買取・売却

ミニバンを高く売る方法 │高価買取のコツや高く売れる車種をご紹介

ミニバンは大人数で乗車することができるため、幅広いシーンで活用することができ、ファミリー層などから高い人気を誇っています。しかし、ライフスタイルの変化などによってミニバンほど大きい車が必要なくなり、少し小さな車への乗り換えを考える方もいるのではないでしょうか。ミニバンは中古車市場でも人気が高いだけに比較的高い価格で売却することができますが、いくつかのポイントを押さえておくことで、より高い金額での買取を目指すことができます。
ここでは、ミニバンを高く売るためのコツや、リセールバリューの高いミニバンの車種などをご紹介していきます。ミニバンの売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ミニバンを売却するなら知っておきたいこと

書類

ミニバンを高く売るためには、ミニバン買取の基本を理解しておくことが重要です。ミニバンの車買取価格はどのようにして決められるのか、査定の際に何が重視されるのかなどを確認しておきましょう。

車種による買取価格の差

車買取価格は、車種ごとの需要の高さや人気によって差が生じます。ミニバンの場合、購入金額に大きな差がない車であっても、買取価格には30%以上もの差が生じることもあります。基本的には、メジャーで使い勝手がよく、販売台数の多い車ほど中古車市場での人気も高いため、買取価格も高くなります。特に、ミニバンは使い勝手の良さや室内空間の快適さなどが人気に直結しやすいため、こういった点が優れている車は値崩れを起こしにくいです。

走行距離や年式の差

これはミニバンに限った話ではないですが、年式や走行距離が車買取価格に与える影響は大きいです。走行距離が短く、年式が新しい車ほど中古車としての価値が高くなるため、買取価格も高くなります。走行距離は5万キロを超えると下落していく傾向にあり、10万キロを超えると値段が付かないこともあります。しかし、ミニバンは他の車種と比べて性能が高いため、走行距離による影響は少なく、10万キロを超えていてもメンテナンス次第では、高価買取が可能となることもあります。
年式は10年落ちまでであればそこまで買取価格が下がることはありませんが、現行最新モデルであるかどうかも買取価格に影響してきます。現行最新モデルであれば高値が付く可能性が高いですが、新しいモデルが発売され、型落ちになると一気に値崩れが起こります。しかし、プレミアが付くような特別な車の場合は、年式が古くなり、型落ちになったとしても価値が下がりにくく、むしろ上がることもあります。

ミニバンを高く売るコツ

お金

ミニバンは新車価格が高いため、他の車種と比べると比較的値崩れを起こしにくくなっています。そのため、リセールバリューも高めになる傾向にありますが、条件によってはマイナス評価を受けてしまうこともあります。
ここからは、ミニバンを高値で売却するコツについてみていきましょう。

車内を隅々まで綺麗にしておく

実は車内の汚れなども査定の際にチェックされる重要なポイントです。車を査定に出す前に、車内を隅々まで清掃し、汚れやゴミなどがないか確認しておくようにしましょう。車内が綺麗な状態であれば、車を丁寧に扱ってきたという印象を査定士に与えることができ、プラス評価となる可能性があります。車内にタバコやペットなどのニオイが付いている場合も、マイナス評価につながる可能性が高いため、消臭剤などで可能な限りニオイを消しておくようにしましょう。
また、車内だけでなく外装の清掃も大切です。汚れなどが付着している状態より、きれいな状態で査定に出した方が買取価格が高くなりやすいため、査定に出す前にきちんと洗車しておくようにしましょう。

傷やへこみはそのまま査定に出す

車はできるだけきれいな状態で査定に出すことが重要ですが、傷やへこみの修理までする必要はありません。傷やへこみがあることによる買取価格の下がりよりも、傷やへこみの修理費用の方が高くなる可能性があるためです。また、自分で修理した場合も、修理に失敗して余計に傷が目立ってしまう可能性もあります。その場合、車買取業者が手直しをすることになり、その分の手間や費用が発生するため、さらなるマイナス評価につながります。
傷やへこみがあるとマイナス評価にはつながりやすいですが、そのマイナス分は微々たるものであることがほとんどです。反対に、手を加えた方が影響が大きく損をしてしまう可能性が高いため、傷やへこみがあってもそのまま査定に出すようにしましょう。

