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自家用車購入とカーシェア利用どちらがお得?メリット・デメリットとは

現在車を所有しておらず今後購入するか考える時、気になるポイントは初期費用・維持費・利便性ではないでしょうか。

今は車を所有していなくてもカーシェアサービスを利用すると、必要なときに車を使用することが可能です。自家用車を購入して所有するか、カーシェアサービスを利用するか、どちらがお得なのでしょうか。こちらでは、自家用車とカーシェアサービスのメリット・デメリットを比較し、ご紹介します。

初期費用を比較してみる

まず大前提として必要となる初期費用についてですが、ここがカーシェアと自家用車との最大の違いといっても良いでしょう。

自家用車の場合の初期費用

自家用車の場合は、車両本体価格やその他の新規登録手続きの諸経費など、購入する車種によって違いはするものの数百万~数十万円の費用が発生します。

例として、スズキの軽自動車新型アルトを新車購入した場合にかかる費用の見積もりをご紹介します。下記の見積もりはメーカーオプション、ディーラーオプションは選択していない状態です。

登録届出諸費用47,770円
車両価格1,097,800円
自賠責保険料27,330円
リサイクル料金5,980円
合計1,178,880円

カーシェアの場合の初期費用

カーシェアの場合、ほとんどのサービスにおいて初期費用としてかかるものは、入会時に必要なカードの発行料もしくは申し込み手数料のみです。ローンの組めない学生や、働き出したばかりの社会人にとって、初期費用が負担となり、車をもつことは難しいと考える人が多いと思いますが、カーシェアであれば初期費用を心配する必要がありません。

カーシェアサービス名初期費用
タイムズカー1,650円(カード発行料)
オリックスカーシェア1,650円(ICカード発行手数料)
カレコ0円(専用カード不要)
dカーシェア0円(カード不要・スマホが鍵になる)
カリテコ990円(ICカード発行手数料)
やさしいカーシェア0円(カード不要・運転免許証が鍵になる)

利用料金・ガソリン代・保険料などの維持費を比較してみる

自家用車を維持するためにかかる維持費と、カーシェアサービスを利用するためのを維持費を比較してみました。維持費というと、ガソリン代や保険料だけでなく税金、駐車料金など様々な費用がかかってきます。

自家用車の場合

自家用車は走行距離に応じてガソリン代がかかります。ガソリン価格は近年高騰傾向にあり、維持費のなかでも大きく占めている部分です。最近の2021年11月から2022年10月まで、各月の平均レギュラーガソリン価格を表にしてみました。(単位:円/L)

2021/112021/122022/12022/22022/32022/4
168.8166.3167.5171.9174.6173.6
2022/52022/62022/72022/82022/92022/10
169.6172.5172169.5169.7169.0

1Lあたりの金額が、上記一年間の平均で170.4円となります。例えば、スズキのアルトを満タンにするには約27Lが必要ですが、満タン給油の度に約4600円になる計算です。

その他自家用車を所有する上でかかる維持費として、自宅にガレージがなければ月極駐車場の契約利用料金、自動車保険の保険料と、自動車税・自動車重量税などの費用が継続的に発生します。
車種や車の大きさ、利用頻度や走行距離によりガソリンの消費量は異なるため、燃料費には個人差があります。また、保険の加入プラン、自家用ガレージの有無などに応じて維持費は大きく変動するものですが、だいたい月に2~3万円程度はかかる場合が多くなっています。

カーシェアの場合

カーシェアでは基本的にガソリン代は無料となっており、ほとんどのカーシェアサービスが給油カードによる無料給油ができるようになっています。ただし、給油カードが使えるガソリンスタンドが限られているため、最寄りのガソリンスタンドならどこでも給油ができるというわけではありません。また、なかには給油をすることで割引サービスを行っているカーシェアサービスもありますので、割引キャンペーンなどは確認しておくと良いでしょう。その代わりとして、利用時間(出発してから借りた駐車場に返却するまでの時間)に応じて利用料金、走行した距離に応じて距離料金が発生する仕組みとなっています。

