故障・修理

軽自動車の不動車を再生させる|再利用の方法や注意点を紹介

動かなくなった車を指して不動車と言い、不動車になった時点で処分を考える人は多いでしょう。しかし、不動車=使えないとは限らず、方法次第では再生できる場合もあります。特に軽自動車の場合は、買い替えよりも再生を選んだほうがお得な場合も多いです。再生が可能かどうかをチェックして、不動車の処分を正しく決めましょう。

不動車になる原因から再生可能か考える

不動車になっても再生して使用を再開することは可能ですが、再生できるかは原因によって異なります。ひとくちに不動車といっても、動かなくなる原因は車によって違い、原因ごとに対処方法は違います。 簡単に対処できる原因だけではなく、対処できず再生を諦めなければならないこともあるため注意が必要です。原因から再生の可否を考えて、上手に処分を決めましょう。

エンジンの故障

エンジンが故障した場合、修理や部品交換で再生はできますが、何が原因で壊れているかによって、修復にかかるコストは異なります。エンジントラブルは、エンジンオイルが切れている、古くなっていることから、エンジンの焼き付き、ラジエーターの故障などが挙げられます。 エンジンオイル関係のトラブルなら、オイルの継ぎ足しや交換だけで可能ですが、エンジンが焼き付いている場合は丸ごと部品を取り換えなければなりません。また、ラジエーターが故障している場合も、大規模な修理か部品交換になることも多く、コストがかかりやすいため注意が必要です。

バッテリー切れ

バッテリー切れによってエンジンがかからず、不動車になってしまうこともあります。バッテリー切れが原因の場合は、充電だけで再生可能で、修復にも手間やコストはほとんどかかりません。バッテリ―自体が故障、あるいは発電部分を司るオルタネータの不調や故障の場合は、修理による対応が必要です。 状態が悪いと部品交換をすることになり、費用も高く付きやすいことはおぼえておきましょう。バッテリーチャージだけなら安いですが、修理や部品交換が必要だと、コストは格段にアップします。

ガス欠を起こした

ガス欠で不動車になっている場合は、ガソリンを入れるだけで再生するため簡単に対処できます。ガソリンスタンドまで押して運ぶか、レッカーなどで移動してもらう、あるいは携行缶で応急処置的に給油し、近くのガソリンスタンドまで運ぶという方法もあります。 ガス欠自体は簡単に対処できますが、ガス欠状態になることで、エンジン部分に負担がかかり、それが原因で別の故障を招くことも多いため注意が必要です。給油しても動かない、あるいは動作に不具合が生じている場合は、エンジンに負荷がかかってダメージを受けている場合があり、別途修理が必要なこともあります。

事故に遭った

事故に遭った場合、車が損傷して不動車になってしまうことも多いでしょう。事故車の場合、ダメージの程度によって再生可能かは異なります。軽い事故で少し傷やへこみがついた程度なら、簡単に修理して再生は可能です。 しかし、原型をとどめないほどに大破している、あるいは骨格部分が歪むほどに損傷している場合は、修理での対応は難しいでしょう。仮に修理はできても、完全には元通りにならず、場合によっては手を加えても再生しないこともあります。大規模に損傷したなら、再生は諦めたほうが良いでしょう。

動かない軽自動車を再生したほうが良い場合

不動車になっても対処次第で再生は可能ですが、再生には費用がかかります。そのため、必ずしも再生を目指すのが良いとは限らず、不動車になったタイミングで買い替えたほうが良い場合もあります。どのような場合なら再生を目指したほうが良いのか、適切なケースを知っておきましょう。

修理費が安く済む場合

不動車の再生には少なからず修理費がかかるため、これがいくらになるかで再生するかどうかを決めましょう。

買い替えるよりもお得になる

修理費で再生するかを決めるには、買い替えるよりお得かどうかで考えましょう。軽自動車は価格が安く、特に中古車なら安価で購入できます。修理費が高く付くなら、無理に直して余計な費用をかけるよりも、新しいものに買い替えたほうがお得です。 購入価格の安い軽自動車だからこそ、修理費次第では思い切って買い替えを選択したほうがコスパは良くなります。

修理費用の目安

軽自動車は修理費自体も比較的安いですが、修理の内容によってコストは変わります。バッテリーの充電や交換程度なら、5000円から1万円程度と安く済みますが、エンジンの修理、交換は10万円以上と高額になりやすいです。 ものによっては50万円以上かかることもあるため、エンジン交換の場合は買い替えを視野に入れたほうが良いでしょう。また、車の骨格部分を損傷した場合は、高いと100万円以上かかることも少なくありません。 100万円なら中古車を買ってもおつりがくる場合も多いため、骨格の修理が必要なら、買い替えのほうがお得になることがほとんどです。

事故車であり保険金で修理費を補える

修理費用が高いなら、買い替えを検討したほうが良いですが、事故車で保険が出る場合は別です。保険金が出て修理費用を賄えるなら、自己負担が少ない場合に限っては費用が高額でも修理したほうが良い場合もあります。 補償してもらえる金額は、加入している保険の内容や事故の状況、車の時価などで変化するため、いくらもらえるのかを確認して、保険を適用するかを決めましょう。また、保険を適用した後は、等級が下がって保険料が高くなるため、保険料の増額分も計算に入れて、本当にお得なのは何かを考えることが大切です。

希少価値のある車種

仮に修理費が高額になっても、希少価値が高くてなかなか手に入らない車なら、修理して再生を目指したほうが良い場合もあります。希少価値が高い車は、部品が集めづらいことも多いため、修理にも費用が掛かりやすいですが、珍しいものを手放したくないなら再生を考えましょう。

修理をしても修復歴車にならない

修理によって修復歴がつくかどうかも、再生すべきかを考えるポイントのひとつです。骨格部分を損傷すると、修理しても修復歴が付き、価値が大幅に下がります。高い修理費を払っても、手放す時に売却の価値は下がってしまうため、最初から費用をかけて修理せずに手放すのもひとつの手です。

不動車を再生する場合の注意

不動車を再生する場合には注意点もあります。正しく理解していないと思わぬ損失を被る可能性もあるため、注意点も知って再生すべきかもう一度よく考えてみましょう。

損傷箇所の再生は耐久度が落ちる

車は損傷しても大抵のものは修理が可能ですが、修理前より再生後のほうが耐久度が落ちていることは理解しておきましょう。何度も修理を繰り返していると、金属疲労で耐久度が下がり、事故によるリスクも高まります。 そもそも軽自動車は普通自動車に比べて耐久度が低いため、何度も修理するのは危険であることは覚えておきましょう。

再生不可の場合でもすぐ廃車にしない

車の状態によっては再生ができないこともありますが、この場合でもすぐに処分しないことが大切です。軽自動車は市場での需要が高いため、不動車でも買取に出せる場合は多いです。 処分するには費用がかかりますが、買取なら費用はかからず、むしろプラスが出ます。手放す場合でもまずは買取査定に出し、少額でもお金を回収することが大切です。

不動車の再生が可能ならば修理を検討しよう

不動車になっても原因次第では修理で対応し、再生することも可能です。軽自動車は修理の費用も安い場合が多いため、可能なら修理して愛車を長く使いましょう。

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