1997年の発売以来、都市型プレミアムSUVの先駆け的存在として人気を博し、日本のSUVを世界に広める存在となったトヨタのハリアー。ハリアーは発売以来好調な売れ行きを見せており、高級モデルでありながら現在も国内トップレベルの販売位台数を誇っています。
そんなハリアーは新車だけでなく中古車市場での需要も非常に高いため、リセールバリューが非常にいい車でもあります。ここでは、ハリアーの実際のリセールバリューやハリアーのリセールバリューが高い理由、ハリアーをより高く売る方法をご紹介します。ハリアーの売却をお考えの方はもちろん、ハリアーの購入をお考えの方もぜひ参考にしてみてください。
目次
ハリアーのリセールバリューはどれくらい?
まずは、ハリアーのリセールバリューがどれくらいなのかを見ていきましょう。
リセールバリューとは?
リセールバリューとは購入した車を売却する際の再販価格のことで、一般的には3年後や5年後にどれくらいの価格で売れるのかを表しています。中古車は株式のように、市場での需要と供給のバランスによって相場が決まります。つまり、中古車市場で需要が高く、中古車流通台数が少ない車がリセールバリューの高い車になります。
中古車買取業者の間では、一般的な国産車の買取価格は新車購入後3年3万キロ程度で新車価格の40~55%程度であると言われています。つまり、これより高い場合はリセールバリューが高い車であると言えます。
ハリアーのリセールバリュー
リセールバリューは当然、車の年式が新しければ新しいほど高くなります。ハリアーのリセールバリューは年式によってどの程度変化するのかを見ていきましょう。
1年落ち(令和2年式) | 96% |
3年落ち(平成30年式) | 74% |
5年落ち(平成28年式) | 64% |
7年落ち(平成26年式) | 55% |
10年落ち(平成23年式) | 19% |
この数字はグレードの平均数値となり、リセールバリューはグレードによっても異なりますが、ハリアーは7年を過ぎるとリセールバリューが急降下していることが分かります。
ハリアーハイブリッドのリセールバリュー
ハリアーにはガソリンモデルだけでなく、ハイブリッドモデルも設定されています。ハイブリッドモデルのリセールバリューは、ガソリンモデルのリセールバリューとどの程度異なるのでしょうか。
1年落ち(令和2年式) | 98% |
3年落ち(平成30年式) | 70% |
5年落ち(平成28年式) | 54% |
7年落ち(平成26年式) | 42% |
10年落ち(平成23年式) | 17% |
ハイブリッドモデルとガソリンモデルのリセールバリューの差は、年数が経過するほど大きくなっていきます。新車購入から7年以上乗ることを考えている場合は、ガソリン車モデルを選ぶことをおすすめします。
ハリアーのリセールバリューが高い理由
国産車の中でも高いリセールバリューを誇るハリアーですが、リセールバリューが高くなる理由は何なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
海外で人気が高い
近年、国内だけでなく海外でもSUV人気が高まっています。特に、クロスオーバーSUVを普及させ、高級SUVの代表的存在でもであるハリアーは、日本だけでなく世界でも人気の車種となっています。特にケニアでの人気が高く、海外では日本国内での流通価格よりも高い価格で取引されることもあります。また、海外では車は修理しながら長く乗るものだと考えられているため、日本ではほとんど値段が付かないような低年式・過走行の車であっても、海外では高値で取引されることもあります。ハリアーは主に輸出されるのは、下記の国です。
- マレーシア
- バングラデシュ
- ロシア
- 香港
日本でしか販売されていない
国内外で人気の高いハリアーですが、実は海外では販売されていません。北米ではハリアーの北米版である「ヴェンザ」が販売されていますが、アジア圏などでは一部でしか販売されていないため、ハリアーの中古車の需要が高くなり、値崩れしにくくなっています。
さらに、中古車の輸出には国ごとに年数の規制がありますが、ハリアーが主に輸出されているケニアでは、新車登録からの経過年数が7年まであれば中古車を輸出することができます。ハリアーのリセールバリューが7年落ちから急降下しているのも、この輸出規制が影響しています。
新車価格が高いため中古車で購入する人が多い
