【事故車を買い替える時の流れ】判断基準と買い替えのメリット

事故車を上手に買い替えるためには、買い替えの流れを把握しておくことが大切です。事故車であっても修理して使えますが、場合によっては買い替えの方がいいこともあります。まずは修理か買い替えどちらを選ぶかを決め、買い替えを選んだ場合はどうやって進めていけばいいのかを知りましょう。

事故を起こしたらどうする？

事故車の処理を考える前に、まずは事故を起こせばどのように対処するのかを知っておかなければなりません。事故を起こした、あるいは事故に遭った場合は気が動転してしまうことも多いですし、事前に対処法を理解し、やるべきことを把握しておくことが大切です。

人命救助が最優先

事故を起こした場合の最優先事項は、人命救助です。事故の程度によっては相手、または自分がけがをしている可能性もありますし、まずはけが人がいないかを確認しましょう。けが人がいれば安全な場所に移動させ、すぐに救急車を呼びます。 事故についての後処理は病院に搬送し、治療を終えてからでもできますので、けが人がいるなら最初に救急車を呼んで、人命を守りましょう。

警察・保険会社への連絡

救急車を呼ぶ必要がなくどちらか一方は無事な場合は警察を呼び、事故を起こしたことを報告します。警察を介入させることで、余計なトラブルを減らせますし、後処理もスムーズです。当事者同士で解決しようとすれば、もめごとになることが多いので注意しましょう。 事故によって愛車が破損すれば、その補償が気になりますが、保険会社に連絡するのは最後です。事故処理をすべて終えてから、保険会社にも事故の報告をおこないましょう。

保険会社への連絡で大切なこと

事故時の処理としては、保険会社への連絡は最後になりますが、最後に連絡するからといって、適当に済ませてよいわけではありません。補償金をもらう場合は保険会社とのやり取りが重要ですし、きちんとポイントを押さえて連絡することが大切です。 保険会社への連絡では大切なポイントがいくつかありますので、それらを知って上手に事故対応をおこないましょう。

詳細な事故状況の説明

保険会社に連絡がつけば、まずは事故の状況を説明します。事故に遭ったといっても、それが自分で起こしたものなのか、巻き込まれたのか、対人なのか対物なのかなど状況はさまざまです。保険を適用されるためには、事故の詳細な情報が必要ですので、誰がどこでどのように事故を起こしたのか。加害者は誰で被害者が誰、車はどれくらい損傷しているかなど、細部まで伝えることが大切です。

保険内容・適用範囲の確認

事故の状況を詳しく説明すれば、自身の保険内容についても確認しておきましょう。事故状況と保険内容によっては、保険適用外となる場合もあります。任意保険に加入しているからといって、すべての事故に対して補償されているわけではありません。加入している保険の内容と適用範囲を確認して、今回の事故で補償してもらえるのかを聞いておきましょう。

事故車の買い替えを選択した時の流れ

事故車を買い替えようと思えばさまざまな手順を踏まなければなりません。一連の流れを理解しておかないと、買い替えがスムーズにいきませんので注意が必要です。買い替えるためには何をすればいいのか、また修理と買い替えの選択はどのようにすればいいのかを知っておきましょう。全体の流れを把握していれば、買い替えもスムーズに進められます。

修理の見積りを依頼する

事故を起こした場合は、まずは修理の見積りを依頼します。修理の見積もり金額が保険金で支払われる金額になるため、金額の確認は必須です。どの程度車が損傷したかによって受け取れる保険金額は違うので注意しましょう。 全損の場合や損傷がひどい場合は買い替えの費用が捻出できることもありますが、部分損では修理費程度しかもらえない可能性もあります。修理費をもらって買い替え資金の足しにすることは可能ですが、金額によっては修理を選択した方がよい場合もあることは覚えておきましょう。

