最近では廃車にする車でも、廃車買取業者に依頼される事で買い取ってくれる事が多くなりました。しかし、状況次第では買取できる価値のある車でも0円になってしまったり、逆に費用がかかってしまうなど勿体無い状況になる事もあるのです。そこで、ここでは廃車を高額査定させるコツについてご紹介いたします。
目次
廃車を高額査定させる5つのコツ
それでは早速、廃車買取業者に廃車を依頼される際に、できる限り高額の査定をさせる方法についてご紹介していきましょう。もちろん、これから紹介する全ての項目をクリアすれば、かなりの買取額UPに繋がるでしょうが、全部ではなく一部だけの実施でも十分に査定額UPは狙えますので、積極的に実践される事をオススメいたします。
自走できる状態に
まずは、何と言っても廃車に出す車を自走できる状態にしておく事が重要です。自走できるかどうかで、業者が車の引き取りにかける費用(レッカー車の手配など)が大幅に減りますので、その分を買取査定額に還元させる事が可能となります。ただし、事故車であったり、完全に朽ち果ててしまっている車の場合は、自走できる状態まで回復させる事は難しいので、あくまでもバッテリー上がりやオイル系の自力で、なおかつ安価に復旧させる事ができる状態の車のみ実践しましょう。
車の詳細情報は事前に揃えておく
廃車買取の市場では、訪問査定なしの電話査定での手法が主流となりつつあります。この手法を取り入れられている業者では、査定額は電話口での情報のやり取りだけで決定されるので、電話を行う時点で車の詳細な情報を把握しておく必要があります。なので、手元に車検証を用意しておき、追加で下記に記載の内容もすぐに伝えられる様に準備しておきましょう。
車種 | 年式 |
グレード | オプション |
走行距離 | 傷や凹みの有無 |
車検の残りの期間 | 自走可能かどうか |
特にグレードやオプション(純正ナビなど)、走行距離などは査定額に直結する重要な項目ですので、これを電話で伝え忘れた為に安い標準装備の車として査定されるとかなり勿体無いです。車に詳しくない方が電話対応される場合は、もともと知らずに車に乗っている可能性もありますので、さらに事前準備を入念に行っておきましょう。
中古車としての買取を狙う
廃車買取業者に廃車を依頼される場合、その車は解体・スクラップされるだけではなく、中古車として再販される可能性もございます。そうなると、当然スクラップ予定の車よりも中古車として買取された方が査定額はアップしますので、可能な限り中古車として扱われる様にしたいところです。その為に必要な事は、前述でもある様に自走可能である事は絶対条件ですが、それ以外にも外装・内装を可能な限り綺麗にしておき、前もって定期的にエンジンをかけてオイル系を循環させておく必要があるでしょう。そうする事でバッテリー上がりの防止にも繋がりますし、エンジン内のエンジンオイルを循環させる事で動力源の劣化を防ぐ事にも繋がるのです。
業者選びをミスらない
4つ目のコツは、ここをミスると他の高額査定の為の努力が、全て無駄になってしまう重要なポイントとなります。それは、業者選びです!悪徳業者を避けるという注意点は当然の事として、普通に健全な営業をされている業者だとしても、他社と比較すると損につながるケースが多いのです。特に、廃車の買取を行う事には変わりないが、代わりに廃車の費用が必要になる業者もありますので、業者選びの際には廃車費用が無料になる業者を選定する様にしましょう。
繁忙期は避ける
最後のコツは、繁忙期を避けるという方法です。これは恐らくあまりピンとこない方法かともわれますが、結構重要です。1年のうちで廃車業者が忙しくなるのは、基本的に1〜3月です。というのも、4月に車を持っている状態だと1年分の自動車税の課金が発生するので、車を不要に思っていたり買い替えを検討される方は、4月になる前に手放そうと考え、一斉に廃車依頼を始めるのです。そういった状況だと、廃車買取業者は何もしなくても勝手にどんどん車がやってくるので、それに反比例して査定額も少なくなってしまうのです。なので、可能であればこの期間は避けて廃車申し込みする事で、査定額を高くする事が可能になるのです。
見積もり先の業者を選ぶ時の注意点
それでは、ここからは上記のコツの4つ目でご紹介した業者選びについて、より詳細な情報をご紹介しようと思います。ここを間違えると前述の通り、全ての努力が水の泡になり、最悪の場合は逆に廃車にする事でマイナスに転じる可能性も出てきますので、注意して業者を選ぶ様にしましょう。
廃車買取の専門業者を選ぶ
車の買取業者はさまざまありますが、その中でも廃車買取を専門としている業者を選ぶことがポイントです。さらに廃車専門の業者の中でも、中古車として再販できるルートを持っていたり、廃車を海外に輸出、パーツのリサイクルができる業者であれば、通常の買取業者よりも更に高く買い取ってくれる可能性が高いです。中古車買取業者やディーラーでは、ほとんど値がつかなかったり買取を拒否される車でも、廃車買取専門業者であれば買い取ってくれますので、積極的に利用しましょう。
大手の業者を選ぶ
業者を選ぶ際には信用性が重要ですので、知名度の高い業者を利用するのがおすすめです。全国に展開していて、広く名前の知られている業者であれば信頼度は高いですし、悪徳業者に当たるリスクも少ないです。魅力的なうたい文句で宣伝している業者でも、知名度がまったくないと信頼性に欠けますので、基本的には名の知れた業者を選ぶのが無難でしょう。ポイントとしては、WEB上にしっかりとホームページを載せており、所在地や運営会社の情報を記載している業者がオススメです。
見積もり料金や手数料がかからない業者を選ぶ
業者によっては見積もりに費用がかかることもありますので、無料で見積もりをしてくれる業者を選びましょう。また実際に買い取ってもらうとなれば、見積もり以外にも車両の運搬や廃車の代行などを請求される業者がいますので、手数料無料の業者を選ぶ様にしましょう。もっと細かいポイントを言うと、手数料無料と謳っているが実際は事務手数料だけが無料で、解体費用や陸運局での廃車手続き代行費用が別途必要とする業者もありますので、完全無料である事が重要となります。
訪問査定がない業者を選ぶ
4つ目の注意点としては、訪問査定がない業者を選ぶという事です。最近は訪問査定がない業者が増えてきましたが、それでも訪問査定を行う業者は0ではありません。では、訪問査定の何が問題かというと、訪問査定ありの場合に最終査定額が大きく下がってしまう可能性が非常に高いという事が問題なのです。この方法を採用されている業者での流れとしては、先に電話で簡単に車の情報を聞き、その時点で一旦の査定額を提示します。その金額は基本的には平均よりも高い金額で提示されるのですが、その後の訪問査定時に傷や汚れ、ボディーカラーの日焼け具合などを理由に減額対象と認定され、最終的な査定金額が下がってしまうのです。このタイミングで断れるような交渉慣れしている方であれば大丈夫ですが、ほとんどの場合は時間も手間も掛けたし営業マンがしつこいからという理由から諦めてしまい、大きく減額された査定額で契約してしまうのです。訪問査定には、こう言ったリスクがありますので、可能な限り訪問なしの電話査定を行っている業者に依頼される様に努めましょう。
まずは廃車を見積もりに出してみよう
以上が廃車の際に高額査定を行うためのコツと、廃車依頼をされる業者の選定ポイントとなります。
万全を期して廃車に挑む事で、必ず査定額に反映されますので、時間が許すのであれば出来る範囲で実践していただければと思います。
もちろん、弊社カーネクストに依頼される場合も同様に準備していただく事で、査定額に還元する事が可能ですので、是非とも参考にしていただければと思います。