カーナビも長く使っていれば消耗しますが、故障かどうかを判断するためには症状をチェックすることが大切です。故障を疑う場合は、なんらかの症状が出ているはずですし、それが本当に故障によるものなのかを確認していきましょう。
目次
カーナビに故障が起きる原因別の症状
カーナビが故障したかどうかを知るためには、まずは故障によってどんな症状が現れるのかを知っておく必要があります。故障の症状はいろいろありますし、該当するものがあれば故障の可能性が高いので注意が必要です。また故障するには必ず原因があります。 長期間使っていれば自然に消耗しますが、故障の原因はそれだけではありません。症状によって故障の原因も違いますので、それぞれの原因も知っておきましょう。
タッチパネルが反応しなくなる
よくあるカーナビの故障の症状としては、タッチパネルが反応しなくなることが挙げられます。画面を強く押し過ぎたり、表面に傷がついてしまったりした場合は、タッチパネルの感度が悪くなり反応しなくなってしまうことがあります。 使用時に強く押しすぎる、あるいは落としてしまうなど、外から強い衝撃が加わると故障の原因になるので注意しましょう。タッチパネルは丁寧に優しく扱うことが大切です。
時計のずれや電源が入らない
カーナビ時計のズレや、電源が入らないことも故障の症状。これはバッテリーの電圧が低くなっていることが原因です。電圧が低くなると電源の供給がうまく回らなくなるため、設定した時間がずれ始めることがあります。 また電源の供給がうまくいかなければ、そもそも電源も入りません。バッテリーの消耗が原因と言えますので、バッテリーを交換するか新しいものを買いましょう。
DVDなどの読み込み不良
カーナビによってはCDやDVDが視聴できるものもありますが、故障によって読み込み不良が起きてしまうこともあります。これタバコの煙によりカーナビの内部にヤニがたまり、データを読み込む部分が故障してしまうことが原因です。 ディスクのデータは内部のレンズで読み取っていますので、それが汚れてしまうと再生ができなくなります。汚れを取り除けば直るケースも多いですが、こびりついたヤニ汚れをキレイに落とすのは非常に難しいです。
起動せずまったく動かなくなる
起動せずまったく動かなくなった場合は、これは完全な故障だと言えます。高温多湿な環境や振動の多い環境でばかり使用していると、内部が損傷してしまい正しく動作しなくなってしまうことがあります。カーナビは精密機械ですし、自動車の中の環境は決して機械を保管するのにいい環境とは言えません。 しっかりメンテナンスをし、掃除をしている場合でも使用環境次第で故障することは多々あります。
カーナビが故障した時の対処法
カーナビが故障してしまうと困る人は多いですし、早急に対処しなければなりません。故障したまま放置していても、直ることはありませんし、基本的にはさらに悪化します。場合によっては重大な故障につながる可能性もありますし、故障の症状を確認すればすぐに対処することが大切です。 カーナビが故障した際の対処方法はいろいろありますので、状況によってどの方法で対処すべきかを考えていきましょう。
メーカーへ修理に出す
カーナビが故障した際のもっとも基本的な対処法は、メーカーへ修理に出すことです。購入してから1年以内など、保証期間内であれば無料で修理してもらえる場合が多いです。保証書なども必要になるので、大切に保管しておきましょう。 また保証期間を過ぎている場合は有償での修理になる可能性が高いです。メーカーの不備によって故障した場合は別ですが、保証期間を過ぎているのであれば自然故障と判断されますので注意しましょう。
新しいカーナビを購入する
無償、有償に関わらず、まずは修理に出すことが大切ですが、有償の場合は修理代が高くつく可能性もあります。修理代が新品の購入代金と同等、または超えてしまいそうな場合は、思いきって新品に買い替えるのがおすすめです。 長年使っているものであれば、修理をしてもすぐに故障する可能性が高いですし、同程度の出費で新しいものが変えるなら新品を買った方がいいでしょう。新品であれば機能性もさらに優れている可能性もあるのでおすすめ度は高いです。
スマホのナビを代用する
カーナビの修理や購入が間に合わない、あるいはそれほど必要性を感じていない場合は、スマホのナビを代用するのもおすすめです。スマホにナビアプリをダウンロードすれば、カーナビの代用にもなり、頻繁に道を検索しないならそれでもいいでしょう。 ただしスマホで代用する場合は、ナビアプリを使用していると電池消費が激しいため、モバイルバッテリーを一緒に持ち歩くなどの工夫が必要です。
正しい使い方でカーナビの故障を防ごう
カーナビは精密機械ですので、長年使っていれば消耗し、いずれは故障します。しかし使い方次第で長持ちさせることは可能です。正しい使い方でカーナビの故障を防ぎましょう。