カーシェアの利用料金には、自動車保険料、自動車税などの費用も含まれています。例えば、タイムズカーのカーシェア個人プランを利用する場合、月額基本料金は880円かかります。基本プラン料金となっており、その月に一度もカーシェアを使用することがなくてもかかる料金ですが、その代わり、当月中にカーシェアで利用した時間料金から同額880円分は無料で利用することが可能となっています。タイムズカーは車種ごとに時間料金が異なり、ベーシック・ミドル・プレミアムと3種類のクラス分けがされています。ベーシックの基本的な時間料金は220円/15分となっており、最大料金は6時間まで4,290円、12時間まで5,500円、24時間まで6,600円となります。また、18時から翌9時までの利用であれば、ナイトパックプランがあり、ベーシックであれば利用料金は2,640円となります。

カーシェアは、基本的にシェアしている時間分の料金を支払うことになります。例えばシェア中に渋滞に巻き込まれてスムーズに移動できない場合や、車を返却せずにどこかに駐車した後、映画鑑賞やショッピングや食事などの時間がかかる用事を済ませてから車で帰宅するといった使い方をすると、車で走っていない時間でも利用料金が加算され続けてしまいます。利用するときはできるだけ短時間で返却できるように、渋滞になる時間帯や道路を避けたり、時間がかかる用事がある場合は別の交通機関を利用するといった工夫が必要になります。

タイムズカーベーシック週3h利用の料金シミュレーション

長時間のパックを何度も利用すると、当然自家用車の維持費を大きく上回ってしまいますが、週末にショート利用するだけであれば安く済みます。例えば、週3時間程度利用することを前提に一か月にかかる料金をシミュレーションしてみました。

タイムズカーベーシッククラス利用料金額
月額料金880円
週3時間利用月額料金(220円/15分)×12時間分-月額料金分差引(880円)
1カ月(4週分)合計料金9,680円

月の利用料金は9,680円で、だいたい1万円前後の利用料金になります。これは初期費用がかかっていないことも考えると非常にお得と言えるでしょう。もちろんこの計算はショート利用のみ(スーパーの買い物などの近所の移動を想定)の場合ですので、長時間の利用があればその分料金は増すことになります。

所有時と利用時の利便性を比較してみる

自家用車を所有することと、カーシェアサービスを利用することの利便性について、比較してみました。

自家用車の場合

自分の車ですので、使いたい時にいつでも使うことができるという一番のメリットがあります。車の利用機会が少なく、倉庫の代わりとして使ったり、好みの小物を置いたり内装も自由にカスタマイズすることができます。また、万が一物損事故や自損事故などで車に傷をつけてしまっても、ご自身の車ですので、補償や保険等も自己負担となります。

カーシェアの場合

カーシェア最大の欠点として、他の人にレンタルされていたり修理入庫などが原因で、使いたい時に車が使えないというデメリットがあります。さらに自分の利用の後に既に予約が入っている場合、利用の延長ができないので急な予定変更などにも対応できないケースがあります。また、オプション等を設定しない限り、必ずシェアした場所へ返却しなくてはいけないため自由度が低くなっています。

カーシェアしている車は自分の車ではありませんので、荷物を積みっぱなしにしたり、内装をカスタマイズすることができません。ゴルフや釣りなど、専門道具を載せて利用したい方は、毎回荷物の積み降ろしがあるため億劫に感じるかもしれません。また、返却時は清掃をご自身でしなくてはいけません。汚れや匂い等で汚損と判断されてしまった場合は、ペナルティとして実費とNOC料金がかかります。

ただしカーシェアの車には自家用車にないメリットとして、飛行機や新幹線での旅行の際に、旅先のパーキングでもカーシェアが利用可能という所があります。長距離の移動は車では大変ですし、旅先での足としてレンタカーより気軽に使えるカーシェアは便利でしょう。全国展開しているカーシェアであれば旅先でも利用することができますので、自家用車を運転して長距離間ご自身で車を運ぶことなく、現地での車移動ができるようになります。

まとめ

カーシェアは初期費用が非常に低くなり、利用料金の設定から車を利用する頻度がそこまで高くない場合は自家用車に比べてお得に運用できますが、その分、予約を取ることができなくていざというときに利用できないという欠点もあります。自分の生活スタイルと相談して、カーシェアと自家用車のどちらが適しているかよく検討すると良いでしょう。

カーシェアは初期費用が非常に少ないので、自家用車の購入前に一度お試しで契約してみるというのも手です。そうすることで自分の生活スタイルとカーシェアの利用法が一致するか体験することができます。

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