2015年1月に兄弟車種アルファードと共にフルモデルチェンジを実施し、現在2代目となるトヨタのミニバン、ヴェルファイア。モデルチェンジでは走行性能や燃費の改善が行われたほか、独自路線のエクステリアによりアルファードとの差別化が図られました。2023年には8年ぶりの新型モデル登場のうわさもでており、フルモデルチェンジがあった暁には乗り換え需要が一気に高まることが予想されます。
アルファードが現行モデルへとフルモデルチェンジしてから販売台数を伸ばし、ヴェルファイアは押されていることから値引きが緩みやすい傾向にあります。現行モデルは50万円以上の値引きを十分に狙うことも可能となっていましたが、新型モデル登場はどの程度値引きに影響があるのでしょうか。こちらでは、ヴェルファイア購入で値引きを狙う方法やコツをご紹介します。
目次
ディーラーとの値引き交渉のコツ
ヴェルファイアで50万円以上の値引きを狙うなら、当然、ディーラーとの値引き交渉がかなり重要になってきます。とはいえ、ディーラーは車を売るプロ。どうやってヴェルファイアの値引き交渉を進めればいいのか分からない…という方も多いかと思います。
しかし、ヴェルファイアの値引きにはいくつかのポイントが存在し、そのポイントを踏まえて値引き交渉を行えば、値引き額を大きくすることが可能です。ここからは、ヴェルファイアの値引き交渉の際に押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。
ヴェルファイアとライバル車を競合させて値引きを狙う
まず1つ目のポイントは、ヴェルファイアとライバル車に価格競争をさせるという方法です。ヴェルファイアのライバル車として挙げられるのは、下記の車です。
- トヨタ アルファード
- 日産 エルグランド
- ホンダ オデッセイ
ヴェルファイアの最大のライバルというと、以前までは同じトヨタの兄弟車であるアルファードとなっていました。しかし、トヨタ車の販売チャネルが全て統合されたことで、アルファードとヴェルファイアの販売チャネルも同じになったことから、競合が難しくなり値引き交渉へと利用することは難しくなっています。
そのため、競合車種として引き合いに出すのであれば、他社メーカーの同セグメントクラスのミニバンとなってきます。そのなかでも、ヴェルファイアのように力強さや先進性を押し出しているタイプの競合モデルとして挙げられるのが、日産のエルグランドやホンダのオデッセイです。2021年末にオデッセイの国内生産は一度終了しており、現在は競わせることは叶いませんが、市場からの要望や継続販売を望む同社内からの声もあり、オデッセイ改良モデルは2023年冬より再度販売されることが決定しています。すでにホンダのウェブサイトではオデッセイの先行情報が公開されていますので、ヴェルファイアのライバル車として交渉のテーブルに上げることができるようになるでしょう。
競合車種との検討については、値引きを引き出すのにかなり有効となります。「ヴェルファイアと○○○で迷っていて…」と切り出すには、まずライバル車種も見てからの必要があるため時間と労力自体はかかりますが、他社ではこのくらいの値引きがあった、このようなオプション設定がサービスと言われたなど、具体的に検討材料を提示することで希望値引きに近づける可能性があります。
競合を出すことで、希望値引きに近づけたら最後の一押しとして「○○○は~円でした。もしヴェルファイアが~円になるなら、ヴェルファイアに決めます」と希望金額を提示しましょう。これで希望金額以上の値引きが出たら大成功!希望金額と同額であっても、目標はクリアできます。また、ヴェルファイアの値引き交渉に使うライバル車の見積もり額は多ければ多いほど、戦える手札が多いということになるので、複数のライバル車との価格競争をできるようにすると良いでしょう。
ヴェルファイア同士を競合させて値引きを狙う
ヴェルファイアとライバル車を競合させての値引きに成功したら、次はヴェルファイア同士をぶつけましょう。ヴェルファイアを取り扱うトヨタのディーラーは、同地域内に複数あるケースが多いと思いますが、運営元が同じトヨタディーラーで値引き交渉をしてしまうと、ユーザー管理情報が同じであるため交渉内容も共有されていることがあります。そのため、運営会社が異なるトヨタのディーラーで価格競争させることがポイントとなっています。「ヴェルファイアを買おうと思っているのですが、一番安い店舗で買いたくて…さっき行ったトヨタ○○は~円でした。それより安くなりますか?」と直球で値引き交渉を行ってみましょう。
ここでも、なるべく多くのトヨタディーラーを回り、たくさんの見積りをもらうことをおすすめします。最終的に、大きな値引き額を出してくれた店舗同士を競わせることができれば、さらに大きな値引きが期待できます。
ヴェルファイアの購入時期で値引きを狙う
ヴェルファイアで50万円以上の値引きを狙うなら、ヴェルファイアを購入する時期がかなり重要なポイントとなってきます。ヴェルファイアはミニバンの中でも、日産エルグランドと並んで最も高額な部類であるため、この値引きが拡大する時期を狙えば大幅な値引きが期待できます。
その時期が、年に2回ある決算期です。ディーラーは決算期、メーカーからノルマを課せられるため、一台でも多く車を販売したい状況となります。そのため、値引きをしてでも販売台数を稼ぎたいと思い、値引きが拡大するのです。1月中旬~3月末までの年度末決算期と、8月中旬~9月末までの中間決算期の年に2回、決算セールが行われるため、この時期は50万円以上の値引きが狙いやすくなります。
