては公道を走行することが出来ません。このディーゼル車の排出ガス規制は平成15年10月1日から開始していて、対象地域は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県です。対象の車種はディーゼルを燃料とするトラック、バスと同等車種をベースに改造された特種用途自動車となっており、一般的な自家用車に関してはこの規制の対象外となりますが、ディーゼル車の排出する排ガスに関しては各自動車メーカーも力を入れているため、現在はクリーンディーゼルエンジン車は低燃費で高トルクといった性能が高い車として人気が高くなっています。特にディーゼル(軽油)エンジンは燃料コストパフォーマンスが良いことから、多走行で長距離を走行する商用車にはディーゼルエンジン車が多く、中古車市場でも人気となっています。
三菱デリカD:5のCV5Wは、2007年から販売されている5代目モデルです。先代車はデリカスペースギアで、オールランダーミニバンの理念を持つ車の後継車として国内だけでなく海外でも人気があります。オールラウンダーとしての走行性能と走破性の高さはまさにSUVとなっていますが、ボディタイプはワンボックスミニバンとなっており、積載力が高く乗員定員も8名までとなっているためファミリーカーにも人気のある車種になります。
マニュアル車は高く売れる
マニュアル車とはMT(マニュアルトランスミッション)車のことで、手動でギアチェンジやクラッチの操作をしながら運転するため、一定以上の運転技術が必要です。そのため、運転操作があり難しいと敬遠されることもあるものの、操作感が好きな方や運転を好むドライバーからは人気の車となっています。特にMT車で人気が高い車種というと、走りを楽しむことが出来るスポーツタイプのスズキのスイフトスポーツや、ホンダのシビックタイプRとなっています。特に現存する車体自体が少なくなってきている低年式のスポーツカーのMT車は、国内だけでなく国外でもファンが多く世界の中古車市場において高額な価格で取引が行われています。
スズキスイフトのZC31S(スポーツグレード)は、2005年から2010年まで販売されていたモデルです。ZC31Sはコンパクトカーのスイフトのスポーツグレードとして販売されており、1.6Lエンジン搭載の5MT車は走りを楽しむことが出来るスポーツカーとして販売終了後の今も中古車市場において人気が高いモデルとなっています。チューニングカーやカスタムカーベースにも人気があることから、低年式車であっても買取がつく車の一つとなっているため、手ばなしの際は慎重な見積もりが必要な一台です。
車を高く売るコツ10選
車を売る流れは「売却先を選ぶ、見積もりをとる、車を引き渡す、買取金を受け取る」です。この車を売る工程中に、いくつか車を高く売るコツがあります。このコツをつかむと車を高く売ることが出来るのです。こちらでは、車を高く売るための10個のコツをご紹介します。
①車を売るタイミングに迷ったら早めが一番
まず一つ目に、車はタイミング次第で高く売ることが出来ます。また、タイミングによって車の買取価格ダウンを避けることが出来ます。車を売るか悩んでいるけど、タイミングを計りかねているという方は何よりも早めに車を売るということが、車を高く売るコツトになります。
車を売る時に、買取業者が査定時に確認する「走行距離」と「年式」は査定価格に大きく影響があります。例えば、走行距離が普通乗用自家用車であれば年間1万km、軽自動車四輪であれば年間8,000kmが目安といわれています。そのため、年式が3年経過なら3万km、5年経過なら5万km、10年経過なら10万km走行までを平均と見ており、これよりも多く走っている車は多走行車と言われます。車の年式が9年目で、翌年度の車検の前にミングに車を売ることを考えている場合、もしも走行距離が9万kmに差し掛かる手前であれば、10万kmを超える前に売却することをおすすめします。買取業者は、買取後にその車を中古車として再販することを考えています。走行距離は9万km台であった方が売却がしやすく、10万kmを超えていると売りづらくなってしまいます。再販時の価値が下がることは、イコール買取査定額も下がってしまうということなのです。
車は経過年数10年落ち・走行距離10万kmを超える前に、売却するようにしましょう。早めに売却することで車の価値を落とさず、高く売れる可能性が上がります。
モデルチェンジのうわさが出る前に
あまり乗らなくなった車を早く売ると買取額にプラスになりやすいという点でいうと、【モデルチェンジより前に売る】というのも大きなポイントです。
モデルチェンジせず5年以上経過している車種の場合、一般的に5年から7年目にモデルチェンジする車種が多いため、売ることを迷っている間にその車がモデルチェンジをしてしまうことがあります。もしもモデルチェンジがあると、売却する時には世代前の先代モデルとなってしまうため、買取額がマイナスになってしまう可能性が高くなるのです。
②社外品に変えても純正パーツは置いておく