ミニバンが高く売れる時期を選ぶ

ミニバンが高く売れやすい時期は1~3月と5~8月です。1~3月は、新生活に向けて車を購入する人が増えるため車の需要が高まり、中古車として販売する車の在庫を増やそうと、業者が積極的に買い取ってくれやすくなります。また、3月は決算期でもあるため、業者は駆け込みで業績を伸ばそうと買取を強化することも多いです。5~8月は大型連休や長期休暇に向け、家族での外出などを目的にミニバンの購入を考える人が増えます。車の需要が高まると買取価格も上がる傾向にあるため、車の売却はこの時期を狙うことをおすすめします。
とはいえ、中古車の価格は変動が激しく、買取価格は下がっていく一方です。できるだけ早く買取に出すようにしましょう。

リセールバリューの高いミニバン5選

ミニバンは元の車両価格が高いことあり、比較的買取価格は高めとなっていますが、車種によって差は生じます。ここからは、ミニバンの中でも特にリセールバリューの高い5車種をご紹介します。

トヨタ アルファード

高級ミニバンの頂点とも言えるトヨタのアルファードは、「大空間高級サルーン」をキーワードに作られたラウンジのような高級感のある内装と、一目でアルファードだと分かる迫力のあるフロントグリルが特徴です。アルファードは国内外問わず根強い人気があり、中古車市場での需要も高いため、買取価格も高いまま推移しています。
アルファードは2代目S系グレードや3代目SAグレードなどのリセールバリューが特に高くなっており、両面スライドドアやサンルーフなどのメーカーオプションが付いている場合、さらなる高価買取を期待することができます。

トヨタ ヴェルファイア

兄弟車であるアルファードとフロントマスク以外の燃費やサイズ、装備などが共通しているトヨタのヴェルファイアは、高級感のあるフロントフェイスに、広い室内空間が特徴です。ヴェルファイアもアルファード同様、国内外での根強い人気があるため、中古車市場での需要も高く、値崩れしにくい状況が続いています。
ヴェルファイアは、純正エアロボディの車両となっているZシリーズの買取価格が高くなりやすく、中でもGエディションは高価買取が期待できます。さらに、ムーンルーフや後席モニターなどのメーカーオプションが付いている場合、プラス評価の対象となります。

トヨタ ヴォクシー

子育て父親世代を中心としたファミリー層からの人気が高いトヨタのヴォクシーは、広い室内空間と多彩なシートアレンジが可能な使い勝手の良さが人気の車です。ヴォクシーは中古車市場でも人気が高いため、比較的高い買取価格のまま推移していますが、年式や走行距離が買取価格に影響を与えやすいため、早めの売却をおすすめします。
ヴォクシーはガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに高級感のある「煌」の買取価格が高くなっています。また、両面パワースライドドアや純正ナビなどのメーカーオプションが付いている場合、買取価格にプラスされる可能性が高くなります。

ホンダ フリード

「運転しやすいサイズでなおかつ室内空間にもゆとりのあるコンパクトミニバン」をコンセプトに作られたホンダのフリードは、幅広い年齢層から支持され、高い人気を誇っています。フリードはその人気の高さから、低年式でも一定の買取価格が付きますが、初代モデルの買取価格は下落傾向にあるため、早めの売却がおすすめです。
フリードはGシリーズの買取価格が高い傾向にあり、中でも「Gエアロ」や「Gセレクション」は高価買取につながりやすくなっています。さらに、純正ナビやLEDヘッドライトが装備されている場合、プラス評価の対象となります。

三菱 デリカD:5

最大8人が乗車できる室内空間の広さと、悪路にも強いミニバンとSUVを併せたような作りの三菱デリカ:D5。デリカ:D5は三菱の中でもトップレベルの人気を誇り、比較的値崩れの少ない車種ですが、年式が古くなると買取価格も下落していくため、早めの売却をおすすめします。
デリカ:D5の中でも「ローデストDパワーパッケージ」は人気が高いため、買取価格が高くなりやすいです。また、デリカ:D5はガソリン車とクリーンディーゼル車を選択することができますが、クリーンディーゼル車の方が圧倒的に人気があり、中古車市場での需要も高いため買取価格も高くなります。

まとめ

ミニバンを高値で売却するコツや、リセールバリューの高いミニバンの車種をご紹介しました。ご紹介したポイントを踏まえてミニバンを買取に出せば、十分に高価買取を狙うことができます。少しでも愛車を高く買い取ってもらうためにも、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

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