故障・修理

トラックが故障してももう慌てない!原因や対処法を紹介

トラックは一般的な乗用車よりも耐久性が高く、長く使っても壊れない頑丈さが特徴です。しかし、いかに頑丈とは言え、いつかは寿命が来て使えなくなり、あまりに酷使していると寿命が来る前に故障することもあります。トラックの基本的な使用用途は仕事のため、故障すると困ることも多いでしょう。突然の故障でも慌てないで済むように、なぜ壊れてしまうのか理由を知り、対策を立てることが大切です。

トラックでよくある3つの故障と原因

車には多種多様な部品が使われているため、ひとくちに故障といってもどこに不具合が生じるかは車によって違います。トラックの場合もそれは同じで、すでに細かい不具合や故障を抱えているという人もいるでしょう。
故障でも幅広くありますが、特に注意が必要なのが運転に直接関係する故障です。トラックで起きやすい故障は大きく3つに分けられ、それぞれで原因が異なります。原因は違うものの、運転に関係する重大な故障になりやすく、放置するリスクも高いため注意しなければなりません。故障の内容と原因を知り、素早く対処できるよう対応策を知っておきましょう。

摩耗や破損によるクラッチの故障

トラックはミッションのものがほとんどで、大型のトラックならほぼ全てがミッション車でしょう。ミッションの場合はクラッチが付いており、これが摩耗したり、破損をしたりすることは多いです。クラッチはペダルのため、使い続けていると当然すり減っていきます。 長く使うほどに故障の可能性は高くなりますが、それだけではなく使い方によって消耗を早めてしまう場合があるため注意が必要です。基本的には使うほど消耗するため、半クラッチが多いと、摩耗しやすいでしょう。 しかし、摩耗するからといって、半クラッチをほとんどせず、強引に運転していると、今度は破損の恐れが高くなるため注意しなければなりません。クラッチは完全に故障する前に異音が出たり、踏んでいる際に違和感を感じたりすることが多いです。操作に大きく関わる部分のため、故障の前兆を見抜くことが大切でしょう。

整備不良だけでないエンジンの故障

長距離を走るトラックだからこそ、エンジンに負担がかかり、故障することは多いです。エンジンの故障は整備不良が原因と考えられることもありますが、理由はそれだけではありません。エンジン自体の整備不良はもちろん、エンジン周辺の部品のメンテナンスを怠ることでも、故障に繋がることはあります。 例えば、燃料ポンプやバッテリー、オルタネーターなどの故障によって、エンジントラブルが発生することもあるでしょう。この場合は厳密にはエンジンが故障しているわけではありませんが、無理な状態で使い続けて、エンジンに負担をかけることも多いため注意が必要です。 エンジンはその他の部品が故障していることでダメージを受け、故障に繋がることも少なくありません。運転中に異音やパワーが下がっていることはないか、感覚的な部分から判断し、少しでも怪しいと感じたなら、細部のチェックをしておきましょう。

冷却水の漏れや不足によるオーバーヒート

冷却水の漏れは重大なトラブルに繋がりやすく、オーバーヒートを引き起こすこともあるため注意が必要です。冷却水はバルブやパッキンが経年劣化することで滲み出すことが多く、放っておくとどんどん減ってしまいます。完全になくなった場合はもちろん、基準量より少なくなっただけでも、オーバーヒートの原因になることがあるため注意が必要です。冷却水は足りているかこまめにチェックすることが大切で、停車時に車の下を見て、異常に漏れ出していないか確認しておきましょう。

故障を避けるためのトラックの乗り方

故障を防ぐには、こまめに点検し、メンテナンスをすることが大切ですが、それだけではなく普段の使い方にも注意しましょう。トラックは使用や経年によって劣化し、これは避けることができません。 しかし、どのような使い方をするかで劣化のスピードは異なります。丁寧な使い方を心がけることで、故障は予防できるため、普段から乗り方を工夫することが大切です。

運転は十分な暖気をしてから

各部品に負担をかけないためには、エンジンを始動させてからしばらくそのまま、暖気をすることが大切です。エンジンをかけてすぐに動かすことも可能ですが、すぐに走らせると部品が温まっておらず、負担が大きくなります。 暖気をしてから動かすだけでも、部品への負担はかなり軽減できます。運転前のひと手間でダメージは減らせるため、少し待ってからトラックを動かしましょう。

丁寧にクラッチをつなぐ

クラッチは消耗品ですが、丁寧に繋ぐことで長持ちさせられます。無理な繋ぎ方をやめ、半クラッチも多用しない運転を心がけましょう。1速発進にこだわらなかったり、シフトダウンのエンジンブレーキを使わなかったりすることで、クラッチは長持ちさせられます。

故障しないようにトラックを乗りこなす

トラックは長距離走ることを想定して作られているため、一般的な乗用車よりも耐久性は高いです。しかし、使用するごとに消耗しているのは確かで、酷使すると当然故障します。 故障を防ぐには普段から点検、整備を行うこと、丁寧に扱うことが大切です。故障しないよう丁寧な乗り方を心がけ、大事に使ってトラックを長持ちさせましょう。

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