ハリアーは高級SUVであるため、他のSUVと比べて新車価格が30~35万円ほど高く設定されています。ハリアーを購入したいものの新車にはなかなか手が届きにくいため、中古車での購入を検討しているという方も多く、ハリアーの中古車の需要は非常に高くなっています。また、新車価格が高い、いわゆる高級車に分類される車は丁寧に乗られていることが多く、中古車の中でも状態の良いものが多いこともリセールバリューが高くなる理由の一つです。
ハリアーを高く売る方法
国産車の中でも高いリセールバリューを誇るハリアーですが、せっかく売却するのなら、少しでも高い値段で手放したいですよね。ここからは、ハリアーを少しでも高く売る方法をご紹介します。
海外への輸出ルートを持つ中古車買取業者を選ぶ
車を売る際、重要なのが中古車買取業者選びです。特に、ハリアーのように海外でも人気の高い車種であれば、海外への輸出ルートを持つ中古車買取業者を選ぶことで、高価買取へとつなげることができます。海外への輸出ルートを持っているかどうかは中古車買取業者のサイトなどで確認できることがほとんどなので、事前にチェックしておきましょう。また、海外への輸出ルートとはいっても、業者ごとに持っているルートは様々です。ハリアーが高く売れる国への輸出ルートを持っている業者を見つけるためにも、初めから一社に絞ってしまうのではなく、何社かに見積もりを取って査定額を比較することをおすすめします。
ポイント
カーネクストでは、ハリアーが高く売れやすいアジア諸国に販路を持つ業者への販売ルートを多数保有しています。ハリアーが高く売れる輸出ルートを持つ業者を見つけることができるので、ハリアーを高値で買い取ることができるのです。まずはお気軽に無料査定で査定額を確認してみてください。
ハリアーが高く売れる時期
一般的に車が高く売れやすい時期は、1~2月と7~8月だと言われています。これは、進学や就職、転勤などによってライフスタイルが変化する時期に中古車の需要が高まるため、中古車買取業者がその少し前の時期に中古車の在庫をたくさん仕入れておこうと積極的に買取を行うためです。
しかし、この時期以上に車の買取価格に大きな影響を与えるのがモデルチェンジです。モデルチェンジが行われると新型に買い替えるユーザーが増え、旧型が中古車市場に多く出回ることになります。そうなると中古車市場は飽和状態となり、中古車買取価格が下落する傾向にあるのです。そのため、モデルチェンジが行われる前に車を売却することで、値崩れを防ぐことができます。モデルチェンジには1~2年周期で行われるマイナーチェンジと、4~6年周期で行われるフルモデルチェンジがありますが、基本設計から内装、外装まで全面的に改良されるフルモデルチェンジは、特に中古車買取価格に大きく影響します。
ハリアーは2020年6月17日にフルモデルチェンジを実施したため、次回のモデルチェンジは2025年以降であると言われています。まだ時期が確定しているわけではありませんがモデルチェンジの情報を得たら、モデルチェンジ前に売却することをおすすめします。
査定前に車をきれいにしておく
これはハリアーに限った話ではないですが、車のきれいさは買取価格に直結します。下記の掃除は簡単にできるものばかりなので、査定前に行うようにしましょう。
- 洗車しておく
- ワックスがけをしておく
- 車内に軽く掃除機をかけておく
- シートを市販のクリーナーなどで拭いておく
- 消臭剤などで車内の臭いを消しておく
中古車買取業者は中古車として販売する前に清掃やメンテナンスなどを行いますが、あまりにも車が汚れていると掃除する手間がかかるため、マイナス評価につながりやすくなります。これらのすぐにできる簡単な清掃で買取価格がアップすると嬉しいですよね。
ただし、車の傷やへこみなどを修理してから査定に出す必要はありません。修理代の方が高くなってしまったり、修理に出している間に車の価値が下がってしまう可能性があるためです。また、修理費用を抑えようと自分で修理をするのも危険です。中古車買取業者が手直しが必要であると判断した場合、最初から修理するよりも手間がかかることもあり、マイナス評価につながってしまう恐れがあるためです。傷やへこみなどは修理せずにそのまま査定に出すようにしましょう。
まとめ
国内外で人気の高いハリアーは中古車市場での需要も非常に高く、リセールバリューの高い車になっています。そんなハリアーをより高値で売却するためには、何社かの中古車買取業者に査定を依頼し、査定額を比較することが重要です。
カーネクストでは、ハリアーが高く売れる国への輸出ルートを持つ業者に車を販売することができるため、ハリアーを高値で買い取ることができます。また、カーネクストはお電話一本で査定から契約までの全てが完結するため、実車査定の必要がありません。買取時の面倒な手続きも全て無料で代行いたします。まずはお気軽に査定額を確認してみてください。