買取・売却

レンジローバー(ランドローバー)の最新中古車相場と買取情報

英国の自動車メーカー【ランドローバー】が生産・販売する高級SUVが【レンジローバー】です。
初代モデルの誕生は1970年で、現在のプレミアムSUVの先駆けモデルでもあります。
レンジローバー初代モデルは「砂漠のロールス・ロイス」と呼ばれ、高性能でありながらデザインも美しいとイギリス王室でも御用達の自動車となりました。現存する車体は少なくなっている初代モデルはレンジローバークラシックと呼ばれ、人気の希少車として高額で取引が行われています。現在レンジローバーは2020年モデルが販売中で新車販売価格も1,500万円からと高額ですが、納車待ちのさらに手前である生産待ちといった状態が続いており、新車購入を希望する方がいたとしても、すぐに手に入れることが難しい状態です。
レンジローバー購入希望し、中古車市場でレンジローバーを探して購入検討されている方も多く、引く手あまたの自動車となっています。

こちらでは、ランドローバーとレンジローバーの歴史や、レンジローバーの現在の中古車相場や車買取相場などをご紹介します。レンジローバーの乗り換えや買取を予定されている方は、ぜひ参考にご覧ください。

ランドローバーとレンジローバーの歴史

ランドローバーブランドのフラグシップモデルがレンジローバーです。その歴史は、初代レンジローバーが生産された1970年から50年以上となりますが、現在も継続して高い人気を誇ります。レンジローバーと、その生産メーカーのランドローバーについてこちらで詳しくご紹介します。

ランドローバーは紆余曲折の末独立した人気ブランド

もともとランドローバーは、ブリティッシュ・レイランドというイギリスの自動車会社内にあったブランドの一つでした。当時ブリティッシュ・レイランドに存在していたブランドの中には、MINIで知られているローバーや、ジャガー、デイムラー、オースチンなど現在も人気のある自動車メーカーが含まれていました。
初代レンジローバーの製造は、ブリティッシュ・レイランドの技術者だったチャールズ・スペンサー・キングが中心となり開発されています。戦後に高性能な自動車の製造をした功績あるエンジニアとして知られているスペンキングが生産した、初代レンジローバーはすべての道路を快適に走行する四輪駆動車がコンセプトとなっていました。

クラシックレンジ(初代)、セカンドレンジ、サードレンジ

初代レンジローバーは1970年から1996年まで生産されたロングライフモデルです。クラシックレンジ(またはレンジローバークラシック)と呼ばれ、日本国内にも専門店がある人気モデルとなっています。初代モデルが登場した当時は、3ドアモデルのみとなっていましたが、1981年に4ドアモデルが登場しさらに顧客層は拡大しました。1994年にすでに2代目のセカンドレンジが発表されていたものの、初代モデルファンからの声が多かったことから、2代目販売と並行して初代モデルは1996年まで生産を続けられていました。ロングライフモデルとなった初代クラシックレンジは、日本国内で今も人気のレトロプレミアムSUVで、流通しているほとんどは1990年代に生産されたモデルとなっています。
1995年以降に販売されたクラシックレンジの後期モデルは、内装デザインが一新されたため利便性が高くなっていますが、前期モデルのシンプルで直線的な内装デザインに人気があるため、中古車相場としては前期モデルがより高い価格となっている傾向があります。

2代目モデルはセカンドレンジと呼ばれ、1995年から2002年まで生産販売されたモデルです。初代とは異なり、4ドアワゴンのみとなっています。搭載されているエンジンはV型8気筒4.6Lと4.0Lのガソリンエンジンと、直6のディーゼルエンジンとなります。2代目モデルからヘッドランプが四角くなり、丸目ヘッドランプのイメージが強い初代モデルと比べると印象が異なります。ボディ自体は、3代目モデル以降は角ばったエクステリアデザインから、曲線的なデザインへと変わっていくため、四角い箱型のレトロ調で運転しやすいデザインを好む人は、クラシックレンジやセカンドレンジを選ぶ方が多くなっています。

