ホンダ・N-BOXは、2022年間新車販売台数軽四輪車No.1となっており、2015年から2022年まで国内軽自動車新規届出台数第一位を8年連続で獲得している、人気の軽スーパーハイトワゴンです。その人気の要因は、最新の高い安全性能技術と、広い室内空間、乗り回しのしやすさです。子育て中のママからの評価も高く、マザーズセレクション大賞も2年連続で受賞しているN-BOXは、もちろんリセールバリューも高くなっています。
こちらでは、そんなN-BOXのリセールバリューがどれくらいなのかや、N-BOXのリセールバリューが高い理由、N-BOXをより高値で売却する方法などについて詳しく解説していきます。N-BOXの売却をお考えの方はもちろん、N-BOXの購入をご検討の方もぜひ参考にしてみてください。
目次
N-BOXのリセールバリューはどれくらい?
まずは、N-BOXのリセールバリューがどれくらいなのか、実際の数字を見ていきましょう。
リセールバリューって何?
リセールバリューとは、新車を購入して年数が経ってから再度販売する時の中古車市場での価値を現しています。リセールバリューが高いということは、新車購入後に再度中古車として再販する時も価値が下がりにくいため、中古車販売でも高く売れるという意味をもっています。
中古車市場での相場は、株価における株式の需給関係と同じく、市場の需要と供給のバランスによって変動し、中古車市場での需要が高い車で、かつ流通台数が少ない車はリセールバリューが高くなります。
一般的な国産車のリセールバリューというと、新車購入から3年経過・走行距離3万キロ以内で40~55%程度あると言われています。車体価格が普通乗用車と比べると低い軽自動車の場合、この数字よりも平均のリセールバリューが低くなりやすい傾向にあります。しかし需要が高く、年数が経過してもリセールバリューが高い車であれば、乗り換えの際に売却を考えるときも、下取りや買取で高く売ることができますので、乗り換える車の購入資金に充当することができます。
N-BOXのリセールバリュー
中古車のリセールバリューは年式によって大きく異なります。年式によってN-BOXのリセールバリューはどれくらい変わるのかを見れ行きましょう。なお、リセールバリューは年式だけでなく、グレードやボディカラーなどによっても異なりますが、下記の表は全グレード・全ボディカラーの平均値となっています。
年式 リセールバリュー
当年車(令和4年式) 94%
3年落ち(令和1年式) 70%
5年落ち(平成29年式) 60%
7年落ち(平成27年式) 37%
10年落ち(平成24年式) 21%
N-BOXは3年落ちで約70%、5年落ちでも約60%とリセールバリューが非常に高くなっています。
N-BOXカスタムのリセールバリュー
N-BOXには、内外装のデザインや機能、価格がN-BOXのワンランク上に設定されたN-BOXカスタムが存在します。N-BOXカスタムのリセールバリューを見ていきましょう。
年式 リセールバリュー
当年車(令和4年式) 94%
3年落ち(令和1年式) 75%
5年落ち(平成29年式) 64%
7年落ち(平成27年式) 42%
10年落ち(平成24年式) 24%
新車価格は高いものの、N-BOXカスタムはプラズマクラスター技術搭載のエアコンや8スピーカー、14インチアルミホイールタイヤなど標準装備が充実していることから人気が高く、ベースモデルに比べてリセールバリューが高くなっています。
リセールバリューが高いN-BOXとは?