車を購入した後に、カスタマイズパーツ等により純正部品から社外品部品へと換えている方もいるかもしれません。こだわりがある部品や、人気の社外部品などは買取でプラスになるかもと考えるかもしれませんが、実は一般的に中古車として再販をするのであれば純正部品が装着されている方が好ましく、売りやすい車となります。中古車販売店では買い取り仕入れ後の再販時に在庫リスクになることを嫌いますので、もしも社外品を装着している車なら純正品に戻して売却をした方が、買取査定でプラスになる可能性があります。カスタムした時も、純正パーツは捨てたりせず取っておくことをおすすめします。買取業者によっては、社外品を装着していて、純正パーツは車載しているだけといった状態でも、部品が揃っていればプラス査定になることがあります。
③下取りに出す前に買取で見積もりをとる
車を売るのなら、下取りではなく車買取り業者への売却をおすすめします。車の売却先を選ぶ時、車をいつも購入しているディーラーで乗り換えるため、そのまま下取りに出すという選択をされる方は多いようです。
ただ、車が低年式車や多走行車、事故歴や修復歴がある車だった場合は下取りに出すといってもほとんど金額としては付かず、無料で引取になってしまったり、廃車費用がかかったということも少なくありません。ディーラーによっては、次の車の購入見積もりの中に「下取りで差し引く金額」と「下取りする車両の手続手数料」を分けて記載しているところもあり、実際の下取り金額は思ったより付いていなかったということもあるようです。特にディーラーは車の買取をもともとしているわけではありませんので、買取をするといっても再販する販路を自社では持っていないところが多くなります。中には認定中古車を販売しているディーラーもありますが、認定中古車は認定できるラインが厳しく、すべての下取り車両を認定中古車として売ることは出来ません。中古車としての再販が難しいと判断された下取り車両は外注先に廃車を依頼したり、オートオークションへ出品するなど、中間マージンが発生する販路に流すしかないといったお店も多くなっています。そのため、下取りに出しても実は次の車の値引きには、そこまでプラスに働かないこともあるため、下取り査定に出してもあまり金額がつかなかったり、手数料が取られるためマイナスになるといったことがあります。
④売る前の修理はしない
車を売る前に、買取価格の査定を受けてから売却先を選ぶということが多いでしょう。その査定を受ける前に出来るだけ車の状態を良くしておき、高く買ってもらおうと考えるとは思います。しかし、車に傷がついていたりヘコミがあったとしても、修理板金工場へ依頼して修理をすると、買取査定額で考えれば損する可能性が高くなります。修理板金工場での、ヘコミや傷を直そうとすると程度には寄りますが、最低でも数万円以上はかかることがほとんどです。そうして車を直したとしても、ボディが綺麗になってプラスになる買取額は、その修理費用を上回ることはほとんどありません。中古車販売店では自社で修理鈑金設備を持っていたり、工場と提携していることが多く、個人で修理工場に依頼する費用よりもかなりコストを抑えて修理することが出来るため、買取査定時も修理や鈑金で整備できる範囲であれば大きくマイナスに出ることはないのです。もしも車が古かったり多走行車であれば、修理した金額の方が買取額よりも高くなってしまうこともあり、大きく損をするかもしれません。
売る前の車の修理はせず、査定を受ける前には車内の清掃など個人で出来る範囲に留めて、出来る限り印象の良い車になるようにしておきましょう。
⑤見積もり前に買取相場をチェック
車を売る前に、買取業者へ査定を依頼し買取価格を聞いて売却をすることになります。買取業者に査定見積もりを依頼し、いざ提示された金額が実は買取相場と大きく差が開いていても、相場を知らなければ受け入れてしまう可能性があります。特に高年式車で新しい車は、状態次第で高額査定が見込める車です。現在の買取相場をチェックしておいて、業者にもしも相場よりかなり低い金額で査定額を付けられたら、相場と査定価格が離れているのはなぜか聞いてみましょう。買取相場は、査定サイトや消費者向けのシルバーブック(中古車買取相場ガイドブック)から、年式や型式次第の金額を調べることが出来ます。ただし年式が古い車に関しては、相場が掲載されていないこともあります。買取相場で記載されている金額は、走行距離値が平均値以内であり事故歴修復歴がなく目立つ傷がない状態を基本に記載されています。もしも相場と買取査定額が離れていても、車両の状態によっては適正であることもありますので、査定担当者にしっかりと理由も聞きましょう。
⑥見積もりは二社以上で取る
車の売却先を決める時、車買取り査定の見積もりをとります。その際、一社のみに絞って見積もりをとり、想定していた買取価格より低い査定価格が出てもそのまま売ってしまうかもしれません。しかし車買取査定の見積もりを二社以上に依頼すれば、その業者の中で最も高い金額のところへ売却をすることが出来たり、競合しているお店があれば買取価格の交渉手段として、他社の査定価格を提示することが出来ます。