2002年から2013年に販売された3代目モデルは、当初の開発をBMWが行っていたため、BMWが製造するM62エンジン、M57エンジンが採用されています。その後BMWがローバーを売却し、フォードがランドローバーの獲得にからんだことによって開発を引き継いだため、2006年モデル以降はジャガーのエンジンであるAJ-V8エンジン搭載モデルへと変更されました。さらに2010年モデルからはガソリンエンジンタイプは5.0Lエンジンへとさらに高排気量モデルへと変更され、人気グレードとなるオートバイオグラフィが登場しました。

最新レンジローバー2020年モデルとは

2020年モデルのレンジローバーが最も最新のモデルとなり、現在販売中です。
レンジローバーの車両本体税込価格はスタンダードホイールベースが14,930,000円よりとなっています。内燃機関は、3.0LのV6ディーゼルエンジン、2.0Lのプラグインハイブリッド、5.0LのV8スーパーチャージドガソリンエンジンから選択が可能です。シートアレンジが多彩で2シートから5シートまで変更が可能です。リアシートをすべて折りたたみ2シートにすれば2,190Lまでの大きな荷物を積載することも可能になり、お二人での旅行にも活躍するでしょう。全輪駆動(AWD)システムによる高いオフロード性能を持ち、初代モデルから継続されているすべての道路を快適に走行する高級SUVとなっています。

またレンジローバーの派生車種となる、走りに特化したレンジローバースポーツ、ジャガーのF-PACEの兄弟車ともいえるレンジローバーヴェラール、コンセプトカーがそのまま量産車となったようなスタイリングの高級小型SUVのレンジローバーイヴォークも、高級SUVのレンジローバーに比べると価格が抑えられていることもあり購入がしやすくなっています。特に都市型SUVとして、ボディサイズも日本国内の道路環境にあっているイヴォークは人気車種となっています。

2021年のレンジローバーの中古車相場

2021年現在のレンジローバーの中古車相場をご紹介します。中古車でレンジローバーを探し、購入しようと考えている人は参考にご覧ください。

比較的手ごろで流通数もある3代目モデル

中古車でレンジローバーを購入したいと探している方の中には、出来れば購入費用を抑えたいという方もいらっしゃるでしょう。それならば最も手に入りやすい価格帯で、かつ流通数も一定量ある3代目モデルがおすすめです。4代目モデルが2013年に販売を開始したことで、2002年からの約10年間販売されていた3代目モデルの市場価格は大きく下がりました。年式としては約9年から19年が経過している低年式車となり、走行距離も10万kmを超える車体が多くなっているため、中古車市場での相場は、走行距離10万km以上で15年落ちでさがせば、車両本体価格100万円~200万円前後で見つけることが出来ます。
もともとレンジローバー自体は高級SUVであるため内装のグレードも高く、使用状況が良いものが中古車市場でも流通しているため、ある程度年式が経過していてもまだまだ使用可能な車体が多くなっています。また、流通数がある程度安定している3代目モデルであれば、修理時などの部品供給でも安心です。4代目モデルとのエクステリアデザインの差も大きくないため、費用を抑えてレンジローバーを購入したい人にとってはお勧めのモデルとなっています。

維持費はかかるが人気のクラシックレンジ

初代モデルのレンジローバー、クラシックレンジは販売終了が1996年となるため、2021年現在は25年が経過しています。しかし、人気の初代モデルとなるためレストアを行い販売している専門店も多く、ファンも多いモデルとなるため、走行状態やレストア状態次第では高額な車体も多くなります。ディーゼルエンジンモデルもありましたが、最も流通している車体はガソリンエンジンモデルの1990年代以降販売されたモデルとなります。ただし、初代クラシックレンジとなると、整備やメンテナンスはどうしても費用がかかるため初期購入費用だけでなく維持費としても高額になる可能性を留意しなくてはいけません。
例えば維持費の一つである年間の自動車税は、初年度登録から13年が経過すると重課措置があります。1993年モデルのレンジローバー4.2Lのバンデンプラグレードの場合、1か年分の自動車税(種別割)は87,900円となり、経過年数13年未満の76,500円に比べると、11,400円が重課によりさらに課税されることになります。