また、ヴェルファイアの購入を特に急いでいないのであれば、購入条件をディーラーに伝えておいて、値引きされる時期まで待つという方法もあります。「もし〇〇円になるなら、ヴェルファイアを契約します。〇〇円にできそうな時があれば連絡してくれませんか?」とディーラーに伝えます。こうすることで、決算セール期間以外の4月や5月、12月など、新車の販売台数が落ち込むとされている時期などに、ディーラー側があと一台契約できれば…という状況になれば、希望金額までヴェルファイアを値引きしてもらえる可能性があります。この時、「あなたから買いたいので」とディーラー側に伝えておくことが重要です。
ディーラーオプションでの値引きを狙う
ヴェルファイアの値引きにおいて重要なのは、ヴェルファイア車両本体の値引きだけではありません。ディーラーオプションの値引きもかなり重要なポイントとなります。ヴェルファイアの車両本体の値引きには上限がありますが、ディーラーオプションの値引きに関してはディーラーの裁量で決めることができるため、大幅な値引きが期待できます。ヴェルファイアのディーラーオプションの値引き相場は10~20%となっています。
- T-connectナビ
- メッキガーニッシュセット
- コーティング
- メンテナンスパック
上記のようなディーラーの利益率が高いオプションをたくさん付けることで、かなり大きな値引きを狙うことができます。また、ヴェルファイアの値引き交渉の終盤、契約直前のタイミングで「〇〇と〇〇をつけてくれたら契約する」と言うことで、オプションの無料サービスを受けられる場合があります。無料オプションサービスの対象となりやすいのは、下記のようなものです。
- フロアマット
- サイドバイザー
- ボディコーディング
- ETC取り付け工賃
ココに注意
ディーラーオプションに関しては、値引き後の値段よりも安い社外品を揃えた方が安く済む場合もあります。どちらの方が総支払額が安く済むかを計算しながら、損をしない方を選ぶようにしましょう。
愛車をできるだけ高い値段で手放すには?
ここまで、ヴェルファイアの値引き額を大きくする方法についてお話ししました。しかし、ヴェルファイアの購入費用を少しでも安く抑える方法は、値引き以外にも存在します。それが、今乗っている愛車をできるだけ高い値段で手放すというものです。ここからは、その方法について詳しく見ていきましょう。
ディーラーへの下取りはおすすめしません!
乗り換えでヴェルファイアの購入を考えている方の中には、今乗っている愛車をそのままディーラーへ下取りに出そう、と考えている方もいるかと思います。実際、新車への乗り換えを考えている人の約7割は、ディーラーへ下取りを依頼するとも言われています。これからヴェルファイアの値引き交渉を行う中で、ディーラーから「これ以上の値引きは難しいので、下取り額を上げることで調整させてください」と言われることがあるかもしれません。ヴェルファイアの総支払額が少なくなることに変わりはないので、一見、得をするように感じますよね。しかし、実はこれ、損をしているのです!ディーラーは実際の中古車市場の相場よりも、かなり低い金額を下取り額として提示してきます。なぜなら、新車の値引き交渉の中で大きな値引きをしてしまっても、下取り額をかなり低く見積もることで、その分の利益を回収することができるためです。これは、ディーラーが不利益を被らないためのシステムであるため、どんなにヴェルファイアの値引き交渉を頑張っても意味がないことが分かりますよね。
では、どうすれば損なく愛車を手放すことができるのでしょうか。
中古車買取業者に買い取ってもらう
愛車を損なく手放し、少しでもヴェルファイアの購入資金に充てたいのであれば、中古車買取業者に買い取ってもらうことが一番です。中古車買取業者はその名の通り買取のプロなので、中古車市場の相場を見た上で愛車に適正な値段を付けてくれます。ディーラーの下取り額と、中古車買取業者の査定額に10万円以上の差が出ることも珍しくありません。
では一度、中古車買取業者へ査定に出してみよう!と思っても、数ある買取業者の中からどの業者を選んだらいいのか迷いますよね。そんな時におすすめしたいのが、無料一括査定サービスの利用です。無料一括査定とは、一度の項目入力で複数社から無料で査定をしてもらうことができ、どの買取業者が高く買い取ってくれるのかを一目で判別することができるサービスのことです。
しかし、この無料一括査定サービスには、複数社から一気に電話がかかってくることがあるという注意点があります。これは無料一括査定の申し込みがあった時点で、各業者が少しでも高く買い取って、ウチで決めてもらおう!と営業をかけてくるためです。この電話に対応できるのならば問題はないのですが、電話が鳴り続けるのは困る…という方もいるかと思います。
そんな方におすすめしたいのが、中古車買取業者のカーネクストです。カーネクストは、インターネット上の無料査定フォームに必要項目を入力するだけで査定額を知ることができ、さらに詳しい査定額を聞きたい場合も、訪問査定ではなく電話査定なので、家にいながら気軽に査定額を聞くことができます。また、日本車の需要が高まっている海外への独自の販路を持っていることで、高価買取を実現しています。
まとめ
ここまで、ヴェルファイアで50万円以上の値引きを狙う方法をご紹介しました。ディーラーとの値引き交渉が苦手な方でも、ご紹介したポイントに沿って値引き交渉を進めれば、50万円越えの値引きでヴェルファイアをゲットできるはずです。ぜひ、チャレンジしてみてください!