事故で車が損傷すれば、修理を考えますが、損傷の程度によって必要な費用は異なります。車の修理はどれだけ損傷したか、どこが故障したかで費用は大きく変動するので注意が必要です。もしもの際には保険があれば便利ですが、事故にあっても必ずしも保険を適用させるべきとは限りません。事故でかかる修理費の相場を把握し、保険の使いどころを考えて、上手に対処してください。
目次
事故車の修理の流れ
車が損傷すれば業者に引き渡して修理してもらいますが、事故の場合は流れが少し異なります。手順どおりに進めなければ、修理までの流れがスムーズにいかないこともあるので注意が必要です。事故の発生から修理までの流れを知り、事故車の修理にも上手に対処してください。
まずは保険会社に連絡する
事故が発生すれば負傷者の救護や警察への連絡をおこない、それらが終了すれば保険会社に連絡します。保険を使用するかどうかは個人の自由ですが、事故後すぐに連絡しておかないと、保険が使えなくなる可能性もあるので注意が必要です。 保険会社には事故の発生と事故当時の様子、車の損傷具合を細かく伝えておきましょう。その後の流れについて、ある程度相談しておくことも大切です。
修理の依頼先を決める
車を修理するには、依頼先の業者を決めなければなりません。馴染みの業者がいればそこに依頼し、自分で見つけるのが難しい場合は、保険会社に相談して紹介してもらいましょう。保険会社経由で業者を利用すれば、修理費の補償もスムーズに進めやすいため、迷ったときはこれを利用するのがおすすめです。
修理先に車を持ち込む
修理先に車を持ち込めば、車の状態を見てもらい、修理に必要な費用の見積もりを出してもらいましょう。修理費の見積もりは保険を適用させるには絶対に必要ですので、必ず作成してもらわなければなりません。修理をしない場合でも、見積もりがあれば修理金額分補償を受け、買い替え費用に充てられますので、必ず業者に車を見てもらうことが大切です。
修理の依頼先の選び方
車の修理は、依頼先によって出来上がりが違うので注意が必要です。費用をかけてでも綺麗に直したいならディーラー、費用を抑えたいなら車用品店や整備工場への依頼がおすすめです。修理費は安く済むに越したことはありませんが、いかに費用が安くても、出来上がりの質が悪いと、納得できない場合もあります。 一概にどちらが正しいわけではありませんので、自分が求めるものに応じて、修理先を使い分けましょう。どこに依頼すればよいか分からない場合は、仕上がりに求めるものを保険会社に伝えて、条件に合う業者を探してもらうのもおすすめです。
事故車の修理費について
事故車の修理費は、故障箇所や損傷の程度、車種によって大きく異なります。基本的には故障箇所が多く、機能をつかさどる重要な部分が損傷しているほど、修理費は高くなると考えましょう。グレードの高い高級車も、費用は高くつきます。 また、保険の適用の有無や過失割合によっても、自己負担の金額は異なります。相場で○○円という明確な基準はありませんが、場合によっては高額になる可能性があることは理解しておきましょう。
事故車の修理費の相場
事故車の修理費は、全体で考えれば目安はありませんが、細かく見れば相場を知ることはできます。修理費を考える際に重要になるのが、故障箇所と故障の程度です。それぞれでの修理費の相場を把握し、全体で必要な費用をイメージしておきましょう。
故障箇所による目安
故障箇所は、走行性能に関わる重要な部分ほど高くなります。エンジンの場合、修理費用は50万円程度かかり、修理費の中では特に高額でしょう。また、バンパーは5万円前後、マフラーは3万円前後が相場です。その他故障箇所によって費用は異なりますが、特に故障が多く、お金がかかりやすいのは、これらのパーツです。
故障の程度による目安
同じ場所の損傷でも、少し擦って傷ができた程度であれば、数千円程度で修理できます。擦り傷や軽度なへこみは比較的修理費が安く、依頼先に関係なく綺麗に直してもらえます。しかし、内部にえぐれるように深い傷やパーツを縦断するようにできた大きな傷は、費用が高くつきます。損傷箇所によっても費用は異なりますが、多い場合で数十万円程度かかることもあるので注意してください。
保険を利用するべきか
事故で車が損傷すれば、保険を適用させて修理費を負担してもらえます。しかし、必ずしも保険を利用したほうがよいとは限らず、修理費が安い場合は使用しないほうがよいケースも多いです。保険を使えば、上限額に応じて修理費を負担してもらえますが、適用させることで等級がダウンし、翌年以降の保険料負担が大幅に増えます。 保険を適用させることで、3等級下がり、さらに割引率の低い事故ありの等級に切り替わるため、長い目でみれば保険料支払いの増加で損をするケースもあります。修理費がそれほど高くない場合は、保険は適用させず、すべて自己負担で支払い、保険料の値上がりを避けたほうが結果的にはお得でしょう。事故に遭い、保険会社に連絡したからといって、必ずしも保険を適用させなければならないわけではなく、あえて保険を使わないという選択肢もあります。 修理の見積もりをもらえば、自己負担した場合と保険を適用して保険料が上がる場合を比較し、よりお得になるほうを選んでください。
修理より買い替えを検討すべきケース
事故で車が損傷した場合、修理ではなく買い替えを検討すべきケースもあります。修理の見積もりを出してもらい、100万円を超える場合は、買い替えを視野に入れて考えたほうがよいでしょう。修理費が高すぎる場合は、保険を適用させても補償の上限額を超えてしまい、自己負担分が出てしまいます。 100万円と言わずとも、保険を適用して自己負担が出る場合も、買い替えを検討すべきと言えます。また、修理費の金額に関係なく、修理しても完全には直らない、そもそも古い車で修理しても長くは乗れない場合も、買い替えがおすすめです。 よっぽど思い入れがあれば修理しても構いませんが、修理が難しい場合や保険を使っても足が出る場合は、買い替えたほうがお得です。
もしもの時のためにしっかり備えよう
事故に遭えば車が損傷することは多く、場合によっては大きく損傷することもあります。車が損傷した場合、必ずしも修理すべきとは限らず、買い替えを選んだほうがよいケースもあります。また、修理でも保険を使うかどうかは重要な選択ですので、事故車の修理の知識を身につけ、状況に合わせて上手に使い分けられるようもしもの場合に備えてください。
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