- 車種別買取相場 -
ポルシェの歴史やポルシェ車の中古車買取の特徴、高値が付きやすいポルシェ車など、ポルシェの中古車買取情報をご紹介します。
高級スポーツカーやレーシングカーを開発・製造しているドイツの自動車メーカー、ポルシェは、同じくドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲングループの傘下に入っています。
ポルシェはRR方式の採用や水平対向エンジンの搭載など、他のメーカーとは一線を画す独自の技術を確立しています。ポルシェの技術力の高さは、世界中の自動車メーカーが様々な分野でポルシェに技術開発を依頼するほどで、ポルシェは世界中の自動車開発をリードしている自動車メーカーと言えます。近年は水冷エンジンを搭載することで運転性能がさらに向上し、速さだけでなく安全性や安定性などを備えた総合力の高さもポルシェの大きな魅力です。
独特のメカニズムや性能の高さ、流麗なスタイリングで高級スポーツカーメーカーとしての地位を確立し、世界中に数多くのファンを持つポルシェですが、近年は純粋なスポーツカーに限らず、高級SUVの「カイエン」や4ドアラグジュアリーセダンの「パナメーラ」など、幅広い車種の展開にも積極的です。また、ダウンサイジングエンジンの世界的な風潮に合わせて新機構なども導入し、スポーツカーメーカーとしてさらなる進化を遂げています。
ポルシェは1947年、フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)の設計で有名なフェルディナント・ポルシェの息子、フェリーらが中心となり、スポーツカーとレーシングカーの開発を手がける会社として設立しました。1948年にはミッドシップエンジンの356が完成し、1950年にはリアエンジンの356の生産を本格的に開始、その後様々なスポーツカーを発表していくようになりました。
レーシングカーも製造しているポルシェはモータースポーツにも積極的で、F1 やル・マン24時間レース、ダカールラリーなどのスプリントレースや耐久レースに参加し、数々の輝かしい功績を残してきました。
現在は少数派の駆動方式である、リアエンジン・リアドライブ・水平対向エンジンをリアエンドに配置したスポーツカー「ポルシェ911」はポルシェの代名詞とも言われており、日本でも長年愛されるロングセラーとなっています。
日本でもポルシェに憧れる人は多く、高い人気を誇っているため、ポルシェ車は全体的に中古車買取価格が高いまま推移しています。また、新車価格が高額であることから中古車での購入を検討する人も多く、中古車市場での需要が高いことも、買取価格が高くなる要因の一つです。リセールバリューが高いため、ポルシェオーナーは車検前に買取に出し、新しいポルシェ車に乗り換えることも多いです。
ポルシェ独特の買取傾向としては、低年式であっても高値が付きやすいというものが挙げられます。特にポルシェの代表車種である911は、1998年に996型水冷エンジンになりましたが、それ以前の空冷式を好むファンも多く、最後の空冷エンジン搭載となった993型は、20年落ちであってもコンディションがよければ高値で買い取ってもらことができます。また、車種や走行距離が同じ場合、左ハンドルであれば海外に輸出できるため、右ハンドルよりも左ハンドルの方が高値が付きやすくなっています。
ポルシェ車の中でも「911 タイプ993」は、20年以上前の年式であるにもかかわらず、最後の空冷エンジンを搭載したプレミアムな車として、中古車買取価格がかなり高値のまま安定しています。
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