廃車

水没・冠水してしまった車の処分はどうする?

水没車廃車方法

令和6年度に入ってからの大雨による自然災害、また台風による被害は日本全国に大きな影響を及ぼしています。甚大な大雨災害によって、自動車で走行中に冠水した道路に出会ったり、車の保管場所が冠水したことによるトラブルの件数も増えています。このような冠水や水没によって車が動かなくなってしまった時の対処方法とは、どのように行うことが適切なのでしょうか。

こちらでは冠水車や水没車になってしまった時の適切な廃車方法をご紹介します。

水没車、冠水車は状態により廃車の方法が変わる

まず水没してしまった車の状態によって、廃車をするか修理をするか検討します。どのような状態で判断をすることができるのか、解説します。

車の水没の程度がタイヤを超えているかどうか

水没の状態がタイヤの半分程度までの場合、比較的ボディの修理費用は高額になることなく可能です。

ただ、水没してしまったタイヤについては、傷がついていたりパンクしていることがあり、タイヤ交換が必要になる可能性があります。車のタイヤは一台あたり前輪二つ、後輪二つとなっています。基本的にタイヤの交換は一つだけを交換ではなく四つまとめて行います。もしも交換するとなると、タイヤだけで高額になることもあるのです。ボディ自体の修理費用が低いと言われたとしても、車全体の回復にかかる費用の見積もりをとってみて、修理か廃車か悩まれることをおすすめします。

もしも、タイヤがすべて浸かってしまうくらい車が水没している場合、排気口やマフラー部まで浸かっている可能性が高くなります。そうなると、エンジン内部まで浸水しているかもしれません。この場合は、エンジンがかかったとしても走行中に内部でエンジンが破損してしまうなど危険が伴いますので、エンジンを動かさずに廃車または修理の見積もりをとりましょう。

フロアまでの浸水なら修理よりも廃車

フロアマットを超えて車が水没・冠水してしまっている場合、エンジンルームの浸水やフロア内まで浸水していると修理費用が高額になったり、汚水などによる浸水で匂いや雑菌の繁殖などが問題となり内装をすべて交換しても、完全なる修理自体は難しいと言われることがあります。そのため、フロアマット以上の浸水をしてしまった場合は、廃車を検討されることをおすすめします。

車としての回復が難しい程浸水してしまった水没車であっても、廃車を依頼する売却先を間違えなければ、買取価格が付く場合もあります。また、買取価格をつけてもらうことは難しかったとしても、廃車にかかる手続きの費用やレッカー費用はかからない業者もあります。次項では、水没車を廃車する際の適切な廃車依頼先の選び方や、廃車の方法をご紹介します。

水没車、冠水車の適切な廃車の方法

水没車や冠水車となり動かない車や、動くかもしれないが危険がありエンジンを掛けることが出来ない車は、車の移動手段を考えてもレッカー費用がかかり、廃車費用がさらに高額になることを想定して不安になる方も多いと思います。

しかし、水没や冠水などを原因として動かなくなった車も売却先次第で費用を掛けず売ることが出来ます。廃車にお金をかけることもなく、面倒な廃車手続きを自分でする必要もないため、廃車にかかる諸々の負担を減らすことが可能になるのです。

水没車・冠水車を買取することが出来る廃車買取業者

不動車や故障車の廃車に強い廃車専門の廃車買取業者なら、水没してしまった車を買い取ることが出来ます。とくに水没車は状態次第では動かすことも難しい、自走不可の車が多くなっています。しかし、不動車も多い廃車専門の買取業者であれば、動かない車の引取りを可能にする専用のレッカー車を保有しているため、外部に依頼すると費用がかかる部分もコストカットできるといった強みがあります。

水没車・冠水車であっても買取が出来る理由

水没車、冠水車でも廃車買取業者が買取出来るのはなぜでしょうか。それは、故障などで動かなくなった車からもパーツなどを取り出して、リサイクルパーツとして売却することが可能なためです。日本車が海外で人気であるというのはよく知られていますが、実は「日本で走っていた車」も海外で人気なため、リサイクルパーツなどを海外で売却する販路をもつ廃車買取業者なら、買取金額を高くつけることができています。

日本は世界の中でもかなり厳しい基準の車検制度があり、日本で走っている車は保安基準の高い検査に合格している車として世界で有名です。
また海外では砂利道など未舗装の道路を走ることも多くなりますが、日本の都市部では、ほとんどの道路が舗装済のアスファルトになっているため車体に与えるダメージが少なく、良好な状態を保てているといわれています。今回のように水没車でも修理用の部品や、中古車の装備品として、再利用が可能な部分があれば海外で需要が高いことから高い買取価格を付けてもらうことが出来るのです。

水没車の買取に強い廃車買取業者はカーネクスト

カーネクストは、全国の不動車や事故車専門の廃車業者と多数提携しています。また、自社に独自の海外への販路を持っているため高額査定の可能性が高くなっています。現在までの廃車買取実績の中にも、水没で動かない車の買取実績が多数あります。引取費用や、廃車手続きなどの廃車にかかる費用も完全無料ですので、水没車の処分にお困りの方の負担になりません。

水没車の廃車をする時のポイント2つ

水没車の廃車を行う時のポイントを2つご紹介します。確認してみましょう。

廃車に必要な書類が水没!

自動車検査証や自賠責保険証など、車の運転時に所持している必要がある書類が、車が水没や冠水をしてしまった時に、一緒に水没してしまうことがあります。その場合、素材自体が水に弱い紙素材のため破損してしまったり滅失してしまうことがあります。
廃車の手続きは、自動車検査証自体は紛失してしまっていてもすすめることが可能ではありますが、車検証記載の情報を確認出来ることで廃車手続きがスムーズにすすみますので、念のため車検証の再発行を運輸支局で行われることをおすすめします。
また、自賠責保険証は自賠責保険を解約するために必要です。車検が残っている状態の車は、不要になった車の廃車手続きを行うと自賠責保険の解約が可能になり、使用されなかった保険料が返戻金として手元に戻ります。そのため、保険契約を行った車屋やディーラーまたは保険会社に再交付を依頼し、出来るだけ早く解約されることをおすすめします。

水没車を買取業者へ見積もりに出す前に

水没や冠水してしまった車を廃車する時、廃車買取業者で見積もりをとります。その際に実車査定を行う業者の場合、前もって車内の換気を行い、乾燥させておくことをおすすめします。
換気を行うことで、匂いが少し改善されたり雑菌の繁殖を防ぐことが出来るため見積もりも良い査定が出る可能性があります。

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