2050年カーボンニュートラル宣言が行われ、世界的に脱炭素社会実現を目指した取り組みがすすめられています。自動車メーカーでも、自動車電気化など、CO2を排出する内燃機関をもたない車のラインナップ化が進んでいます。
ただ、そんな中でも根強いファンが多く、販売を続けてほしいと熱望されていたり、販売が終了した今も愛されている【ガソリンがぶ飲みの高燃費車】があります。こちらでは、世情の逆を行く「国産車高燃費ランキング」をご紹介します。
目次
燃費が悪いけど人気の国産車ランキングBEST5
現在販売中の車種から、過去に販売されていた車種まで、様々な国産車のなかでも特に燃費が悪いものの人気の高い国産車をランキングにまとめています。
- 第1位 トヨタ ランドクルーザー
- 第2位 日産 フェアレディZ
- 第3位 マツダ RX-7
- 第4位 レクサス LX
- 第5位 三菱 パジェロ
第1位 トヨタ ランドクルーザー
ランドクルーザー200系ZXグレードの燃料消費率(10・15モード)は、6.6km/Lです。
トヨタの人気クロスカントリーSUVがランドクルーザーです。現在は2021年のフルモデルチェンジによって登場した新型300系ランドクルーザーが販売中です。ただし、300系の新型ランドクルーザーは世界的な人気の高さから、オーダー後の納期は2年以上となる見込みと伝えられています。
燃費は悪いものの、人気のランドクルーザーは200系ランドクルーザーZXグレードです。
該当モデルのスペックは下記になります。
車両型式 | CBA-UZJ200W | 変速機 | 5AT |
原動機型式 | 2UZ-FE | 原動機種類 | V型8気筒DOHC |
総排気量 | 4.663L | 最高出力kW(PS)/rpm | 212(288)/5,400 |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 最大トルクNm(kgf.m)/rpm | 448(45.7)/3,400 |
駆動方式 | 4輪駆動 | 全長/全幅/全高(mm) | 4,950/1,970/1,880 |
第2位 日産 フェアレディZ
フェアレディZのZ34versionSTグレードの燃料消費率(WLTCモード)は、8.5km/Lです。
日産のフェアレディZは、初代モデルが1969年に登場しました。クーペタイプのスポーツカーで、GT-Rとともに日産を代表する人気の高いスペシャリティカーです。
2020年に現行モデルの6代目フェアレディZのZ34のビッグマイナーチェンジが発表されましたが、2022年1月現在時点でこちらのオーダーは終了しています。
2022年1月14日から開催予定の東京オートサロンでは、新型7代目が日本国内では初めて披露される予定です。
燃費は悪いものの、人気のフェアレディZはZ34のversionSTグレードです。該当モデルのスペックは下記になります。
車両型式 | 4BA-Z34 | 変速機 | 6MT |
原動機型式 | VQ37VHR | 原動機種類 | V型6気筒DOHC |
総排気量 | 3.696L | 最高出力kW(PS)/rpm | 247(336)/7,000 |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 最大トルクNm(kgf.m)/rpm | 365(37.2)/5,200 |
駆動方式 | 後輪駆動 | 全長/全幅/全高(mm) | 4,260/1,845/1,315 |
第3位 マツダ RX-7
RX-7のスピリットRタイプAグレードの燃料消費率(10・15モード)は、7.2km/Lです。
マツダのRX-7は、マツダの名車と言われるロータリーエンジン搭載のピュアスポーツカーです。1978年から2002年までの24年間、販売されていました。ロータリーエンジン初の量産市販車として登場し、ライトウェイトでボディを軽く、ロータリーエンジンの資質を活かしたフロントミッドシップが採用され、前後の重量配分は50対50を目指し設計されました。
燃費は悪いものの、人気のRX-7はスピリットRのタイプAグレードです。該当モデルのスペックは下記になります。
車両型式 | GF-FD3S | 変速機 | 5MT |
原動機型式 | V13B-REW | 原動機種類 | 水冷直列2ローターICツインターボ |
総排気量 | 1.308L | 最高出力kW(PS)/rpm | 280(206)/6,500 |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 最大トルクNm(kgf.m)/rpm | 314(32.0)/5,000 |
駆動方式 | 後輪駆動 | 全長/全幅/全高(mm) | 4,285/1,760/1,230 |
第4位 レクサス LX
LX570の3列シート8人乗りグレードの燃料消費率(WLTCモード)は、6.6km/Lです。
レクサスのLX570は、レクサスが販売する高級SUVです。初代モデルLX450の登場は1996年で、初代はトヨタのランドクルーザー80系をベースに上級に仕上げられたモデルとなっていました。。LXの日本仕様車は5.7Lエンジン搭載のLX570となっていて、現行モデルは3代目のLX570です。2022年に4代目が発売されることが既に公表されていて、3代目モデルのオーダーもストップしています。
燃費は悪いものの、人気のLX570は3列シート8人乗りグレードです。該当モデルのスペックは下記になります。
車両型式 | 3BA-URJ201W-GNZGK | 変速機 | 8AT |
原動機型式 | 3UR-FE | 原動機種類 | V型8気筒 |
総排気量 | 5.662L | 最高出力kW(PS)/rpm | 277(377)/5,600 |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 最大トルクNm(kgf.m)/rpm | 534(54.5)/3,200 |
駆動方式 | 4輪駆動 | 全長/全幅/全高(mm) | 5,080/1,980/1,910 |
第5位 三菱 パジェロ
パジェロ3代目モデルのロングGRグレードの燃料消費率(JC08モード)は、8.0km/Lです。
パジェロのロングGRは、2006年から2019年8月まで販売されていた国内仕様車パジェロの3代目モデルのロングボディモデルのグレードのひとつです。
パジェロは剛性の高いラダーフレーム構造に、ビルトインモノコックボディとなっていて、オフロード走行時もボディの安定性が高くなっていることから、未舗装道路などでの走行にも人気の高いSUVとなっています。現在は日本仕様車の製造販売を終了しており、海外仕様車のみの販売になります。車高が高い車のため、乗り始めは慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、走行安定性能が高いことから海外での評価も高く、燃費は燃費は悪いものの人気のSUVとなっています。
ご紹介するパジェロは。3列シート8人乗りグレードです。該当モデルのスペックは下記になります。
車両型式 | DBA-V93W | 変速機 | 5AT |
原動機型式 | 6G72 | 原動機種類 | SOHC24バルブV型6気筒 |
総排気量 | 2.972L | 最高出力kW(PS)/rpm | 131(178)/5,250 |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 最大トルクNm(kgf.m)/rpm | 261(26.6)/4,000 |
駆動方式 | 4輪駆動 | 全長/全幅/全高(mm) | 4,900/1,875/1,870 |
まとめ
現在販売中車種と過去に販売されていた車種どちらも含めて様々な国産車のなかから、燃費が悪いものの人気の高い国産車をランキングでご紹介しました。
燃費が悪い車ということで、カタログ掲載燃費がリッター10km未満の車種に限っています。燃費が悪い車は基本的に車体が大きいSUVが多い印象ととなっていますが、なかにはスポーツタイプのクーペやセダンもあります。今後ガソリン車や高燃費車は製造や販売が終了するモデルも増えていく可能性が高くはなっていますが、上記でご紹介したモデルはすべて、現在の中古車市場においては人気が高く買取もついているモデルばかりですので、手放しや売却を検討している方は燃費が悪いからといって安く手放してしまうと損をしてしまうかもしれません。売却時は慎重に見積もりをとることをおすすめします。