事故車の買取見積りを依頼する

修理見積を出せば、次に事故車の買取見積もりを依頼します。事故車を買い取ってくれる業者を探し、少しでも高く売れるように交渉しましょう。事故車でも買い取ってくれる業者はたくさんありますし、業者ごとに買取金額は違うのでさまざまな業者に見積もりに出すことが大切です。 ただし、場合によっては保険会社が車両を引き取ることもあります。その場合は買取には出せませんし、手元にない車の査定を依頼することはできません。保険内容もよく考えた上で、見積りについても進めましょう。

修理か買い替えの判断を下す

修理と買取両方の見積りが出れば、それらを総合して修理か買い替えの判断をします。修理か買い替えの判断基準として、修理にかかる費用や安全性の問題、車の年数などが挙げられます。修理にかかる費用があまりに多い、あるいは使用に際して安全性が確保できないのであれば買い換えた方がいいでしょう。 反対に修理費用も安く、安全上の問題もクリアし車も比較的新しいなら、修理して使っても問題はありません。

保険会社に保険金の振込を依頼する

修理の見積額を保険会社に伝えて保険金の振込を依頼すると、指定の口座に保険金が入金されます。振込依頼は素早く行うことが大切ですが、この時一緒に今後の保険料についても聞いておきましょう。事故で保険金が支払われると、今後の保険料の支払いが増えるケースが多いです。増額分をきちんと計算し、修理や買い替えに伴って自動車保険についても見直しておきましょう。

新しい車を購入する

保険金が支払われれば事故車の買取金額と合算して頭金にし、新しい車を購入しましょう。頭金が多ければ割り引きをしてもらえることもありますので、しっかり交渉することが大切です。また買い替えの車を選ぶことも大切ですが、並行して事故車を買取に出す準備も進めておかなければなりません。 車内から必要なものはすべて取り出しておき、素早く買取に出せるようにしておきましょう。

事故車を買い替えるメリット

事故車は修理か買い替えか悩む人が多く、状況によっては修理を選んだ方がいいこともあります。しかし事故車を買い替えるのにはさまざまなメリットがありますし、それらを知った上でもう一度修理か買い替えかを考えることも大切です。 事故車を修理して大事に乗り続けるのも大切なことですが、それが必ずしもメリットになるとは限りません。修理して使うことがデメリットになることもありますので、買い替えのメリットを知っておきましょう。

精神的な苦痛がなくなる

事故車に乗っているという精神的な苦痛を感じている場合は、新車に買い替えることでその気持ちが和らぎます。綺麗に修理をしても事故をしたという過去は消えませんし、一度ボロボロになった姿を見て愛着が湧かなくなる人も多いです。 また事故を起こした車ということで縁起が悪く感じてしまう人もいます。事故車にはマイナスのイメージがありますし、精神的に苦痛を感じるようであれば気持ちを切り替える意味でも買い替えた方がいいでしょう。

故障の心配がない

事故車でも修理すれば綺麗な状態に戻せますし、場合によっては事故以前と変わらない状態で戻ってくることもあります。しかし修理を選択した場合、見た目は綺麗になっても内部まで完全に修復することは不可能です。 そのため事故の影響によって故障や不具合が起きやすいのは事実です。新車に買い替えてしまえば故障や不具合などの心配が減らせますし、急なトラブルに見舞われる心配がないので、心理的なストレスも軽減されるでしょう。

新車を安く購入できる

保険金と事故車の買取金額を元手にすれば、普通に新車を購入するよりも車を安く購入できます。欲しくても値段が高くて手が出なかった車でも、元手があれば購入しやすくなりますし、購入できる車の選択肢も増えます。 修理に出してしまえば保険金を使うだけで終わってしまいますし、それ以上の金額を手にすることはできません。修理＋買取で上手くいけばかなりの金額になることもあり、場合によってはただ同然で新車が買えることもあります。

状況に応じて修理か買い替えかの判断を下そう

事故車は修理と買い替えどちらにすべきか悩む人が多いですが、一概にどちらがいいというわけではありません。状況に応じてどちらを選ぶべきかは違いますので、保険金や買取金額、車の状況などを総合的に判断して、より良い決断を下しましょう。

車の買い替えを検討の場合

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