ミニバンは故障に注意｜上手な選び方のポイントとおすすめ車種

ミニバンは活用シーンも広く、使い勝手の良さから人気です。しかし、使い勝手が良い分、ハードに使ってすぐに故障してしまうこともあります。故障を防ぎ、安全に使い続けるには、車の選び方がポイントになります。

1 故障が少ないミニバンの選び方
2 ミニバンの人気車種
- 2.1 家族におすすめな日産のセレナ
- 2.2 ミドルサイズミニバンのトヨタのヴォクシー
3 ミニバンの故障から解放されよう

故障が少ないミニバンの選び方

どのような車でも大切に扱うことで多少の故障は防ぐことができ、長く乗り続けることはできます。しかし、丁寧にメンテナンスをしていても、不具合が発生することはあり、そこから故障に繋がることがあります。故障するかどうかは、車の使い方やメンテナンスだけではなく、車そのものの状態によっても違ってきます。故障に強い頑丈な車がある一方で、故障の可能性が高い車があることは理解しておかなければなりません。ミニバンでもこれは同じで、物によって故障しやすい、しづらいは違います。故障に煩わせられないためにも、故障の少ないミニバンの選び方を知っておきましょう。

シンプル装備のミニバン

ミニバンは人気の車種で、最新モデルもどんどん発売されています。新しいものになるほど、装備も充実している傾向にありますが、故障の少なさで選ぶなら、余計な装備のついていないシンプルなものがおすすめです。装備が充実していると、それだけ便利に使えますが、一方で車の構造や機械が複雑になっています。つまり、シンプル装備のものと比べると、繊細な作りになっているものが多く、小さな不具合も発生しやすいです。小さなエラーが全て故障に繋がるわけではありませんが、それが何らかの原因になって、他の不具合を引き起こし、故障に繋がることもあるでしょう。シンプル装備のミニバンなら、装備多数のものよりも不具合発生の可能性が低いため、故障にも強いと言えます。

マイナーチェンジをしている車種

車は同じ車種でも、何年かするとマイナーチェンジされます。マイナーチェンジは、モデル自体は同じであるものの、細かい部分を修正したもので、いわばバーションアップと言えるでしょう。故障が少ないのはマイナーチェンジを繰り返している車種で、回数を重ねるごとに、故障のリスクは減っていくと言えます。これはマイナーチェンジによって、従来モデルにあった不具合、あるいはこれから起こると予想される不具合を修正し、改良しているからです。ユーザーの声を参考に開発を進め、改良をほどこしている場合もあり、よりストレスなく使えるものが多いでしょう。発売したての最新モデルは、注目が集まり人気も高いですが、隠れたリスクを抱えている可能性が高く、マイナーチェンジしたものと比べると故障リスクは高いです。

メンテナンスがしっかりしてあるミニバン

ミニバンは新車だと価格が高いものが多いため、中古車を選ぶのもひとつの方法です。中古で購入する場合は、メンテナンスがどれだけできているかを確認しましょう。中古車の状態は前のオーナーの使用状況、メンテナンス状況によって大きく変わります。メンテナンスをしっかり行っているなら、故障リスクは低く、ほとんど手を付けていないならリスクは高いと考えましょう。走行距離や年式も状態を測る指標ですが、これらはあくまで目安です。実際には、メンテナンス状況が物を言い、仮に年式が古く、走行距離が長くても、きちんと整備しているなら、故障が少ない良好なものも存在します。一見新しく見えても、ほとんど手を加えておらず、故障リスクが高いものも存在するため注意が必要です。

事故車は避けよう

ミニバンを中古で購入するなら、少しでも安いものを選びたいと考える人は多いでしょう。価格の安さを追求するのもひとつの手ですが、故障リスクで考えるなら事故車は避けたほうが無難です。中古車市場における事故車とは、修復歴車を指す場合が多く、これは車の骨格部分を損傷し、修理した経歴を持つ車です。骨格部分は修理しても完全に直るわけではなく、高い故障リスクを抱えています。見た目は綺麗でも、いつ不具合が起き、故障に繋がるとも知れないため、どれだけ安くても購入は控えましょう。