車をお得に手に入れるなら、中古車の購入がおすすめですが、その中でも新車時に不人気だった車種はおすすめ度が高いです。不人気車を購入するメリットは大きく、場合によっては新車同然の車でもお得に買える可能性があります。不人気車ならではの魅力を知り、中古車購入の際に役立ててください。
目次
新車が不人気になる主な理由
新車が発売されると注目が集まり、たちまちに人気モデルになることも少なくありません。そのため、新車=人気とイメージする人も多いでしょうが、実は中には不人気車になってしまうものもあります。人気が出やすい新車で不人気になるには理由があるため、どのようなことが原因になっているか知っておきましょう。
宣伝力やディーラーの販売力が弱かった
新車が不人気になる理由は、知名度の低さが挙げられます。メーカーの宣伝力やディーラーの販売力が弱く、一般的に広く浸透しないと、どれだけ優れた車でも不人気になってしまいます。口コミによって隠れた名車という噂が広がることもありますが、マニアにしか知られていないということも多く、一般的な知名度はそれほど高くはなりません。 知名度が低いと、購入時の選択肢にも挙がりづらいため、販売台数が伸び悩み、不人気車になってしまいます。
ユーザーに受け入れられにくいデザイン
ユーザーに受け入れられにくいデザインも、新車が不人気になる理由のひとつです。新車は時代の先端を行くトレンドのデザイン設計が施されていることが多いですが、時代を先取りしすぎて、万人受けしないこともあります。 また、デザイン性自体は優れているものの、ターゲット層からの受けが悪く、販売台数が伸び悩むこともあります。売れるデザインとは、「時代にマッチしていること」「ターゲット層の感覚に合っていること」であるため、これらからずれてしまい、不人気になったものも多いです。
派手なボディカラー
見た目は車の人気を決める重要な要素であり、万人受けしない派手なボディカラーも、不人気になる理由です。赤や黄色、青といった原色系の派手なカラーは、使う人を選ぶため、どうしても販売台数が伸び悩んでしまいます。 ポルシェのようにブランドイメージで原色系の色が採用されている場合は別ですが、基本的には黒や白、シルバーといった使いやすい色が好まれます。そのため、カラー展開の多い車種だと、車種としての人気はあっても、カラーによっては不人気車になることも多いです。
特殊な装備が付いている
新車は最先端の技術を搭載し、より便利になるよう設計されています。しかし、利便性を求めて特殊な装備を搭載したものの、一般的には使いづらく、不人気になることもあります。優れた装備でも活用できなければ意味がなく、使わない人にとっては無駄なものが搭載されており、割高に感じてしまうことが多いです。特殊な装備を求める一部の人には人気が高いこともありますが、一般的に見ると不人気車と言えるでしょう。
なぜ新車時に不人気だった車がおすすめなのか
中古車を購入する場合でも、「できるだけよいものが欲しい」「高性能な車を買いたい」と考える人は多いでしょう。これらの条件を満たすなら、中古でも人気モデルを買ったほうがよいのではないかと思う人もいるでしょうが、実は不人気車でも条件は満たせます。 新車時に不人気だったからといって、中古車でも粗悪というわけではありません。あえて不人気車を選ぶのがおすすめな理由を知り、不人気車ならではの魅力を理解しておきましょう。
性能がよい車がお得に買える
不人気車の特徴は「性能がよいものが多い」「中古車の中でも販売価格が安い」の2つが挙げられます。新車時に不人気だったからといって、必ずしも性能が悪いわけではありません。宣伝戦略の失敗やデザイン性といった、性能に関係しない理由で不人気になったものも多いため、性能に問題はなく、むしろ人気モデル並みに優れたものも多いです。 さらに中古車の価格は市場の人気に大きく左右され、需要が低い不人気車は大幅に値下げされています。ものによっては新車時の半額以下で販売されていることもあり、高年式低走行といった状態のよいものでも、リーズナブルな価格で購入可能です。
個性を出しやすい
個性を出しやすいことも、不人気車の購入がおすすめな理由です。不人気車は市場流通量が少ないため、他の人と車がかぶることがほとんどありません。唯一無二の存在感をアピールしやすく、自分だけ特別な車に乗っているという優越感も感じやすいでしょう。 デザイン性やボディカラーが原因で不人気になったものもありますが、これらは必ずしもダサいとは限りません。主に「万人受けしない」「トレンドに合わない」ことが理由であるため、上手に選べばオシャレに使いこなすこともできます。
新車時に不人気だった車を購入する際の注意点
新車時に不人気車だった車は、中古で買えばさらにお得ですが、購入時には注意点もあります。不人気車=絶対的にお買い得というわけではなく、選び方を間違えると後悔する可能性もあります。注意点を正しく把握して、失敗しない車選びを心がけましょう。
不人気の理由を必ず確認する
不人気車を購入する際には、不人気になった理由の確認は必須です。車によって理由は違い、中には性能や乗り心地といった、使用面での問題によって不人気になっているものもあります。使用に関して問題があると、長く使うには不向きで購入後にストレスを抱える可能性も少なくありません。デザインや宣伝の失敗といった、性能に関係しない理由で不人気になったものを選ぶのが無難でしょう。
手放す時のデメリットを理解する
不人気車はお得に購入しやすいのが最大のメリットですが、購入価格が安い分、売却時には値がつきづらいというデメリットがあります。不人気車でもまったく需要がないわけではないため、買取ができないわけではありません。 しかし、同じクラスの車種の中では、買取の条件が不利になりやすいことは理解しておきましょう。短期間だけ使用して売却する場合だと、費用を回収できず損をする可能性が高いため、基本的には長期間使うことを前提に買うのがおすすめです。
古すぎる車は避ける
中古の不人気車の中でも、年式が古いとさらに販売価格は安いですが、古すぎる車は避けたほうが無難です。年式が古いと故障のリスクが高くなり、維持費が高くつく可能性があります。また、年式が古いと売却時にも不利になり、不人気車で低年式だと、ほとんど値がつかない場合も多いです。いくら安くてもコスパで考えると優れてはいないため、年式は5年以内を目安にして探すとよいでしょう。
新車時の不人気車をお得に手に入れよう
新車時に不人気だった車は、中古車市場では大幅に値下げされており、リーズナブルな価格で購入できます。不人気車でも優れた性能を持つ車は多く、選び方を間違えなければコスパの高い優秀な車が手に入ります。不人気車はお得感が高いため、上手に選び、満足度の高い車を購入しましょう。