同じ車種、年式、走行距離の車であっても、もともとのグレードやボディカラーによってリセールバリューには差が出ます。リセールバリューが高いため、買取査定時にも高く売れるN-BOXについてご紹介します。
リセールバリューが高いため高く売れるグレード
N-BOXの高く売れるグレードは、装備のコストパフォーマンスの高さと燃費の良さが人気の「N-BOX L」または「N-BOX CustumL」です。また、初期購入費用は高くなるものの、「N-BOX L・ターボ」や「N-BOX Custom L・ターボ」になると、さらに新車購入後5年経過時のリセールバリューが高く維持できています。
駆動方式は、FFと4WDを比べると、4WDは走行性能が上がるものの初期費用が高くなります。しかし、4WDは中古車市場での流通数が減少するためリセールバリューは高い傾向です。リセール時の損失割合で考えると初期費用の分、損失額が高くなり、マイナス面を感じるかもしれません。雪道や路面凍結などがある地域など、必要な地域性のある道路環境でなければ、FF(2WD)を選ぶと良いでしょう。
前述のグレードは中古車市場での需要が高く、特にターボグレードはリアドアのパワースライドドアが左右標準装備、前席用i-サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグシステムも標準装備になるなど、充実した装備がついていて、リセールバリューが高くなっています。中古車として売却するときも高い買取査定額がつきやすい高く売れるグレードといえるでしょう。
リセールバリューが高いため高く売れるボディカラー
N-BOXのリセールバリューが高いボディカラーは、「プラチナホワイトパール」、「クリスタルブラックパール」です。プラチナホワイトパールはボディカラーのオプション料金として33,000円(税込)高くなります。ホワイトやブラックといった定番のボディカラーは、中古車販売側として次の買い手を選ばないため市場での需要が高く、リセールバリューも高い傾向にあります。プラチナホワイトパールは、オプション料金がかかるものの、パール加工により高級感、汚れが目立ちにくく、3段階塗装による耐久性のアップといったプラス要素があります。
N-BOXのコーディネートスタイルというグレードを選ぶと、ツートンカラーの設定がありますが、上位グレードになるため購入時の価格が高くなります。ツートンカラーは、中古車市場では次の買い手を選ぶことになるため、リセールバリューがモノトーンよりも低くなりやすく、損失割合が高くなる可能性があります。リセールバリューも考えての購入であれば定番色のモノトーンカラーをおすすめします。
リセールバリューが高いため高く売れるオプション
N-BOXでは、下記のメーカーオプションまたはディーラーオプションが付いている場合、査定時にプラス評価につながりやすいです。また、純正オプションパーツを装着したコンプリートカーの「モデューロX」は、流通数が少ないこともあり、リセールバリューが高くなっています。
- リアドアパワースライドドア
- 純正ナビ
- バックカメラ
N-BOXを高値で売るコツ
リセールバリューが高いN-BOXを、中古車買取で売却する時に、より高く売るためのコツをこちらでご紹介します。
人気車種は複数社で買取査定を受けると査定額UP
N-BOXは軽四輪車新車販売台数において、8年連続でNo.1を獲得している人気車種です。新車でももちろん人気があるため、現在は新車の購入を申し込みしてから納車まで約5~8か月待ちとなっています。そのため、中古車市場での需要はさらに高くなっており、高値での買取価格を期待することができます。特に人気車種のN-BOXの場合、買取業者はできるだけ仕入れたいと考えていますので、買取査定の依頼は1社だけにとどまらず、複数社へ依頼して相見積をとり、競りを誘発することでより高い査定額の提示を狙うようにしましょう。
車検の残り期間がある間に売却する
N-BOXを高値で売るのであれば、車検の期間が残っている間に売れるように査定などをすすめていくと良いでしょう。中古車販売店では、すぐに乗り出しができる車ほど次の買い手がつきやすくなっています。次の買い手が多い車であれば在庫リスクもないため、買取査定価格は高くなります。
ここで、気を付けておきたいポイントは、N-BOXの売却とともに次の車への乗り換えを考えているなら、売却には次の車の納車時期が関わってきます。現在は、海外情勢や慢性的な半導体不足など様々な影響により、部品入荷や物流の遅延が発生しているため、新車購入を申し込みしても納車がすぐに可能とは限りません。中古車売却をして、次の乗り換え車両がないとなると空車期間ができてしまうのです。乗り換えをどのタイミングで行うか、車検のどの時期まで乗り続けるかなど、予めスケジュールを組んで売却をすることで最も高い価格でN-BOXを売却できるでしょう。
まとめ
ホンダのN-BOXは、軽自動車新車販売台数No.1を獲得している人気車種です。人気車種は流通数が多いため、需要に対して供給量は不足していないと思われるかもしれません。しかし、新車納期が遅れていることや、中古車市場で軽自動車の購入を考えるユーザーが多いことから、供給量は決して足りているとはいえず、リセールバリューは高い状態を維持し続けています。
N-BOXを今後購入予定がある方で、3年~5年といったリセールバリューが高い時期に乗り換えを前提に購入するのであれば、リセールバリューが高いグレードやボディカラーを選ぶことで、次回乗り換えの際も高くN-BOXを売却し、次の車の購入資金に充てることができます。購入時と売却時には、ぜひこちらの記事を参考にご覧いただければ幸いです。
ポイント
カーネクストは海外に輸出ルートを持つ業者への販路を多数保有しており、N-BOXが高く売れる販路をすぐに探すことができるため、N-BOXの高価買取を実現しています。また、カーネクストには実車査定がなく、査定から契約までの全てが電話で完結するため、忙しい方でも利用していただきやすいのが特徴です。買取時の面倒な書類手続きなども全て無料で代行いたしますので、お気軽にカーネクストまでご相談ください。