豆知識

チャイルドシートレンタルで里帰りも安心!全国地域別チャイルドシートレンタル情報

チャイルドシート装着の義務化は平成12年4月の道交法改正からとなっており、令和7年現在施行開始から25年が経過しました。そのなかでチャイルドシート自体の種類や販売店舗も増加していますが、親族の里帰り等で突然必要になって困ったという方もいらっしゃるかもしれません。

こちらの記事では、チャイルドシートの種類や取付方法のほか、ご自身の帰省先ではチャイルドシートレンタルができるのかなど、詳しく解説します。

チャイルドシートとは

チャイルドシートは6歳未満の幼児を車に載せる時、使用が義務づけられている車内取り付け装置です。座席に取り付ける後付け装置で、シートベルトが体の大きさに合わないお子様にとって乗車中の安全を守る大切な装置となっています

お子様が生まれてからチャイルドシートが不要になるまで、成長に合わせて年齢や体格に沿った最も安全が確保できるシートを選びましょう。

チャイルドシートは成長に合わせて変わっていく

チャイルドシートは大きく分けて3種類あります。0歳児からの乳児用ベビーシート、座れるようになった頃から4歳ごろまでの幼児用チャイルドシート、通常の座席の高さではシートベルトの位置が合わない6歳ごろまでの学童用ジュニアシートとなります。万が一の事故の際、シートベルトが正しく使用されていないと被害が大きくなることがあり、まだシートベルトが体に合わないお子様にとってチャイルドシートは必須です。

チャイルドシートの選び方の目安は下記になります。(年齢や成長はお子様によって違いますので、あくまで目安となります。)

種類ベビーシートチャイルドシートジュニアシート
対象乳児幼児学童
年齢の目安0歳~1歳ごろ1歳ごろ~4歳ごろ4歳ごろ~
身長の目安~83cm76cm~100cm~150cmごろまで
体重の目安~10kg9~18kg-

ジュニアシートについては、シートベルトの位置が合わないお子様のために席を少し高くするものや、チャイルドシートの組み立て次第でジュニアシートになるものなど種類も豊富になっています。変形タイプのチャイルドシートは価格帯が高額なものも多くなっていますが、その分長く使用ができるといったメリットもあります。必要やコストは販売店舗等で調べてみることをおすすめします。

チャイルドシート未装着はどのような違反になるのか

チャイルドシートは、平成12年4月にあった道交法改正から6歳未満の幼児を車に載せる時の使用が義務付けられています。もしも使用を怠ってしまった場合は、【幼児用補助装置使用義務違反】をしたとして、道路交通法で定められた罰則により当該車の運転者に対し、違反点数が1点加算されます。罰金(反則金)はありませんが、違反点数が基準点数を超えると行政処分となり、前歴なく違反点数が6点を超えると30日間の免許停止処分が科せられます。

※バスやタクシーに乗車した際のチャイルドシートの着用は義務付けられていませんが、観光タクシーなどは予約時に伝えるとチャイルドシートを装着してくれる場合もあります。

チャイルドシートはレンタルできる?

チャイルドシートは、自家用車に6歳未満の幼児を乗せて運転する時に使用する義務があります。年末年始やお盆休みなどの長期休暇を利用して帰省したり、出産前に里帰りをする際、電車や飛行機を利用して移動をすると、移動先の車にはチャイルドシートがついていない場合がほとんどでしょう。帰省先で、家族や親戚の車に子供を乗せて移動する時にもチャイルドシートの使用義務はあります。チャイルドシートが一定期間だけ必要だからと言って、そのために事前に荷物として送ったり、持ち運ぶとなると手間もお金もかかってしまいます。

このような帰省先で子ども乗せて運転する予定の車や、旅先でのレンタカーに活用できるサービスが、チャイルドシートレンタル事業です

全国のチャイルドシートレンタルができる場所

チャイルドシートのレンタルは、警察署(交通安全協会)、地域の役所・役場(こどもセンター)でのレンタル事業のほかに、ベビー用品を取り扱っているお店やレンタカー会社でも有償サービスが行われています。警察署や役所・役場では無料貸出しの場合が多くなっていますが、返却時に自己負担によるシートカバーのクリーニングが必要としているところもあります。

エリア別チャイルドシートレンタル一覧

全国の地域別でチャイルドシートをレンタルすることができる役所・役場、交通安全協会、社会福祉協議会等をご紹介します。

茨城

  • 茨城県交通安全協会(協会会員限定)
    貸出期間1日から上限6か月以内、貸出料金1ヶ月間約5,500円
  • 土浦市役所生活安全課(土浦市在住の方限定・1歳未満の乳児の保護者または貸出日の翌月末までに出産予定の方)
    貸出日より最長1年間、クリーニング代3,000円
  • 小美玉市役所総務部(小美玉市居住者限定・0歳~1歳頃)
    貸出日から1年間、クリーニング代2,000円

栃木

  • 栃木県交通安全協会(協会会員限定)
    貸出期間は概ね1ヶ月程度、無料
  • 佐野市役所市民生活課(佐野市に住民登録している方)
    貸出期間は最長1ヶ月以内

群馬

  • 高崎市役所地域交通課(高崎市在住で3親等以内に5歳未満の乳幼児がいる方限定)
    貸出期間は2か月以内、無料(別途クリーニング代3,850円)
  • 長野原町役場町民生活課(長野原町に住民登録がある方限定)
    貸出期間は6ヶ月以内

埼玉

  • 小川地方交通安全協会(協会会員限定)
    貸出期間は1週間以内
  • 滑川町社会福祉協議会(社協会会員限定)
    短期間利用可能、貸出の最大期間は6ヶ月
  • 吉川地区交通安全協会(交通安全協会会員限定)
    貸出期間は1週間程度、対象は4か月~4歳までの幼児
  • 加須交通安全協会(交通安全協会会員限定)
    無料

