故障・修理

燃料計(ガソリンメーター)の故障の症状や原因、修理費用を徹底解説!

車の燃料が切れてガス欠になってしまうと、車は動かなくなってしまいます。そうならないためにも燃料計をチェックしておくことが重要ですが、燃料計が故障してしまっている場合、燃料の残量を正しく把握することができなくなってしまい、突然のガス欠につながってしまう恐れもあります。
ここでは、突然のガス欠を防ぐためにも、燃料計の故障の症状や修理費用、修理の依頼先などについて詳しく解説していきます。

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燃料計の種類

車の燃料計は2種類に分けることができます。燃料計の故障の原因を知るためにも、それぞれの特徴を把握しておくようにしましょう。

機械式燃料計

車の燃料計は、燃料タンク内に浮かべてあるフロートと呼ばれる浮き球を利用して、燃料の残量を把握する仕組みとなっています。このフロートの上下量を、機械的にそのままメーターに表示するのが機械式燃料計です。機械式燃料計は小型化できる形式であるため、現在でも燃料キャップと一体化した形式のものが使用されることがありますが、フロートの上下量がそのままメーター表記に反映されるため、機器の傾きや上下振動などによりフロートが激しく動いた場合、メーター表記が急激に変動しやすいという特徴があります。

電気式燃料計

燃料タンク内のフロートの上下量を可変抵抗によって抵抗値に変換し、抵抗値の上下動によって電気式メーターに燃料の残量を表示するのが電気式燃料計です。電気式燃料計は機械式燃料計と比べ、機器の傾きや上下振動などによってフロートが激しく動いた場合も、メーターの表記の変化が緩やかです。また、機械式燃料計のように、メーターとタンクの間のワイヤー結合によって燃料タンクの搭載位置が左右されることもないため、現在の車の燃料計はほとんどがこの電気式燃料計を採用しています。

デジタル燃料計

デジタル燃料計は燃料計の仕組みによる分類ではなく、燃料計の表示部分による分類です。燃料の残量の数値は短時間で大きく変化することがないため、バーグラフ表示への置き換えも比較的楽に行うことができます。指針式の燃料計は、メーターパネル内において比較的大きなスペースが必要になるのに対し、デジタル燃料計は小さなスペースで配置することができるため、現在ではメーターパネルの大きさに制約がある車種を中心に、徐々に採用されるようになってきています。

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燃料計の故障の症状

燃料計が故障するとどのような症状が現れるのでしょうか。考えられる症状について見ていきましょう。

燃料計の針が動かない

ガソリンスタンドで給油したにもかかわらず、燃料計の針がFまで上がらない、または走行しているにもかかわらず、一向に燃料計の針が下がらないという場合は、燃料計の故障が考えられます。しかし、車種によっては燃料計の針が急激に変動しないように設計されている車もあるので、すぐに判断せず、時間をおいてから再確認するようにしましょう。
また、燃料計の針はまだ半分くらいを指しているにもかかわらず、いきなりガス欠になることもあります。この場合も燃料計の故障を疑いましょう。

ガソリンを入れてもガソリンランプが点灯する

通常、燃料計の針がEに近づき、ガソリンの残量が残り少なくなるとガソリンランプが点灯します。ガソリンランプが点灯すると早めに給油を行う必要がありますが、ガソリンを入れたにもかかわらずガソリンランプが点灯したままの場合、燃料計が故障している可能性があります。このような症状が現れた場合は、一度エンジンを止め、再度エンジンをかけ直してもガソリンランプが点灯するかどうかを確認しましょう。少し時間をおいてエンジンをかけ直してもガソリンランプが点灯したままの場合は、燃料計が故障している可能性が高いです。

注意ポイント

ガソリンランプが点灯する場合は、ガソリンが漏れている可能性も考えられます。一度火気の無い場所でエンジンを切り、燃料タンク付近を調べてみるようにしましょう。

燃料計の故障の原因と修理費用

燃料計の故障の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。正しく修理するためには故障の原因をしっかりと理解しておく必要があるので、考えられる故障の原因を確認していきましょう。

燃料計自体に問題がある

燃料計自体に何らかの問題がある場合は、下記のような原因が考えられます。

  • コネクタのゆるみ
  • センサーの配線故障
  • ヒューズ切れ

コネクタがゆるんでいたりセンサーの配線に問題がある場合、燃料計は正常に作動しません。センサーを交換する場合は修理費用は7千円程度になりますが、燃料計自体を交換する必要がある場合は10万円ほど修理費用がかかってしまう可能性があります。

燃料タンクに問題がある

タンクに何らかの不具合が起きたことによって燃料計の故障に繋がっている場合は、下記のような原因が考えられます。

燃料系故障で考えられる原因

  • 過度な運転によってタンクに穴が空く
  • ガソリン中の水分によってタンクにサビが生じる

燃料タンクに穴が空いている場合、燃料を入れても満タンにならず、減りも早くなってしまいます。タンクの交換は値段の幅が広く、4~12万円の修理費用がかかってしまいます。

燃料計が故障したらどこに修理を依頼する?

では、燃料計が故障してしまった場合、どこに修理の依頼をすればいいのでしょうか。依頼先によって修理費用などが異なる場合もあるので、確認しておくようにしましょう。

ディーラー

燃料計の故障が疑われる場合、ディーラーに相談すると、まずは専用の診断機を使って点検をしてくれます。この点検は無料であることがほとんどなので、まずは不具合を確認してもらうようにしましょう。
ディーラーに修理を依頼すると、メーカーの保証期間内であれば無料でパーツ交換や修理をしてもらえる可能性がありますが、保証期間外、もしくは保障の対象外の場合、修理費用や交換費用にプラスで工賃が1~3万円程度かかることがあります
燃料計などのメーター周りの故障は、専門の整備士に頼まなければならないケースも多く、ディーラーでは修理が難しいことがほとんどです。その場合、ディーラーは業者に外注することになるので、工賃がかかってしまうのです。

整備工場

普段から車検などで付き合いのある整備工場がある方は、そういった場所に修理の依頼をすることをおすすめします。整備工場には技術力のある整備士が在籍していることがほとんどなので、燃料計などの専門性のある部分の故障でも安心して任せることができ、普段から付き合いがある場合、値引きしてくれる可能性もあります。
また、修理費用もディーラーに修理を依頼するよりも安いことがほとんどです。一度見積もりを出し、修理費用を比較してみることをおすすめします。

まとめ

燃料計の故障の症状や原因別の修理費用、修理の依頼先などについてお話ししました。燃料計が故障してしまうと、燃料の残量を正確に把握することができず、ガス欠などの原因にもなりかねません。燃料計に異常を感じたら、早めに修理に出すようにしましょう。
ガス欠が起きてしまい、路上で車が動かなくなってしまった場合は、安全を確保した上で速やかにJAFやロードサービスを呼ぶようにしましょう。

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