事故

事故車の傷からわかる事故の状況|過失割合を有利にするには

事故を起こすと車には傷が残り、重大な事故だと大きく破損することが多いです。傷の具合を見るとどれくらいの事故だったかがわかりますが、傷をさらに注意深く観察することで、より詳細な事故状況がわかることもあります。事故でできた傷からどのようなことがわかり、それが何に活用されるかを知って、上手に事故対応を行いましょう。

車の傷でわかる事故の状況が重要な理由

車の傷は注意深く見ることで、どのような事故があったのかが何となく想定できます。事故時には過失割合といって、どちらがどれくらい悪いかを決めますが、この時車の傷の状態を参考にすることが多いです。傷からどのような事故があったかを確認して、それぞれの証言と食い違いはないかチェックします。 事故の正確な状況は事故の当事者しか知り得ませんが、お互いに自身の過失割合を少なくしようとして、嘘の証言をする可能性もあります。傷の状態から事故の状況がわかることで、嘘の証言を覆すことができ、自分に非がないと証明することも可能です。

傷でわかる事故時の車の動きの例

実際に事故が発生すると、どのような傷ができるのか知っておきましょう。ひとくちに事故といっても状況によって違い、傷のできかたも異なります。傷の特徴を把握することで、事故当時車がどのような動き方をしたかがわかり、より正確な事故状況の証言ができるでしょう。

アクセルを踏んで壁などに接触した

アクセルを踏んで壁に接触した場合、車体がこすれて擦り傷ができます。接触しながら走ると、車体のやや前方が浮くため、傷も上向きに曲がりやすいです。これはそもそもアクセルを踏むと、車体は前方が上がり、後方が下がるようにできているからです。 傷が上に向かってカーブしているほどアクセルの踏み込みが強く、ブレーキの痕が見られないとも言えるでしょう。

ブレーキを踏んで壁などに接触した

ブレーキを踏むと、今度は車体の前方が下がり、後方が上がります。そのため、傷はまっすぐから下方向に下がる傾向にあり、後ろにいくにつれて下向きのカーブを描く傷になると考えましょう。急ブレーキをかけるとさらに沈み込みが激しいくなるため、カーブの曲線も大きく出やすいです。 路上に残ったブレーキ痕とともに、ブレーキをかけたことを証明でき、過失割合が少ないことも証明しやすいでしょう。

前の車が急ブレーキを踏んで追突した

前の車が急ブレーキを踏んでそれに衝突した場合、前の車は後方が上がり、自身の車はアクセルを踏んでいるため前方が上がっています。そのため、前の車の後方部分には下側に傷が付き、自身の車はやや上側に傷が付きやすいです。 車のサイズによってどの部分に傷がつくかは違うため、一概に場所を特定することは難しいですが、前方の車は下部分に傷がつきやすいことは覚えておきましょう。

後ろの車に急発進して追突された

後ろの車が急発進で突っ込んできた場合、追突してくる車はアクセルを踏んで車体がやや浮き上がっているため、追突される車は後方上部に傷がつきやすいです。 前方の車が急ブレーキ、後方の車が急発進の場合や前方の車もアクセルを踏んでいる場合は、ちょうど真ん中あたりに傷がつきやすいと考えましょう。自身が止まっていて、相手が急発進で追突してきたなら、やや上のほうに傷が残りやすいです。

過失割合はどのように決めるのか

過失割合は事故当時の状況から判断し、お互いが加入している保険会社の担当者同士で話し合って決定します。事故の当事者同士が直接過失割合を決めるわけではなく、第三者的に見て割合は決定すると考えましょう。 ただし、保険会社の担当者はそれぞれ事故現場を見ていないため、状況証拠を見て過失割合を決定します。提出する証拠や証言次第では、本当は自分に過失割合がなくても、過失を認められる可能性があるため、注意しなければなりません。 事故の状況が複雑で過失割合を決めるのが難しい場合は、弁護士に相談して決めるケースもあります。どちらにしても事故現場ですぐに決まるわけではなく、後から事故状況を見直し、話し合いによって決定することは覚えておきましょう。

車の傷を証拠にして過失割合を有利にするには

事故時の過失割合は話し合いによって決まるため、いかに自分に有利なように話がまとめられるかを考えなければなりません。話し合いの進み方次第では過失を認められ、自己負担が大きくなる可能性もあります。 車の傷は事故時の状況を物語っているため、これを利用して過失割合を少しでも有利に決めることが大切です。傷を証拠に話し合いを有利に進めてもらうには何が必要かを知り、事故対応を上手に行いましょう。

事故車の写真を残しておく

車の傷を事故の証拠にするなら、傷の具合は細部まで写真に撮っておきましょう。実際に車を見てもらい、状況を判断してもらうことも可能ですが、写真があるとよりスムーズで、かつ正確に確認が進められます。写真は自分の車だけではなく、相手の車の傷も撮ることが大切で、事故全体の状況が分かるよう、周辺の写真も撮っておくことが大切です。 事故が発生すると、車を安全な場所に移動させて警察を呼び、事故対応をしてもらいますが、警察を待っている間に、素早く写真は撮っておきましょう。

写真を保険会社に提出

撮った写真は保険会社に提出が必要で、事故の連絡をしてからすぐに写真を見せましょう。写真でどれだけ傷の状態が細部まで分かっても、提出しなければ意味はありません。 また、過失割合が決まってから提出しても遅いため、話し合いが始まる前に提出が必要です。傷の写真を提出する際には、詳細な事故状況を語り、写真を見せながら補足説明もしておきましょう。

事故車の損傷箇所をしっかり記録しておこう

事故車は傷の具合を見ることで、事故の状況がある程度想像できるため、傷の状態は記録に残すことが大切です。事故にあっても慌てることなく、素早く情報の確保を行い、事故対応をスムーズに済ませて、正しく過失割合を決めてもらいましょう。

なお、事故車の処分に関しては、中古車買取では値がつかず廃車にすると費用がかかりますので、こういった車は事故車の買取も可能なカーネクストに申し込みされる事で一番コスパのいい処分が可能となるでしょう。

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