特に車買取りでは買取業者の販路次第で、査定価格に大きな差が出ることも少なくありません。Aの買取業者は輸出再販に力を入れていて海外で人気の車両の買取に強かったり、Bの買取業者では軽自動車再販に力を入れていて購入を考えている次のユーザーを多く抱えているため高く買取出来るなど、買取業者も車種と販路によって査定時に提示出来る見積価格が異なります。車を売る側にとって、買取業者が得意な販路を見極めることは難しいと思いますが、同時に見積もりをとってみることで得意な販路を持っていて高く買い取ることが出来る買取業者を見つけることが出来るのです。
⑦出張査定は一人で対応しない
車買取業者のなかには出張査定を行っている業者もあります。出張査定は実際に車のところまで買取業者が訪れて査定をするため、その車の現在の査定価格をその場ですぐに確認が出来る方法です。ただし、出張査定をしている買取業者の中には、車を売ると決めてもらえるまで帰らない居座り業者がいたり、出張査定費用を買取が決まってから買取車輌から手数料として差し引きするといった業者もあります。また、直接業者と話して買取価格をその場で決めることになるため、業者との交渉が苦手という方は買い叩かれてしまうこともあります。まずは、一人で出張査定を受けないこと、出張査定を依頼する場合は断っても買取を依頼することになっても、手数料等がかかることはないのかを前もって確認しましょう。
また、出張査定を受ける場合は複数業者に同時のタイミングで依頼しておくと業者間の競合がその場で起こり、買取価格が高くなることがあります。また、業者に対応する時間も短縮出来るため、売る側にとっての負担を軽減することも出来ます。
⑧販売ルートが多い車買取業者を選ぶ
車買取業者に見積もりを依頼する時、買取後に再販するルートを多く持っている買取業者を選ぶようにしましょう。買取後の販路が多いほど、再販がしやすくなり業者は在庫リスクがないため買取価格を高くつけやすくなります。また、再販時に高く売れるルートを持ってる業者であれば、沢山車を仕入れたいと考えるため買取査定で強気の買取査定額を提示し、他社に対抗が出来ます。中でも国内だけでなく海外へのルートを持っている業者は、国内では相場が下がってきている低年式車や多走行車などの買取も強いため高い買取価格を提示出来ます。海外輸出を主に行う車買取業者は、年式や走行距離のほか事故歴修復歴などがある車でも海外では高く再販出来るため、国内で中古車販売している買取業者とは査定の仕方が異なります。車買取業者を選ぶ時に、ウェブサイトなどを公開している業者であれば販路を前もってチェックしておいても良いでしょう。
⑨買取手数料がかからないところを選ぶ
車買取査定価格が高い買取業者へいざ売却をしてみた後、車の引取手配や売却後の名義変更に代行手数料がかかってしまい、買取価格から数万円がマイナスされてしまうということがあるようです。このように買取手数料として買取価格から差し引く買取業者への対策として、車の買取査定の見積もりをとる時に手数料がかからないかどうか、前もって確認することが大切です。特にレッカー費用がかかるといわれた場合、業者によってはレッカーを外注で発注し引取に行くため、業者から車の保管場所までの距離や車両の状態次第では数万円を超えることもあり、引取の費用だけで高額な請求になる可能性があります。車検切れの車を売る予定の方や、事故や故障で動かない車を売却する場合は、引取の費用や書類の手続の代行費用などで買取手数料がかからないところを選ぶようにすることをおすすめします。
⑩必要書類は前もって準備しておく
車を売る時には車本体だけでなく、その車の売却手続きに必要な書類の準備が必要になります。普通自動車であれば自動車検査証・車の所有者の印鑑証明書・実印、軽自動車であれば自動車検査証・所有者の認印は必須となります。注意すべきポイントは、車の所有者が車を売る当人本人であるかどうかと、当人本人であったとして車検証登録の氏名住所が印鑑登録証明書の氏名住所と一致しているかどうかです。もしも所有者が異なり、ローン会社やディーラーになっていたり、譲渡された自動車で譲渡された相手の名前のままになっている場合は、車を使用している人が勝手に車を売却することが出来ません。車の売却を依頼してから必要な書類が揃わないとわかった場合は売却自体が出来なくなったり、書類を揃えるために時間がかかってしまうことでペナルティとなり減額になることもあります。まずは売却の前に、車の売却に必要な書類を揃えることが出来るのか確認すると良いでしょう。
まとめ
こちらでは、車を売る予定がある方と車を買う予定がある方に参考にしていただけるように高く売れる車の特徴と、車を高く売るためのコツをご紹介しました。
高く売れる車の特徴のなかに、今後売る予定や買う予定の車があてはまっているのか確認してみて、あてはまる車であれば買取査定で見積もりをとる時は慎重に数社に見積もりを依頼してみることをおすすめします。また、車を出来るだけ高く売るために予めコツをつかんでおくと大切な車を売る時に損せず、高く売ることが出来ます。車売却や購入を予定されている方は、ぜひその予定の前に参考にしてみていただければ幸いです。