高年式で新車に近いモデルを中古車でさがすなら

新車での納車までの期間、空車期間があいてしまうため出来るだけ早く手に入れたいという方は、中古車市場での2020年以降の高年式車や、新車に近い状態の未登録車を探すのも一つの手です。高年式車、低走行車など中古車市場で流通しているものは、現在もインターネットで中古車販売サイトを確認するといくつか流通していることが確認できました。特に保証付きや車検付きの車両を探すのであれば、正規ディーラーによる認定中古車を探すのも良いでしょう。期間限定ではあるものの、保証付き販売車両もあり、メーカーオプションをすでに選択済のものではありますが、状態の良い車体を新車よりも早く手に入れることが可能です。ただし、販売価格は新車販売価格とのあまり差はありません。未登録車に関してはほぼ新車と同じ価格での販売になります。値引き交渉や、下取り、もしも現時点で別の車を所有していての乗り換えであれば、買取業者で売却した買取金額を購入費用に充当するなど出来ると良いでしょう。

2021年レンジローバーの中古車買取情報

レンジローバーを現在所有している方へ、モデルチェンジ後に乗り換えを考えていたり、車の使用がなくなったため買取に出すか悩んでいるという方のために、最新のレンジローバー中古車買取情報をご紹介します。

レンジローバーの買取価格が高い業者はどんな業者

レンジローバーは50年以上の歴史ある車です。所有されているレンジローバーのなかには、ワンオーナーが大事に所有されていた低年式車や多走行車も多くあるでしょう。実は、低年式車や多走行車は車買取業者次第では価値がつきづらく、買取価格が下がってしまうことがあります。高級SUVであるレンジローバー、購入時の販売価格は高かったものの、中古車査定で見積もりをとってみると一気に価格が下がってしまい、がっかりしたという方もいらっしゃるかもしれません。レンジローバーのように低年式車や多走行車でも、探しているユーザーがいる車両は、販路が多い車買取業者に売るほど高く買取がつきやすく、次の販路となる買い手が少ない業者になると、ほとんど買取価格がつかないという傾向があります。そのため、次の販路をもっているとすれば、全国に向けて販路がある業者や国内外に販路をもっている業者を探すことをおすすめします。

レンジローバーの中古車を賢く売るコツ

レンジローバーを中古車買取業者へ売る予定がある場合、出来るだけ高い金額で買い取ってもらうには、見積もりをとる段階から賢く売るコツがあります。
中古車買取業者を探す時に、車買取業者が持っている販路がどの程度あるのかの判断は難しいものです。そのため、見積もりをとる時のコツが複数社に見積もりをとることです。特にレンジローバーのように人気のある車種で、業者次第では買取がつきやすい車であれば、複数社で見積もりをとることで高く買取をつける業者を見つけやすくなります。さらに、複数社に見積もりをとることで車買取業者間での競合が起きることもあります。個人が買取業者に交渉をする時に、現在の買取相場を知って交渉手段に用いることは難しいと思いますが、他社が現在いくらくらいつけていますと伝えることは交渉手段として有用性が高くなります。レンジローバーなどSUVの買取に強い、海外への販路をもつ車買取業者であればほしい車に対しては、高い買取査定価格を提示してくる可能性もありますので、交渉手段として強い手となるでしょう。

まとめ

こちらでは、ランドローバーのレンジローバーについて詳しくご紹介しました。レンジローバーは1970年の初代モデル販売から50年が経過し、歴史ある高級SUVです。レトロなエクステリアデザインと内装のシンプルさが際立つクラシックレンジから、3代目以降のモデルチェンジによって曲線のあるエクステリアデザインと最新の充実装備へと大きく変わったものの、高い走行性能とどんな道路でも乗員が快適に過ごせる室内空間のあるSUVであることは変わっていません。2020年モデルが販売され、乗り換えや買取業者への売却を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

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