千葉

  • 松戸市役所市民安全窓口(松戸市に住所がある方)
    レンタル費用半額助成制度、レンタル期間は最大6カ月間
  • 流山市役所(流山市に住所があり6歳未満の乳幼児の養育をしている方)
    貸出期間は最大180日間、無料※車の後部座席に3点式シートベルトがあること
  • 大網白里市役所(市内在住の6歳未満の乳幼児の養育者または里帰り等で一時的に同市内で同居される親族)
    貸出期間は3ヶ月以内、無料(別途クリーニング代は必要)、7日前までに申請必要
  • 大多喜町役場(大多喜町在住の方で乳幼児の保育者・同町内に里帰りされる方)
    貸出期間は最長3か月、無料
  • 野田市社会福祉協議会(野田市在住で6歳未満の子供を養育している方または里帰り等で一時的に同居する祖父母)
    貸出期間は原則として6カ月間、里帰り等の短期貸出は3ヶ月以内

東京

  • 府中市子育てステーション(府中市内に住所があり乳幼児の保育者の方)
    貸出期間は3か月以内、無料
  • 目黒区役所土木管理課(目黒区民の方)
    チャイルドシートレンタルのあっせん、利用料割引、利用期間6ヶ月
  • 江東区役所(江東区在住の方)
    チャイルドシートレンタルのあっせん、料金割引、取付料無料

神奈川

  • 小田原市役所地域安全課窓口(小田原市内にお住まいの方)
    貸し出し期間は最長1カ月間、無料
  • 湯河原町役場(お子様および保護者の住所が湯河原町内にある方)
    貸し出し期間はお子様が5歳になるまで、無料

※2025年8月現在サイト上で確認できたもののみ掲載しています。

チャイルドシートレンタルを利用する時の注意点

貸出期間や対象者の条件、返却時にクリーニング清掃が必須、など各所にてチャイルドシートのレンタル要件は異なりますので、貸し出しを受ける前に確認を行ってください。

地域自治体による貸出し事業については、住民登録がある方を対象に貸出しをしていることが多くなっていますので、帰省等で利用を考えている場合は、帰省先の親族等から貸付依頼しなくてはいけない場合もあります。貸出申し込み時には、運転免許証の確認だけでなく住民登録確認がある場合は、住民票やマイナンバーなど他の確認書類が必要になることもあります。

交通安全協会では、貸出受付が平日の9時から16時までに限られているところも多くなっています。土日祝日には対応されていない場合もありますので、休日を利用して帰省や里帰りを考えているという方も、平日に事前に借りておかなければならないかもしれませんので、まずは事前に確認しておかれることをおすすめします。また、事業所でのレンタルは繁忙時期になると在庫がゼロになっていることもあります。予約ができないところであれば、在庫がない可能性もありますので第二候補も考えておきましょう。

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チャイルドシートの取り付け方法

平成12年にチャイルドシートの義務化が始まり、法改正以降は沢山のチャイルドシートが登場しました。お子様の成長に合わせて、ベビーシートからチャイルドシート、さらにジュニアシートへと付け替えが必要となっているのですが、従来のチャイルドシートの取り付け方法はシートベルト固定方式(ロックオブデバイス)のみだったこともあり、複雑で難しいことから取り付けミスも多く、悩みの種になっていました。

その後、新たにシートの上部と下部にある金具に固定をすることができるISOFIX固定方式が取り入れられたことにより、ご家庭でもチャイルドシートの取り付けが簡単にできるようになりました。ISOFIX固定方式に必要な汎用ISOFIX固定金具(アンカー)については、平成24年7月以降に新車販売された車はすべて全車装備されているため、取り付けミスも格段に減ったということです。

ISOFIX固定方式チャイルドシートの取り付け方

前述の通り平成24年以降に新車販売された車種であれば、車体にISOFIX固定金具が標準装備してあるため、取り付けたいチャイルドシートのコネクタ部を後部座席の固定金具に差し込み、しっかり奥までガチっと押し込むことができたら取付完了になります。

ISOFIX固定方式の金具は、後部席シートの背もたれと座面の間部分または、後部席シートの背もたれの下部分のスリット内にあります。背もたれと座面の間部分に固定金具が取り付けられている車体では、座面を押すと金具が出てくる仕組みになっています。

後部席にISOFIX固定方式金具が取り付けられている理由

助手席でチャイルドシートを利用した場合、万が一事故が起こった際にエアバッグが開くと、エアバッグの衝撃によってお子様が怪我をしてしまう危険性があるためです。そのため基本的にチャイルドシートは後部席に取り付けが推奨されています。

ISOFIX固定方式のチャイルドシートを選ぶ時の注意点

チャイルドシートはシートの形状によっては取り付けができない場合もあります。特にレンタルをする場合は、レンタル可能なチャイルドシートの種類が限られているため、レンタルしてみてから取り付けできないとわかると、他のチャイルドシートを探すことになり倍の手間暇がかかります。事業所等でレンタルされているチャイルドシートの品番等を控えておいて、レンタルして取り付ける予定の車の車種・年式・型式も併せて確認し、車種適合一覧表等で適合しているかどうかは事前に調べておきましょう。

まとめ

こちらでは、チャイルドシートの種類や取付方法のほか、全国でどこでレンタルができるのか等をご紹介しました。車移動が必要な地域で里帰りで帰省されるご家族がいらっしゃる時は、地元の役所・役場、交通安全協会などでチャイルドシートレンタルが利用できる地域も多くなっていますので、一度問合せをされてみてはいかがでしょうか。

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