中古車を購入する際にチェックしておきたいのが、年式と走行距離です。年式が新しく、走行距離も短いほど状態はよいと言えます。しかし、中古車の中には低年式で低走行、つまり年式は古く、走行距離は短いものもあります。 低年式であれば状態は悪く、低走行なら状態はよいとも言えますが、これは購入してもよいのか、リスクを把握して考える必要があります。
目次
低年式低走行な車を購入するデメリット
低年式低走行の車は、基本的には避けたほうが無難であり、購入にはデメリットがあります。年式が古いとそれだけでリスクを抱えますが、さらに走行距離が短いこともプラスして、状態が悪いものも多いです。基本的には走行距離は短いほどよいとされていますが、条件次第では走行距離の短さがマイナスになることもあります。低年式低走行の車を購入するデメリットを知り、リスクの高さを把握してください。
故障を起こす可能性が高い
低年式低走行の車は、短距離でのストップアンドゴーが多いことが考えられ、エンジンに強い負担がかかっていることが多いです。エンジンは使い続けることで消耗しますが、使わなさすぎ、あるいは短距離での走行が続くことでも劣化します。 もっともよいのは、ある程度の距離を一定して走っていることであり、短距離走行が多ければ、その分負担も大きいと考えてください。加えて低年式であれば、経年による劣化も進んでおり、各種部品の消耗も考えられます。 部品ごとに寿命を迎えていることが多く、きちんとメンテナンスされていなければ、故障のリスクは高いです。
修復歴がある場合がある
年式の割に走行距離が短い理由は、事故で大きく損傷し、長期間使用していないことが考えられます。骨格部分を修理するほどの損傷をし、修復歴がついていることもあるので注意が必要です。修復歴があると故障のリスクはさらに高くなり、乗っているうちにいつ不具合が起きるとも分かりません。 外装は綺麗でも内部に不具合を抱えていることも多く、リスクが高いため避けたほうが無難です。骨格部分は修理しても完全に直るわけではなく、走行性能が著しく低下している可能性もあるので注意してください。
純正部品の生産が終了している
純正部品はいつまでも生産しているわけでなく、一定期間が過ぎれば生産と販売は終了します。低年式の車は純正部品の生産が終わっている可能性が高く、部品交換の際にパーツがなかなか見つからない可能性が高いです。 社外品を使って修理もできますが、純正でなければ互換性があるとは限らず、場合によっては部品交換によって劣化を招いてしまう可能性もあります。低年式低走行の車は故障のリスクも高いため、部品交換の機会も多く、部品を集めるだけで手間がかかるのは大きなデメリットです。
いわくつきの可能性がある
低走行のまま放置された車は、いわくつきの可能性もあるので注意が必要です。なにかの事件に関わっていたり、持ち主に不幸があって長年放置されていたりする可能性もあります。また、人身事故で人をはねている可能性もあり、なんらかの事情を抱えているものが多いです。 いわくつきでも性能さえ問題なければ、購入のリスクは低いですが、心理的なストレスになりやすいので注意が必要です。車の背景が気になる場合は、いわくつきなものが多い低年式低走行車は、避けたほうが無難です。
低年式低走行な車を購入する時の確認事項
低年式低走行の車の購入にはデメリットがありますが、反面価格は安いことも多く、購入するメリットもあります。車の状態に関係なく安く買いたい、次の車を買うまでの繋ぎとして乗り潰すつもりで買うのであれば、購入のメリットも大きいと言えます。 ただし、購入時には確認しておくべき点もあり、確認を怠ると状態の悪いものをつかまされる可能性もあります。いかに安く購入できても、あまりにも状態が悪いと損をしますので、確認事項を把握して、少しでも質のよいものを選んでください。
アフターサービス保証の充実度
中古車の購入時にはアフターサービスを付けることが大切であり、これが充実しているものを選んでください。アフターサービス保証は販売店ごとに違うため、まずはどの店で買うか吟味することが大切です。保証を付けていれば、部品交換や修理の費用を一部、あるいは全額負担してくれます。販売店ごとに保証の内容は異なるため、手厚いサポートで保証期間が長いものを選んでください。
定期点検を実施しているか
中古車の状態は、以前のオーナーの使い方によって大きく変わるため、定期点検をしているかの確認は必須です。外装や内装の様子だけではなく、定期点検記録簿を参考にしながら、どの程度メンテナンスがされているかをチェックしてください。 こまめにメンテナンスがされていれば、低年式低走行でも故障のリスクは低く、お買い得です。あまりにも長期間手入れをしていない場合は、故障のリスクが格段に上がるので注意してください。
消耗品の劣化具合
消耗品の劣化具合を見て、車の状態を確認するのも大切です。走行距離が短くても、経年によって部品は劣化しますので、どの程度劣化が見られるかはチェックしておかなければなりません。消耗品は交換すれば問題なく使えますが、劣化部分が多く、交換箇所が増えれば、購入後にかかる費用が高くなります。 車両自体を安く買えても、後から部品交換に費用がかかり、結果的に高くつくことも多いため、できるだけ部品交換が不要なものを選んでください。
市場価格との差異
中古車にも相場価格はありますので、市場の相場と比較して、どの程度の差があるか確認してください。中古車の価値は走行距離、年式、人気によって決定するため、一概に相場どおりになるとは限りませんが、ある程度の目安はあります。 販売価格が相場の目安と大きくかけ離れて安い場合、なんらかの問題を抱えている可能性が高いので注意が必要です。安すぎる車はいわくつきの可能性があるため、なぜ相場以上に安いか販売員に確認し、理由に納得できてから購入してください。
よい車か見極めてから購入を決める
低年式低走行の車は、故障のリスクが高く、購入する場合はデメリットの割合のほうが大きいです。しかし、上手に選べば安価で質のよいものも購入できるため、しっかり見極めることが大切です。車の状態をよく確認して、本当に状態のよいものを選んで中古車を購入してください。
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