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古い車は税金が上がる|増税されるタイミングや理由など

愛車に長く乗り続けるのは大切なことですが、乗車年数に応じては税金が上がるので注意しなければなりません。税金上では、古い車は増税の対象とされています。なぜ古い車になれば税金が上がるのか、理由や増税のタイミングを把握しておきましょう。

車の維持にかかる税金の種類

税金の増税について知る前に、まずは車の維持にはどのような税金がかかっているのかを把握することが大切です。車にはさまざまな税金がかけられており、購入時にかかる税金もあれば、ガソリン代などにかけられるものもあります。 しかし、直接の車の維持にかかる税金は大きく2種類です。車の維持にはどんな費用が必要かを知り、税金についても改めて見直してみましょう。

毎年納める自動車税

自動車税は毎年4月1日時点で車の名義を持っている人にかかる税金です。5月頃に支払い通知書が届きますので、金融機関などに行き、自身で納めなければなりません。自動車税は、名義を持っていることが課税の対象となるため、車の使用状況に関係なく課税されます。 仮に1年間車を動かしていないとしても、名義を抹消していなければ課税されるので注意しましょう。また、軽自動車の場合は、軽自動車税という別の名称で税金がかけられています。

車検時に納める自動車重量税

自動車重量税は、車両重量に応じてかけられる税金であり、車検時に納める必要があります。ユーザー車検の場合は自分で納めなければなりませんが、業者に依頼した場合は、業者が代行して支払ってくれることが多いです。 重量税は車両重量によって金額が違うため、重い車ほど課税額も高くなります。また、軽自動車も普通自動車同様に、重量税は納めなければなりません。

これらの税金の納税額は変動するのか

自動車の維持にかかる税金は、大きく自動車税と自動車重量税の2つですが、問題はこれらの税金がいつ変動するのかです。古い車は税金が上がりますので、維持にかかるこれら2つの税金にも影響します。ただし、どのように税金が変わるかは、税金の種類ごとに異なりますので、それぞれの違いを正しく把握しておきましょう。

納税額は経過年数により上がる

納税額は常に固定ではなく、新車登録時から13年経過すれば税金は引き上げられます。この13年というのが古い車と定義されるポイントであり、自動車税と自動車重量税それぞれが引き上げになるので注意しましょう。また、自動車重量税については、さらに18年経過すると、もう一段階税金が上がります。 自動車重量税に関しては、2段階での増税となるため、古い車になればなるほど、負担額は大きくなってしまいます。

変動するタイミングはエンジンの種類により異なる

経過年数に応じて、税金は増税されますが、車のエンジンの種類によって、引き上げのタイミングは違っています。増税に関するエンジンの種類は、ガソリン車とディーゼル車の2つに分けられますので、それぞれの違いを知っておきましょう。

ガソリン車の場合

ガソリン車の場合、増税のタイミングは通常の規定通り新車登録から13年経過した時点です。13年経過すれば、15%の増税となりますので、負担はかなり大きくなります。また、同じガソリン車でも、軽自動車の場合は、20%の増税となり、負担額はさらに大きいので注意しましょう。

ディーゼル車の場合

ディーゼル車の場合は、ガソリン車よりも増税のタイミングは早く、新車登録から11年で増税の対象となります。増税率は15%であり、早い段階から税金が上がるので、維持費も高くなってしまいます。

増税されない車両もある

古い車は、基本的には増税の対象ですが、天然ガスや電気で走る車など、環境性能が良いものは、増税の対象になります。また、一般用の乗り合いバスなども、公共交通機関として運営されており、自動車利用者の数を減らす可能性があることから、増税の対象外です。 すべての車が古くなれば増税されるわけではなく、環境への配慮や用途によっては、増税の対象外になることは知っておきましょう。

増税される理由

古い車に乗っていれば、なぜ増税されるのかですが、これにはさまざまな理由があります。ひとつは環境への配慮を考えたものであり、古い車ほど燃費など環境性能が悪くなるため、その分のペナルティとして税金が上げられています。 車は環境に配慮することが重要視されており、新しいモデルは環境性能の良い車ばかりです。税金の引き上げによって、環境性能の良い車への買い替えを促すことも、税金が高くなる理由と言えるでしょう。また、もうひとつは車の安全性によるものであり、経過年数が長くなるほどに、車は劣化し、性能が悪くなります。 車は環境に配慮するだけではなく、安全に使用することが義務付けられているため、性能の落ちた車に乗り続けるのは、よくないとされています。一般的に性能が落ちるのは13年と考えられており、13年を目安に税金が上がるのはこのためです。性能の良い安全性の高い車への乗り換えを促すという意味でも、古い車の税金は上げられています。

グリーン化税制の制定により細かく分かれました

2015年にはグリーン化税制が制定され、これによって税金の上昇率や減税対象車などについても、より細かく決められています。グリーン化税制とは、簡単に言えば環境に優しい車の税金を安く、環境負担の大きい車の税金を高くするという制度です。 環境面への配慮は昔から考えられていることでしたが、グリーン化税制の制定によって、さらに厳しく考えられるようになっています。エコカー減税対象車の基準が厳しくなったのもこれによるものであり、より細かい基準をクリアしなければ、減税が受けられなくなっています。 車と環境の関係は切り離せないものであり、基本的には環境を守る目的で、負担の大きい古い車の税金が上がると考えましょう

増税のタイミングで乗り換えるべきか

増税のタイミングで考えたいのが、車の買い替えです。増税によって自動車税と自動車重量税の負担は大きくなりますが、問題は買い替えのコストと増税のコスト、どちらが大きいのかです。買い替えのコストが大きいなら、増税されても使い続けるという手はありますが、基本的には増税後に使い続けるほうが、コストは高いでしょう。 買い替えはコストがかかったとしても、安い税金で長く乗れますし、新しいモデルであれば安全性能の高さなど、付加価値も存在します。古い車は税金が上がるだけではなく、性能の劣化によるメンテナンスの必要性や故障のリスクも増え、維持にはさらにお金がかかります。基本的には、増税を区切りに買い替えを検討するのがおすすめです。

車の買い替えを検討の場合

今の車を処分して、新車への買い替えを検討の場合は、今の車を高く売る事でトータルコストを抑える事が可能となります。そこで必要になるのは車の売り先を海外販路持ちの業者にする事です。

近年の傾向として日本で出た中古車は国内ではなく海外で売った方が高値になる事が多く、それに伴い輸出販路のある業者での買取額が上昇傾向にあるのです。

なので、もし車を売る場合は、海外販路持ちのカーネクストをご利用いただき、少しでも高値で売っていただければと思います。なお、カーネクストは中古車だけではなく、故障車や廃車の買取も可能ですのでかなり万能な業者となっています。

古い車は税金が上がることを念頭においておこう

古い車に長く乗り続けるのか、それとも買い替えをするかは自由ですが、古い車は増税があることを忘れてはいけません。増税の存在を考慮しながら、買い替えをするかを考え、自分が納得できるほうを選びましょう。

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